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◾️第9章 国立魔法省に受かったら、俺の全部をください

試験まであと一ヶ月を切っていた。 個人指導室。 いつもの椅子に座らされた俺は、透の指がうなじに触れるのを待つ間、胸の奥が痛いほどざわついていた。 「……先生」 「今日は深めにやる。集中しろ」 透の指が触れた瞬間、俺は意を決して口を開いた。 「先生。……国立魔法省に受かったら、俺の全部をください」 透の指が、ぴたりと止まった。 俺は震える声で続けた。 「体も、心も、魔力も……全部、先生のものにしていい。俺を、先生の専用にしてください。……好きに壊しても、いいです」 言葉を吐き出した瞬間、顔が熱くなった。 でも、止まらなかった。 「今まで我慢してきた分、全部……先生に捧げます。だから、お願いです」 透は長い沈黙の後、静かに指を離した。 「……断る」 短く、冷たい拒絶だった。 「え……」 胸が大きく裂けるような痛みが走った。 「なぜ……? 俺、頑張ってるのに……先生のために……」 声が掠れる。 透は眼鏡の奥で俺を冷たく見据え、淡々と答えた。 「まだ早い。お前はまだ生徒だ。俺のものになる資格などない」 「……そんな……」 俺は椅子から立ち上がり、透に詰め寄った。 涙が溢れて止まらない。 「先生……せめて今だけでも……俺を壊してください。先生の魔力で、奥までめちゃくちゃにして……触れられなくなる前に、お願いですから……」 透は俺の両肩を掴み、壁に押し付けた。 「七瀬。お前は今、自分で破滅に向かっている自覚があるのか?」 「……わかってます。わかってるのに……止められないんです」 目が熱くなる。 透の指が再びうなじに深く沈み、荒々しく魔力を流し込んできた。 「あっ……! んああ……っ!」 熱い魔力が一気に内側を這い回り、敏感な箇所をねっとりと抉る。 とろとろに蕩ける蜜穴のような感覚が、腰の奥まで一気に広がった。 「先生……っ、もっと……奥まで、入れて……!」 「欲をここまで剥き出しにするとは……本当に惨めで、醜いな、七瀬」 透の冷たい言葉責めが胸を抉る。 それでも、快感が止まらない。 透の指がうなじを強く揉みしだきながら、魔力をさらに深く注ぎ込んでくる。 内側が激しく収縮し、蜜のような甘い疼きが止まらなくなる。 「はぁ……っ、あんんっ! 先生……すごい……奥が、熱くて……とろとろに溶かされてる……っ」 「こんなに蜜を溢れさせて……本当に淫乱だ。お前は俺に壊されたくて仕方ないのか?」 「はい……っ、壊されたい……先生に、めちゃくちゃに犯されたい……!」 俺は腰をくねらせながら、涙を流して懇願した。 透の魔力が最奥を執拗に震わせ、俺を絶頂の寸前まで追い上げていく。 「あっ……あぁぁっ! いきそう……先生、いっちゃいそう……!」 「我慢しろ」 その瞬間、魔力の流れがぴたりと止まった。 「んああぁっ……! やぁ……っ、また……止めるなんて……ひどい……!」 体が激しく痙攣し、満たされない熱で蜜穴が空しく締め付ける。 腰が勝手に動いて、透の指を求めてしまう。 「先生……お願い……もう少しだけでいいから……壊して……」 理性が「もうやめろ」と叫んでいるのに、体は透を求めて疼き続ける。 透は俺の乱れた顔を冷たく見下ろしながらも、瞳の奥に獣のような熱を宿していた。 「我儘で、重い生徒だ」 再び魔力が流れ込み、今度はより深く、ねっとりと内側を掻き回される。 「あんんっ……! あぁ……っ、すごい……奥が、先生の形に……刻まれてる……!」 何度も、何度も限界まで追い上げられ、寸止めされる。 「っ……あっ、あんっ……先生……お願いします……俺を、先生のものに……全部、差し出しますから……」 俺は泣きながら、何度も懇願を繰り返した。 惨めで、情けなくて、頭では自分が最低だとわかっている。 それでも、透の前では止まらなかった。 指導が終わった後、俺はぐったりと椅子に座り込み、荒い息を繰り返していた。 透は俺の頭に軽く手を置き、静かに言った。 「試験に集中しろ。それが、お前のためだ」 その言葉すら、今の俺には残酷に響いた。 **** その夜、俺はベッドの中で透の拒絶の言葉を何度も反芻した。 (選ばれないと……意味がない) それでも、胸の奥では猛烈に透を欲しがる自分がいる。 自己否定と執着が交互に襲ってくる中、俺は静かに目を閉じた。 壊れる寸前。 理性が残っているからこそ、余計に苦しい。 でも、もう後戻りはできなかった。 俺の恋は、完全に「依存」に変わっていた。

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