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【R18】魔法のデ〇ルドを手に入れたので友人で使用する話
「お先に失礼します!」
週末目前の金曜日、喜勇は怒涛の勢いで仕事をこなした。得意先を回り、おすすめの商品の説明を繰り返し、いつも通り頭を下げまくった。自社に戻ってからの書類仕事も、恐ろしいほど集中して捌く。他の曜日ならともかく、金曜日だけはなるべく残業したくない。以前なら、明日は休みだし残業しても構わないと思っていた曜日だが、今は違う。
ただいま終業時刻から30分経過。バックパックを背負った喜勇がオフィスに残る面々に挨拶をしながら出口を目指してデスクから立ち上がる。
「加田君お疲れー」
「最近金曜日早いねえ。あ、もしかしてー」
「お疲れ様ですー。お先に失礼しますー」
うふふふふ、と含み笑いする先輩女性社員二人を横目に見ながら通り過ぎて、自分の頬もあんな風にニヤけていないかと擦りながらエレベーターホールへ向かった。下へ向かうボタンを押すが、二基あるエレベーターはどちらも1階にいた。喜勇の働く会社のある8階まで来るのは少し時間がかかる。
『今終わった。何か買ってく?』
メッセージを送ればすぐに既読がついて、飯はある、酒もある、という簡素な返事と白くて丸いキャラクターが親指を立てているスタンプ。了解、という吹き出しが入っているのを眺めながら、到着したエレベーターに乗り込んだ。
相手は茶界惇嗣、もうずいぶん前からの友人だ。友人だった。今は違うと喜勇は思っている。向こうはよくわからないが。
惇嗣は春先に、喜勇をハメた。実際にハメたのは自分だが、変なオナホールを手に入れた惇嗣がそれを自分に使わせようとしたのだ。あの時の事を思い出すと、今でも喜勇は背中に変な汗をかく。
惇嗣の画策でなし崩しにセックスしてしまった次の週、喜勇は言い訳をするつもりで会う約束を取り付けた。場合によっては平謝りするつもりもあった。なのに向こうがオナホと自分の尻のツーショットなんか送ってくるから、何だかんだでまたセックスした。それから週末には、大抵二人で会っている。勿論、ガンガンにセックスもしてる。
喜勇にとってはまさに降って湧いたような幸運だった。惇嗣の事はだいぶ前から好きだったし、セックスだってさせてくれるなら大歓迎だ。何より、女の子だとまともに挿入すらできなかった自分の大きなチンポをしっかり根元まで咥え込んで喘ぎまくってくれるのが嬉しい。
とはいえ二度目の時に聞かされた事実に、喜勇は今でも焦りと後悔がある。女の子が好きだとばかり思いこんでいた惇嗣が実はアナルオナニーの常習者で、チンポのデカさだけで自分を選んでハメた上に、本物のチンポを突っ込むのは喜勇が初めてだった。初めてだと知っていたらもっとちゃんと手順を踏んで準備したのにという後悔とか、チンポのデカさだけで選ばれたのならばふいっと気まぐれに他の男にも手を出すんじゃないかという焦りとかだ。
せっかく手に入れた幸運に早くも独占欲が湧きまくった喜勇が、思い出したのは1回目の嵐みたいなハードセックスだった。風呂から飛び出してきた惇嗣に押し倒されたと思ったら上に乗っかられて、我慢できなくなって自分から押し倒して腰を振っただけ。惇嗣は満足していたのかもしれないが、喜勇は大いに不満だった。
だから2回目の時に、どんなに先を促されても自分のペースで動いてやった。必死になって自分に縋ってくる惇嗣がエロくて仕方なかったけど、焼き切れそうな理性を掻き集めてメスイキまでもっていってやった。くったり力が抜けた体にどうしても自分を刻み付けておきたくて、痛がられる可能性を承知でチンポを根元までねじ込んだ。それが大層気に入ったらしい。体の相性も良さそうで、本当に有難い限りだ。
