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#16 ミンチン♡アーメンガード 濡れ場あり 快感耐久チキンレース
パチパチと薪がはぜる音が、豪奢なミンチンの寝室に静かに響いている。外は身を切るような寒風が吹き荒れているが、赤々と燃える暖炉の火に照らされたこの部屋は、嘘のように暖かかった。
ついさっきまで馬小屋の前で絶望に泣き崩れていたアーメンガードは、今はすっかり落ち着きを取り戻し、毛布にくるまりながらミンチンの傍らに寄り添っていた。
そこに暴力的な支配はない。ミンチンはただひたすらに優しく、傷ついた少年の心の隙間を甘い言葉と体温で埋めていく。
「少し、気分を変えてみるか?」
ミンチンはサイドテーブルから小さな小瓶を取り出し、中から赤い錠剤を一つだけ手のひらに転がした。それは、つい先ほどセーラを理性のない獣に堕としたあの薬だった。
アーメンガードが肩をビクッと揺らして戸惑うと、ミンチンは優しく微笑んだ。
「心配するな。セーラには何錠も大量に飲ませたが、一錠くらいならどうということもない。ちょっとしたスパイスさ」
そう言って、ミンチンは一錠だけアーメンガードに差し出す。
アーメンガードは恐る恐るそれを受け取り、口に含んだ。ごくりと喉を鳴らして飲み込むが、すぐには体に変化はない。
「……とくに何も変わらないかも」
「だろ?」
ミンチンが目を細めて笑う。しかし、安心したのも束の間だった。気づけば、アーメンガードは自らミンチンの腕の中にすっぽりと収まり、その広い胸にすり寄っていた。実はたった一錠でも、免疫のないΩの体を狂わせるには十分すぎる劇薬だったのだ。薬の作用と暖炉の心地よい熱が相まって、心の奥底からじんわりとした熱が広がっていく。
「……なんだか、効いてきたかも……」
「そうかい?」
「どうしよう…………」
——ずちゅ❤︎*
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ・」
甘い声が弾け、アーメンガードはされるがままに快感の波に呑まれていった。
♡
激しい熱波が通り過ぎた後のベッドには、凪のような心地よい静寂が横たわっていた。
力の抜けた身体をミンチンの広い胸にすっぽりと預け、アーメンガードは甘い余韻の中で微睡んでいる。荒ぶる本能が満たされ、理性が静かに舞い戻る時——冷ややかで静謐な、賢者の刻 が訪れた。
「……一つ、面白いゲームをしようか」
すっかり上機嫌になっているアーメンガードにミンチンが提案したのは、己の限界を試す『チキンレース』。
その取り決めは、冷酷なまでに単純明快だった。
【遊戯規則:快感耐久チキンレース】
一、先攻は、自らが耐えうる「数」を宣言すること。
二、宣言された数を数える間、責め手はいかなる愛撫をも許される。
三、受け手はギブアップ、または絶頂に達したら敗北とする。
四、攻守交替。その際、後攻は前より大きい数を宣言する。
「俺、そういうの強いかも」
薬の熱に浮かされ、すっかり気が大きくなっているアーメンガードは、くすくすと笑いながら身を乗り出した。
「じゃあ、最初は私が責めよう。いくつにする?」
「100」
「おいおい、ずいぶんと強気だな。いきなりそんなに我慢できるのか?」
「100くらい全然いけますよ。……ところで、カウントはどっちがするんですか?」
「受ける側がするんだよ」
ミンチンがニヤリと笑い、その指先がアーメンガードの敏感な肌をなぞり始めた。
……①。……②。……③
意気揚々と数え始めたアーメンガードだったが、百戦錬磨のミンチンの絶妙な愛撫の前に、その声はすぐに甘い喘ぎへと変わった。
「っ…ん///」
…よ////
—— ④っ…
「あっ…///」
あっ…… ゴ
… …⑤ ///
ら
ら
—— ろ
—— ⑥
—— な
—— ⑦
——ハァ
——ハァ
—— ❽
