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第37話
柳田に助けられた愛斗ですが、ここから2人の関係は急展開を!?
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嬉しいけれど、守られてばかりなのは男として嫌だ。
「お、俺だって…お前を守るよ!」
「どうやって?」
咄嗟(とっさ)に言ったことで、思わず答えに窮(きゅう)する。
「それは…お前を見守って、一人にしないとか…」
愛斗が顔を真っ赤にしながら呟くと、柳田がふっと笑みを浮かべた。
「それは心強いな。ありがとう」
「嘘吐け…」
「そんなことないさ。もう我慢できない…俺は、君が欲しくて欲しくてたまらない…」
熱を孕んだ目で言うと、柳田が愛斗をソファーに押し倒してきたではないか。
「うわっ!何するんだよ!」
「いい眺めだな。君をこうして見下ろしてみたかったんだ」
自分を見下ろしてくる男は、そこまで切羽詰まっていたということか…。
しかし、愛斗には急すぎるし心の準備ができていない。
「せっ、狭いだろ?ここ。それに、俺まだ…」
「じゃあ、こうするしかないな」
柳田は、ひょいと愛斗の身体を両腕で持ち上げた。
愛斗だってそんなに体重が軽いわけではないのに、どうしてこんなに易々と持ち上げるのだろうか。
「寝室はこっちだったな?」
前にも来たことがあるからか、“勝手知ったる”といった風に、問答無用で愛斗を運ぼうとする。
「おい!どこに連れてくつもりだ!」
嫌というわけではないが、慌てた愛斗はジタバタした。
「言っただろう。俺はもう我慢できないと」
「お、降ろせ!」
男なのにお姫様抱っこをされているのが恥ずかしかったのだ。
「嫌だ」
それだけ言うと、柳田はスタスタと愛斗の個室の前まで歩いていく。
「入るぞ」
愛斗のプライベートな空間なので、一応は気を使っているらしい。
「い、いいけど…」
愛斗の了承を得ると、バンとドアを開けて柳田は部屋に足を踏み入れた。
そしてベッドを見つけると、愛斗をそこに降ろして寝かせる。
これから始まることを考え、愛斗の心臓は激しく鼓動した。
「柳田…」
「雄志と呼んでくれ」
「雄志さん…」
ドキドキしながら呼ぶと、柳田が笑顔を見せた。
その笑顔に魅了されて、愛斗は目を離せなくなる。
「君に名前を呼ばれると心地いいな」
「別に、大したことないだろ?」
「いや…柳田と呼んでくれるのもいいが、名前で呼んで欲しかったんだ」
「へ、へぇ…。そんなもんか?」
今は、ベッドに横たわる愛斗に跨った形で柳田が見下ろしている状態だ。
この状況に、愛斗の心臓は耐えられそうにない。
「あぁ。ところで…そろそろ、いいか?」
「へ!?」
「もう我慢できないって言っただろう?だからここに運んできたんだ」
目をキラリと光らせると、柳田は顔を近付けてきた。
「なぁ。明日も仕事なんだけど」
「そうだな…。でも今はこっちが大事だから」
柳田の発言に、愛斗は思わず笑ってしまう。
「真面目なマネージャーがそんなこと言っていいのか?」
「他のスタッフたちも優秀だし、大丈夫だよ」
「も、もし明日、俺が使い物にならなくなったらどうすんだよ!?」
明日、厨房でフライパンが振れなくなってしまっては大変だ。
「そうなったら悪い。もう止められないんだよ」
普段は責任感の塊のような男なのに、今は愛斗しか見えていないらしい。
「愛してる…」
そう言いながら、柳田は愛斗の頬や唇などにキスを落としていく。
「うん…。俺も…」
ずっと密かに想い続けてきた相手とこうなれたことが、まだ信じられないようだ。
『ヤバい…俺ももう、止まれない…この際、どうなってもいいや…』
「さぁ、もう話はこれくらいにしよう。甘い顔してさ、俺に喰われる覚悟はあるか?」
情欲に満ちた目で見つめられて、『甘い顔って何だよ』と思いながらも愛斗は真っ赤な顔で一度頷いた。
「これまで君にしたかったことを、してやる。腹をくくれよ?」
「いいよ…早く来て…」
情熱的ながらも優しく、柳田に蕩かされていく愛斗だった。
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読んでいただきありがとうございましたm(__)m
ついに想いが繋がった愛斗と柳田。
さて、これからは良い方向へと向かっていくのか!?
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