1階に着いたエレベーターから降りて外に出た途端、むわっと夏の湿った熱気が体中を包んで喜勇は盛大に顔を顰めた。早く惇嗣の家に行きたい、心の底からそう思う。季節はもう7月に入った所だ。日中は気温が高すぎてセミすら鳴く余裕がないほどで、猛暑が辛いと会うたびに二人でひいひい言っている。
初めてセックスしてからもう3ヶ月が経とうとしていた。
「お疲れーい」
「ういー、いらっしゃい」
いつも通り鍵は開いているとメッセージが来ていて、こういう迂闊な所は直した方がいいなと思う。言われた通り勝手に中に入ると、クーラーのきいた涼しい部屋に安堵のため息を漏らしてから靴を脱ぐ。惇嗣の家は1Kで、ユニットバスで脱衣所がない。廊下もだ。その代わりカウンターキッチンがあるのと、居室が10畳と広めだった。
カウンターには生活用品が置かれて雑然としているし、部屋はコタツが兼用されたローテーブルとベッドという一般的な家具しかなかった。
今日も定位置のローテーブルとベッドの間に座り込んでいるのかと思いきや、キッチンの方で何やらやっている。荷物を置いてスーツの上着をハンガーにかけてから覗き込むと、珍しくフライパンで肉を焼いていた。
惇嗣はくたくたの部屋着のTシャツに、ひざ丈の薄い短パンを履いていた。膝から下がすらっと長くて、踝の骨が良く目立つ細い足首をしている。すね毛も生えた立派な男の足だが、露出しないせいで肌が妙に白い。
「何?めっちゃ良い匂い」
「焼き肉用の肉安くてさあ。もやしも入れるから食おうぜ」
「へー」
煙をコンロの換気扇に逃がしながら、肉をフライパンの隅に避けてもやしが投入される。食欲をそそる匂いに近づいていくと、それに混じってシャンプーの匂いもした。それが惇嗣の頭からするものだと思って視線をやったら、首元に滲むように浮かんだ汗に気づいてしまった。ぎゅん♡と下半身に熱が集まる。
「風呂入った?」
「外あっちーもん。帰ってくるだけで汗びしょびしょだし先シャワーだけした。肉焼いてたらまた暑くなってきたけど。お前も浴びてきたら」
「……そうしよっかな」
言いながらも真後ろに立った喜勇が、惇嗣の太腿から尻を撫で上げた。短パン越しに体温が伝わってくるが、少し硬めでむっちりした尻は意外と冷たい。片方の尻を撫で回しながら、自分の手が熱いせいだと気づいた。惇嗣はと言えば、料理中に尻を揉まれても笑って手を動かしている。
「やだ痴漢よー、おまわりさんこいつですぅ」
「ムチムチしてる……」
「太ってねえっつーの。早く風呂入って来いよ」
昔から下半身は割としっかりしていた惇嗣だったが、自分とセックスするようになってから更にどっしりしたと思う。体重は増えてないらしいから、きっとこのムチムチは喜勇が育てたのだ。考えると、更にチンポがいきり立つのが分かる。もうスラックスの前が苦しい。
両手で尻を包み込んで、指先を埋めた。筋肉を解すように手全体で柔らかく揉み込んで感触を楽しんでいると、カチ、とコンロの火が消される。音に気付いて顔を上げてから、喜勇は自分が惇嗣の首元に顔を押し付けていたのに気付いた。風呂上がりのイイ匂いと、少しだけ混じる汗の匂いが鼻先をくすぐる。
「っ、喜勇、何、先にしたい?」
惇嗣の声に、少し媚びが混じった。いつもは呆れるぐらい快活で、あっさりした声音なのにスイッチが入ると惇嗣は豹変する。喜勇の事を巨根の性欲過多だと詰るが、惇嗣だって人の事は言えないと思う。
「いい?俺風呂入ってないけど」
「ん……いい、準備したから♡」
ずり、と短パンとボクサーパンツをずり下ろして、惇嗣が足を開く。誘われるまま尻の谷間を指でなぞると、ヌル、とローションの感触がした。こういう所だ。
「すぐ入れていいの?」
「うん♡すぐ入るから♡」
