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返事を待っている間にも、熱を持った下半身がじんじんと疼いている。けれど、頭は冷静だ。大丈夫。自分は待てる男だ。
両思いとわかり、一つのベッドで寝るようになってからは、結月が眠るのを待って、トイレで抜くという手段も使うようになっていた。一人でトイレでなんて……と、付き合う前は思っていたけれど、自分の性欲を自分で制御することは、本来、恥ずかしいことでもなんでもない。むしろ、理性ある人間だからこそ取れる合理的選択だと今は思っている。
それはもちろん、互いに求め合い、満たし合える相手がいれば、それに越したことはないだろうけれど……。
「電気……やっぱり、消す……。明るいと、なんか……」
「おう。じゃ、消しとこう」
まさかの続行宣言だったことに驚きつつ、晃大は素早くリモコンを操作して、部屋の明かりを常夜灯に切り替えた。
時刻は午後七時前。晃大のバイトが九時からだから、猶予はあと一時間半程度だ。正直、もっと余裕のあるときに始めたかったが、この際仕方あるまい。長引きそうなら、その時点でバイト仲間に連絡してシフトを変わってもらおう。もし最後までやるなら、終わったあとも一晩中そばにいさせてほしい。初エッチを終えた恋人をほっぽって仕事に行くなんて、社会人以前に男失格だ。
「続けよっか」
囁いて、キスを再開した。電気を消したということは、恐らく、服を脱ぐことも想定しているのだろう。ウエストや背中をなぞる動きとともに、さりげなく服をたくし上げてゆき、すぽっと頭から抜き取った。
「っ――」
恥ずかしいと思わせる隙もなく、顔を寄せ、乳首にキスをする。ビクンと、結月の肩が跳ねる。
……これだ。このほくろだ。二ヶ月前の停電の日、事故的に目撃してしまって以降、悶々と晃大を苦悩させ続けていた魅惑のほくろが、今、ここに……!
常夜灯が照らす薄明かりの中、晃大は夢中で結月の乳首を舐めながら、目を凝らしてほくろを観察した。
――よく見たら、ちょっとハートっぽいし。
薄くて小さくて、なんて可愛らしいんだろう。こんな可愛いほくろが、こんな可愛い位置についているなんて反則だ。これよりあと一ミリ下にずれていても、上にずれていてもだめなのだ。この位置、この色、この形、このサイズ――。これより可愛いほくろなんて、きっとこの世に存在しない。
「ちょ、こうた……っ。や……っ。そこ、ばっか……っ、舐めんな……っ」
「んー、じゃあ、こっちも」
ご要望に応え、反対側の乳首をくにっと親指で押し込んだ。
「やっ、あっ!」
またビクンと結月の肩が跳ねる。感じているというよりかはびっくりしているような反応だが、それがまた、初々しくて可愛い。
「んっ、ん……っ」
吸って、揉んで、摘まんで、弾いて……。いろんな刺激を加えているうちに、少しずつ、結月の反応にも変化が見え始める。ただ驚いているだけではなく、腰の辺りを起点に体が揺れ始めている。
――一番好きそうなのは、これかな。
乳輪ごと口に含んで吸い付くと、跳びはねるように腰が揺れた。
「っ、も……やだ……っ! 俺、ばっか……っ」
涙目で訴えた結月の頭をぽんぽんと撫でて、一度、乳首への刺激を中断した。
「ん、じゃあ、俺も脱ぐ」
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