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#36 妊娠検査薬を買うラビニア アーメンガード♡ラビニア 濡れ場あり

放課後の生徒会室。重厚なカーテンが光を遮るその部屋に、アーメンガードの不機嫌な声が響いた。 「ラビニア。昨日の資料室の件、俺が何も知らないと思っているのか?」 革張りの椅子に深く腰掛けたアーメンガードが、目の前で跪くラビニアを冷たく見下ろす。ラビニアの肩が僅かに震えた。 「……申し訳ありません。アーメンガード様。」 「セーラを閉じ込めろと命じたはずだ。それを、一緒に入り込んだ挙句、まともに痛めつけもせず逃がすとはな。お前は俺の『ペット』だろう? 主人の顔に泥を塗って、ただで済むと思っているのか」 アーメンガードが立ち上がり、ラビニアの顎を乱暴に掴み上げた。薬の影響か、その瞳は異様に爛々としており、荒い呼吸がラビニアの頬を打つ。 ラビニアは乱れた息を整えながら、計算高く目を伏せた。今、この男の機嫌を損ねるわけにはいかない。確認しなければならない「最悪の懸念」があるのだ。 「アーメンガード様……。お怒りを鎮めていただくために、一つお願いがあるのです。」 「……何だ」 「もうすぐクリスマスです。その……贈り物を探しに行きたいのです。……街へ出る許可をいただけませんか?」 アーメンガードは眉をひそめたが、ラビニアの媚びるような視線に自尊心をくすぐられたのか、鼻で笑った。 「贈り物だと? フン、殊勝な心がけだな。いいだろう、特別に外出許可を出してやる。俺を失望させるなよ」 ◇ 冬の冷気が立ち込めるロンドンの裏通り。 ラビニアは高級店が並ぶ大通りには目もくれず、薄暗い路地にある薬局へと足早に向かった。 「……これと、これを」 店主に差し出したのは、オメガ専用の『妊娠検査薬』だった。周囲に他の客がいないことを確認し、ラビニアは震える手で代金を支払う。二つの箱を懐に深く隠し、逃げるように学園へと戻った。 学園の個室トイレに駆け込み、ラビニアは一つ目の箱を開けて検査薬を使用した。心臓の鼓動が耳元でうるさいほどに鳴り響く。もし、……あの夜のセーラの子を身籠っていたら。セーラがあの時、α(アルファ)だったら……。 数分後、結果が出た。——陰性。 「……っ、よかった……」 ラビニアはその場にへたり込み、心底から安堵の吐息を漏らした。最悪の事態は免れたのだ。 (もう一つの検査薬は……あとでロッティに渡さなきゃ) ロッティが抱えている不安を、はっきりさせるために。 ◇ その後、適当な店で見繕った美しい包装の小箱を手に、ラビニアは再び生徒会室へと戻った。 「買ってまいりました。アーメンガード様。」 「ほう。見せてみろ」 「ふふ、ダメですよ。これはクリスマスまでのお楽しみです」 ラビニアが艶然と微笑みながら小箱を後ろ手に隠すと、アーメンガードは目を細め、喉の奥で低い声を出した。 ここ最近、アーメンガードは例の薬を切れ間なく呷(あお)っており、常に発情(ヒート)の熱に浮かされている状態だった。四六時中昂りっぱなしの神経が、ラビニアのその焦らすような態度に酷く刺激されたのだ。 アーメンガードはラビニアの腰を強く引き寄せ、そのままソファへ押し倒す。♂ 「あっ…/// だめぇ…/////」 アーメンガードの唇が言葉を紡ぐ。 「ココじゃ、らめぇなのぉ~」 「んッ…/////んッ」 アーメンガードの手が、ラビニアの弱点(乳首)を服の上から摘み上げる。ok 「ほんとに…/// らめぇ…/////」 アーメンガードの手を払い除けるラビニア。 「……やめてくれないなら、嫌いになるぅ」 「…え?」 ラビニアは彼の胸にそっと両手を当てて押し留め、耳元で甘く囁いた。 「ここは学校ですから……。続きは……夜、お部屋で 、ね?」 「可愛いやつめ」 アーメンガードは忌々しそうに舌打ちをしたが、その提案の背徳感に抗えなかったのか、渋々ラビニアの身体を解放した。 ◇ その日の夜の三人部屋。 ロッティは自分のベッドで毛布を頭まですっぽりと被り、息を潜めていた。 消灯時間を過ぎて、部屋は完全な暗闇に包まれている。本来なら静寂だけが支配するはずの空間で、ロッティはどうしても眠りにつくことができなかった。 気にしたくないのに、嫌でも耳に入ってくるのだ。すぐ向こうのベッドから、ひっきりなしに響いてくるアーメンガードとラビニアの生々しい行為の音が。 二人は一応、ルームメイトであるロッティに気遣って声を殺しているつもりなのだろう。しかし、抑えきれずに漏れる粘着質な吐息や、シーツが擦れる音、そして微かな水音が、静まり返った部屋では異様に際立って聞こえてしまう。   ——ぬっ… っ……ぁっ、、 ぁん…  し-! シズカに 押し殺した甘い喘ぎ声と、ベッドが軋むリズミカルな音。 ——ゆさ…  ——ゆさ… それを聞いているうちに、ロッティの身体の奥がじんわりと熱を持ち始めていた。   ——ぬっ…    ——ぬちょっ… 聞きたくないのに、頭の中で二人が絡み合う姿が容易に想像できてしまい、当てられて自分まで淫らな気分にさせられてしまう。下腹部が疼き、無意識のうちにシーツを強く握りしめた。 そして、ふと気づく。 (……あぁ、そうか) かつて、自分がアーメンガードと声を殺して抱き合っていたあの夜も。ラビニアには、これと同じように全てが丸聞こえだったと。 羞恥と、居心地の悪さ。そして、自分のお腹に宿りつつあるかもしれない「秘密」への恐怖。 すべてに耐えきれなくなったロッティは、二人に気づかれないよう、逃げるように静かに部屋を抜け出した——。 つづく 36話グラレコ https://fujossy.jp/fanarts/8165 — アーメンガードとラビニアの生々しい声が響く部屋に、もう耐えられなかった。逃げ出した(ロッティ)を待ってくれていたのは、ベッキーだった。 「もう絶対に逃げないから」って、震える僕の手を、優しく強く握りしめてくれたんだ。だから僕も、覚悟を決めた。ラビニアから押し付けられた、あの『検査薬』を使うって。 小さな窓に結果が出るまでの数分間が、まるで永遠みたいに長く感じたよ。 次回、A-Little-Prince 第37話。 ねえ、ベッキー……どんな結果が出ても、僕のこと守ってくれるって、本当だよね……?

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