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#42 セーラ*ミンチン ——ずぢゅ♡* 濡れ場あり
極寒の屋根裏部屋。
深夜、ベッドの上に、ぽつんと置かれた片腕のもがれたフランス人形、、、エミリー。
セーラはその冷たい陶器の頬をそっと撫でた。
(……ここで待っていてくれ、エミリー)
自分の心と、気高き尊厳。それらをすべてこの部屋に置いていき、ただ「肉体」という生贄だけをあの男に差し出す。あの手紙の返信を、何としても取り戻すために。それが、セーラの無言の決意だった。
重い木のドアを開け、凍てつく暗い廊下へと歩み出す。
その時だった。
「……こんな夜更けに、どこへ行くんだ?」
暗い廊下の角。腕を組み、壁に寄りかかっていたアーメンガードが、忌々しそうにセーラの前に立ち塞がった。これからセーラがどこへ行き、誰に何をされるのか。すべてを察しているかのようだった。
しかし、セーラは怒りも悲しみも見せなかった。ただ、一切の光を通さない空虚な瞳でアーメンガードを見据え、氷のように冷たく告げた。
「……どいてくれ。君には、関係ないだろ」
毒気を抜かれたように立ち尽くすアーメンガードの横を、セーラは通り過ぎる。
その足取りはひどく重かったが、決して引き返そうとはしなかった。
◇
院長室の奥の寝室。
暖炉の火が赤々と燃える豪奢な部屋で、シルクのガウンを羽織ったミンチン院長が優雅に待ち構えていた。部屋に入ってきたセーラは、掠(かす)れた声で、一言だけ尋ねた。
「……手紙は、渡していただけるのですね?」
ミンチンはねっとりと微笑み、満足げに頷いた。
「ああ、約束しよう。……さあ、来なさい」
セーラに一切の抵抗はなかった。ただ、ギュッと固く目を閉じ、冷え切った身体をシーツに沈める。
「……いい子だ」
荒い息遣いと、歪んだ加虐心を満たしていくミンチンの執拗(しつよう)な手捌き。セーラをただ蹂躙(じゅうりん)するだけでなく、その「精神」までも快感で泥に沈め、自分への完璧なおもちゃへ作り替えようとする、悪魔のような愛撫(あいぶ)が始まる。
ゆさ… ゆさ…
静寂の部屋に、布が擦れる音と、甘く抑えきれない声が響く。
——こす…
——こす…
「……っ!!」
ミンチンの指先が、セーラの最も敏感な場所を、容赦なく暴く。
(オレはこんな奴に屈しない……)
しかし、セーラの身体は、意に反して熱を持ち、やがて反応(ボッキ)する。
ゆさ… ゆさ… カポ!
・
・
・
っ
——チュパ… チュパ…
・
・
・
っ「うっ…////」
(ここで、この男で、イってしまったら……。オレは本当に、ただの汚らしい人形になってしまう……! 負けない。 ——オレは負けない……)
——チュパ… チュパ…
・
・
・
つ「うっ…////////」
(ダメ。絶対に……。)
「ふん。可愛いじゃないか、お前」
ゆさ… ゆさ…
——ずぢゅ♡*
一気に最奥まで貫かれ、セーラの身体が弓なりに跳ねる。
「あ”……っ」
淫らな水音が薄暗い寝室に響く。
——ぬちょっ…
——ぬちょっ…
気高さも誇りも、すべてがドロドロに溶けていく。
セーラは唇を噛み切り、血の味が広がる中で、その「疼(うず)き」をダイヤモンドの硬度を持った意志で、力ずくで押さえつけた。絶対に屈しない。絶対に、この男にだけは、僕の心も、身体の奥の真実も、渡してなるものか。
しかし。
⚡️「っ……あ……ぁっ」
・
・
・
⚡️「やめて……っ、もう、やめて……!」
・
・
・
⚡️どうしよう
・
・
・
⚡️「……お願い、もう……っ」
……止めて
許して
・
・
・
「言いなさい」
許して……下さい
「言いなさい。」
