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――あれ……?
くに、くにと窄まりを指の腹で押してみて、晃大はふっと眉を寄せた。
「……結月、今、めっちゃ力入れてる? ここ、触られたくなかった?」
「っ、入れて、な……っ。嫌ならっ、蹴り飛ばしてる……っ」
「ああ……そっか」
嫌でないという確認が取れたのは一安心だが……これは少し、困ったことになった。というのも、小柄な体格も相まってか、窄まりそのものが思った以上に小さい。そしてまた、表面を撫でているだけでもわかるレベルにきつく閉ざされている。
――いやでも、ローション使えばなんとか……。
いやいやそれ以前にと、晃大は我に返った。
「続けて大丈夫? ほんとに後悔しない?」
「っ、しつこい! 嫌なら蹴り飛ばしてるって言ってるだろ!」
さすが、猪突猛進。
「わかった。じゃあ――」
用意するから待っててと、晃大は一度ベッドから降りた。デスクの引き出しを開け、中からパウチ包装のローションとコンドームを取り出す。ローションはホテルに備え付けられているようなコスパ重視のものではなく、いろいろ試してきて一番女の子から評判がよかったものをストックしていた。XLサイズのコンドームとセットで。
「え、えらく準備がいいんだな」
ベッドに戻った晃大の手元を見て、結月が言った。その言葉に込められた不満が理解できないほど、晃大も鈍感ではない。
「けどこれ、もう全部おまえのもんだから」
「う、嬉しくない……!」
「じゃあ今度、おまえ好みのゴムとローション探しにいこ」
「一人で行って買ってこい!」
「はいはい」
顔を赤くして怒る結月の額にキスをして、ローションの封を切った。その瞬間、結月の顔に緊張が走ったのを晃大は見逃さなかった。
「安心しろよ。後悔なんかさせないから」
結月が望むというのなら、こちらも本気でいかせてもらう。なんだかんだ言って、セックスの腕には自信があるのだ。やるからには必ず感じさせてみせる。
「じゃ、触るぞ」
手のひらで人肌まで温めたローションを、そっと窄まりに当てた。
「んっ」
「力抜いて。マッサージだと思って」
言葉通り、晃大はマッサージでもしているかのような手つきで窄まりの筋肉をほぐした。物理的にはこれで少しずつでも柔らかくなってくれるはずだが、同時進行で、結月の心もほぐしてやらなければならない。
「ここ、とんとんってするの気持ちいい?」
耳元で問いながら、とんとんと指の腹で窄まりを押した。すると、
「ひゃっ、あっ」
返事の代わりに、結月はぶるりと身震いをした。
「ん、わかった。じゃあ、これは? とんとんとどっちが好き?」
とんとんをやめて、くるくると円を描くように窄まりを指の腹でなぞる。するとまた、
「あっ、あっ」
言葉ではなく、結月は反応で示してくれた。
「そっか。どっちも好きか。じゃあ、これは――」
ほんの少し、窄まりが柔らかくなったのを確認して、ぐっと中指に力を込めた。
「んっ!」
声とともに、緩みかけていた窄まりにぎゅっと力がこもる。指一本くらいならと思ったが、まだ体が緊張しているみたいだ。
「結月、リラックス。ゆっくり息吸って……」
「う……」
「そう、上手。じゃあ、今度はゆっくり吐いて……」
吐くタイミングで力が抜けることを見越して、もう一度ぐっと指先に力を込める。
「んんっ!」
直前まで緩んでいたはずの窄まりが、ほんのわずかでも指先を挿入しようとするなり、またものすごい速度できつく閉ざされてしまった。
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