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第39話
柳田と愛し合うことができた愛斗はどんな朝を迎えるのか!?
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翌朝、愛斗はスマホのアラームが鳴る前に目が覚めた。
昨夜は思う存分に愛し合ったので、寝るのも遅くなった。
それなのに早く目覚めてしまい、寝不足気味だ。
身体は重怠いし起きるのも面倒なのに、心は満たされていた。
隣に、大好きな柳田がいるから。
彼の寝顔を見ると、とても幸せな気分になる。
柳田の寝顔を、世界でたった一人自分だけが見られているのだ。
『こんな幸せな朝はないな』
愛斗はその幸せ気分を存分に噛みしめた。
柳田を泊めたり彼の部屋に行ったこともあったが、二人は恋人同士になりその時とは状況が違うのだから。
すると突然スマホのアラームが鳴り、慌てて愛斗はそれを止めた。
アラーム音で柳田が起きてしまうかと思ったが、彼は幸せそうな寝顔を見せている。
満たされた気分のまま、愛斗は起き上がり身支度を開始した。
彼と一緒に暮らしたら、きっとこれが日常になるのだろうか…。
そんな妄想をしながらも、身支度を終えて朝食づくりをする。
「そうだ。お前さ、俺のこといつから好きだったわけ?」
柳田を起こして一緒に朝食を食べている時に、愛斗はそれとなく彼に尋ねた。
「昔、黒崎さんに紹介されて一緒に食事をしたのを覚えてる?」
「あー、そうだったな。あれがお前との初対面だったな」
「あぁ。初めて会った時からお前に惹かれていた」
「え!?マジかよ…」
7年ほど前、とあるレストランでスーシェフをしていた愛斗は、そろそろ独立したいと考えていた。
その頃の柳田は、ホールの仕事をしていたレストランを辞めた後だった。
そのことは、愛斗も本人から聞いて知っている。
「君に一目惚れしたんだ。あの時…」
「…お、俺も…あの時からお前のこと気になってた…」
自分で作った朝食を食べながら、愛斗は顔を赤くした。
まさか、お互いに一目惚れをしていたなんて知らなかった。
「それじゃ…お互いに、長いこと片思いしてたというわけか?」
柳田も驚いた様子だ。
「随分と…時間がかかっちまったな…」
呟きつつ、愛斗はハムを口に運ぶ。
初対面を果たした後の愛斗たちは、国内最大の料理コンテストで奇遇にも再会。
「あのコンテストで再会したのを覚えてる?」
「うん。ちょっとだけ話したよな?」
「実はあのコンテスト、きっと君が出場するだろうと思ったから行ったんだ」
「え?」
「人から君が優秀だって聞いてたし、君が出るって教えてもらったからさ」
柳田と再会した時のことは覚えているが、まさか自分に会うために来ていたとは知らなかった。
この時に愛斗は準優勝となったが、柳田は心に決めたことがあったのだ。
「それでその何日か後に店に来てさ、俺と一緒に国内一のシェフを目指さないかって誘ってきたんだったな」
「君の才能に惚れ込んだというのも本当だけど、あまりに君が可愛くて俺のものにしたいって思ったんだ」
朝食を食べながら、柳田は臆面もなく言う。
「な、何言ってるんだよ…。それに男に可愛いって何だよ」
男なら、可愛いなんて言葉よりもカッコいいと言われたいものだ。
顔を赤くして愛斗が抗議すると、柳田は笑顔を見せた。
「だって、しょうがないだろ?君は可愛いんだから」
「ほら、バカなこと言ってないで…さっさと食べて店行くぞ」
そう言った愛斗だったが、表情は笑顔だった。
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読んでいただきありがとうございましたm(__)m
結ばれた翌朝の愛斗は、ドキドキして仕方なかったのでしょう!
お互いに出会った頃から想い続けてきたことも判明。
さぁ、2人はこれからどうなっていくか!?
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