「ごめんなさい……許して、下さい……ッ」
「白状しなさい」
——ぬちょっ…
——ぬちょっ…
——ぬちょっ…
——ぬちょっ…
・
・
・
⚡️
—ぬちょっ…ぬちょっ… ぬつちよ✨ … |ぬつちよ《・・・・》✨ |ぬつちよ《・・・・・・・・》✨✨
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 ⚡️⚡️⚡️ ⚡️⚡️⚡️ ⚡️⚡️⚡️
・
・
——ぬちょっ………✨
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 ⚡️⚡️⚡️ ⚡️⚡️⚡️ ⚡️⚡️⚡️
「白状しなさい」
「もう……許して……イってるの……」
「知ってるよ」
・
・
・
——ぬちょっ………✨
⚡️「あ”ぁ”」
*
——ぬちゅうううう……✨
⚡️
・
・
❤︎
目的を果たし、極上の満足感に浸りながらガウンの帯を締めるミンチン。その背後で、シーツを強く握りしめていたセーラが、ゆっくりと身体を起こした。まるで魂の抜けた人形のように空虚な瞳のまま、セーラは自らの脱ぎ捨てた粗末な綿着を手に取った。
「……部屋に戻ってもよろしいですか」
その言葉に、ミンチンは余裕の笑みを浮かべて見下ろした。
「あの薄暗くて寒い部屋に戻りたいのか?……お前が望むなら、朝までこの暖かいベッドにいて、私に抱かれていてもいいんだぞ?」
偽りの安息。甘い悪魔の誘い。
しかし、セーラは無言で首を振り、脱ぎ捨てられた制服を身にまとった。
◇
院長の甘い誘いをはね除け、ふらつく足取りで凍てつく暗い廊下へと出ていくセーラ。
「…………」
扉の外。暗い廊下の隅には、一睡もせずに待ち続けていたアーメンガードが立っていた。しかしセーラは、嫉妬に狂うアーメンガードを一瞥もせず、ただの幽鬼のように暗闇の奥へと消えていく。
セーラと入れ替わるように、アーメンガードはすがりつくような思いで、ミンチンの寝室の扉を開けた。自分から歩み寄れば、今度こそ院長は自分を優しく抱きしめ、愛してくれるはずだ。そう信じて。
「院長先生……」
しかし。
艶めかしくすり寄ろうと入ってきたアーメンガードを一瞥し、院長は氷のように冷たく吐き捨てた。
「……出て行け」
「……え?」
「聞こえなかったのか? 目障りだ。さっさと出て行け」
愛されてなどいなかった。自分は最初から最後まで、ただの都合のいいゴミのように無価値な存在だったのだ。アーメンガードの足元から、世界が完全に崩れ落ちた。
◇
誰もいない、氷室のような屋根裏部屋。
痛む身体を引きずって戻ってきたセーラは、ふらふらと硬いベッドの上に倒れ込んだ。
「あ……」
凍える身体を温めるための、あの薄い一枚の毛布がない。
アーメンガードに持ち去られたのだ。
ベッドの上で、セーラは冷たいシーツにくるまり、ただエミリーだけを抱きしめて、ガタガタと震えながら静かに涙を流し続けた。
つづく
42話グラレコ https://fujossy.jp/fanarts/8184
—
あいつ、また院長の部屋に行ったんだな……。手紙を取りに行くなんて必死に言い訳してるみたいだけど、俺 にはお見通しだよ。
身体の奥からドロドロに溶かされて、理性を完全に奪われてしまう。かつての俺が、そうやって狂わされたように……。
あの逃げ場のない快楽を知ってしまったら、もう終わりなんだよ。
次回、A-Little-Prince 第43話。
「今日だけだから」なんて自分に言い訳して、最後は自分からあの男にすがりつくようになるんだ。……今の、惨めな俺と同じようにな。
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