—— ❾ ✨
「イッちゃ……/////
・
・
・
・
⚡️
➓う…/////」
⚡️ ⚡️ ⚡️ ⚡️ ⚡️ ⚡️
……/////
・
・
・
・
「ハァ… … … ハァ… … …、もう♡」
荒い息をつきながら、アーメンガードは力なくミンチンの胸元に沈み込んだ。全身を貫いた熱の余韻に、指先一つ動かす気力すら残っていない。
「ふん、強気なことを言った割には、案外早かったな」
ミンチンは可笑しそうに喉を鳴らすと、アーメンガードの濡れた前髪を優しくかき上げた。
「交代。……次は、私のを……」
「えっ……。俺の番?」
意外な提案に、アーメンガードは微かに目を見開いた。
「そういうゲームさ、さあ、数は……お前が決めていいよ」
「……じゃあ、100。さっきの仕返!。100、数えられるかな!?」
アーメンガードはまだ震える手で、ミンチン肌に触れた。薬の熱が後押しし、今度は自分がこの絶対的な支配者を狂わせてやりたいという、幼い独占欲が芽生える。
「いいだろう」
ミンチンは余裕の笑みを崩さず、目を閉じた。
アーメンガードは拙いながらも、ついさっき覚えたことをなぞるように、奉仕する。
……①。……②。……③
ミンチンの声は、驚くほど冷静だった。アーメンガードがどれほど激しく求めても、そのカウントが乱れることはない。
……④。……⑤
だが、徐々にミンチンの吐息が熱を帯び、言葉の端々に湿り気が混じり始める。
……⑥。……⑦
アーメンガードは夢中で縋り付いた。このまま100までいかせない。自分と同じように、途中で屈服させてやりたい。その一心で、
……❽。……❾。
そして、運命の数字が告げられ……… … …
……❾。……❾。……❾。
ミンチンの両脚が限界までピンと一直線に突っ張る。
——こす…
——こす…
——こす…
——こす…
足ピン!
……➓。✨
10を数え切った瞬間、ミンチンの身体が大きく跳ねた。力強くアーメンガードを抱き寄せ、そのまま静かに熱い吐息を漏らす。部屋を支配していた狂熱が、一瞬にして凪のような静寂へと塗り替えられた。
つ「うう…/////」
「ん」
♡
「……同じだったな」
しばらくの後、賢者の刻 を迎えたミンチンが、穏やかな声で呟いた。アーメンガードの頭を胸に抱き寄せ、その髪を慈しむように撫でる。
アーメンガードは少しだけ誇らしげに、ミンチンの胸に顔を埋めた。絶対的な存在である歳上の彼と同じ時間を共有できたことが、今の彼には何よりも嬉しかった。
パチパチとはぜる暖炉の火を見つめながら、二人は心地よいピロートークに興じる。ミンチンはアーメンガードの肩に手を回し、内緒話でもするように唇を寄せた。
「ラビニアな」
「……ラビニア?」
アーメンガードはピクリと反応した。
「ああ。あいつ……」
ミンチンは思い出し笑いをするように目を細める。
「カウント❸でな、」
「えっ……あのラビニアが、たったの❸で……?」
「乳首を責めるとな……」
暖炉の火の粉が舞い上がる音に混じって、二人の意地悪な笑い声が、夜の帷をどこまでも甘く、残酷に満たしていった。
つづく
16話グラレコ https://fujossy.jp/fanarts/8129
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俺 は「薄汚い人形 なんて捨てろ」って取り上げようとしただけなんだ。ロッティがムキになって引っ張るから腕がもげて、セーラまで邪魔に入ってくるから、揉み合いになって……っ!
(ガシャン!)
あ……っ。
馬小屋に火がついたのは俺のせいじゃない!俺は悪くない! ムキになって逆らったロッティがいけないんだ!!
次回、A-Little-Prince 第17話。
ちくしょう……全部あいつらのせいだッ!
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