首元の匂いを嗅ぎながら、忙しなくベルトを緩めてスラックスを脱ぎ捨て後ろに蹴り飛ばす。ガチャンと音がしたが、構わずに下着越しに惇嗣の尻にチンポを擦り付けた。ヘコヘコとピストンするように腰を押し付けると、あからさまに惇嗣が高ぶっていくのが分かる。
「あ、は♡喜勇のチンポ……いっつもでかい♡」
惇嗣が後ろ手に喜勇の下着を下ろしてくる。ぶるんと飛び出したチンポが尻に当たって、惇嗣が腰を揺すって熱い息を吐いた。喜勇が尻たぶを掴んで親指を谷間にめり込ませ左右に開くと、ローションで濡れた穴が晒される。亀頭を谷間に挟み込んで尻コキし、肉壁とアナルがチュッ♡チュッ♡と吸い付いてくる感触を楽しんだ。
「んぉ゛♡ぉ゛♡ふ、ぅ゛、チンポズリズリされてる♡」
「気持ちいい?」
「うんっ♡喜勇のチンポ、気持ちい……ッ♡」
露骨な言葉選びが好きな惇嗣は熱に浮かされたように呟いているが、それは喜勇だって同じだ。ローションで濡れたアナルの縁がカリ首に引っかかると、腰が震える程気持ちが良い。ズリズリと何度も擦り付けて、惇嗣がキッチンシンクに手をついて前のめりになり尻を上げて強請るのを待ってから、体重を少しずつかけて亀頭を押し込む。色の濃いアナルが拡がって、ぬ゛、ぷ…ッ♡ぬるぅう……っ♡とゆっくり飲み込まれていった。
「ッは、あ゛ぁ……なまチンポぉ゛♡んぉお゛……ッ!!♡♡」
「んん゛……ぅ♡は、きもちぃ♡」
半ばまで呑み込ませて、背中を反り返らせて声を上げる惇嗣の肩を掴む。濡れた肉にチンポが包まれる心地よさから、思わず声が漏れた。その声に反応したらしいアナルにキュン♡とチンポを絞られて、これ以上情けない声を上げるものかと奥歯を噛み締める。思い切り突き上げてしまいたい衝動を押さえ込んで、更に腰を押し進める。
「ひ、ぃ゛♡お゛ッ!♡ぉ゛ほ、ぉお゛……!!!♡♡♡♡」
ムニィ♡と尻の形が変わるほど押し付けてチンポを根元まで挿入すると、惇嗣の太腿がぶるぶる震えた。皴が伸びきるほど広げられたアナルは食むようにヒクつき、中の狭い肉壁がうねって喜勇のチンポを愛撫する。腰が砕けそうな快感が背筋を這い上がって、喜勇は惇嗣の体をまだ着ているTシャツごと抱き寄せて髪の毛で隠れているうなじに鼻先を押し付け大きく深呼吸した。さっきより強く感じる惇嗣の体臭と汗の匂いと、シャンプーの匂いで頭がくらくらした。
「はー……惇嗣のケツマンコ、気持ちいい……」
「お゛ッ♡んぉ゛……お゛、ッふ♡おれも♡ぎもちぃ♡♡」
ぴったり押し付けたまま腰を回す。結腸口を捏ねられた肉筒が、チンポをしゃぶるように吸い付いてくるのに思わず声が漏れた。惇嗣はと言えば、喜勇の腕に巻き付けられたまま腰をヘコつかせている。
「んぉ゛♡お゛ッ♡お゛ぉ……ッ!!♡♡♡」
「奥と前立腺とどっちする?」
「ぁ゛♡ぬ、抜ける…ぅ゛、ッぅお゛♡」
腰を引きながら耳元で問いかけると、全身をビクつかせてアナルが強く窄まった。ズルンッ♡と追い出されるように抜けてしまったチンポを尻に押し付けて擦った。焦れたように唸った惇嗣の手が伸びてきて、チンポを掴んで亀頭をアナルに自分で押し当てるから、そのまままた挿入していく。
「んんぅ゛♡ッぉ゛♡ぁあ゛あ゛ぁ゛……♡ッ♡」
「ほら、ここ。前立腺と……」
「ィぎっ…あ゛ッ!♡♡い゛っ…!♡お゛っ!♡」
浅い所にある前立腺を亀頭を圧し当てて擦り、腰を引く時にはカリ首の段差で抉っていく。ちゅこ♡ちゅこ♡と短いストロークでピストンし、時折腰を回して前立腺を捏ねた。
「んぉ゛♡お゛っ!♡あ、ぐッ……♡うぅ゛う゛……ッ!!♡♡♡」
「奥は……ほら、結腸のとこ」
「ぅ゛、うん゛ッ♡…ォ゛ッ♡♡んお゛ぉおお゛ッ……!♡♡♡」
ぐううぅ゛…♡と再びチンポを奥まで押し込むと、惇嗣は自分の体に巻き付いた喜勇の腕を握り締めて縋った。喜勇が支えていなければ膝から崩れ落ちそうなほどで、俯いたまま肩で息をしているその必死さが可愛い。もっと気持ちよくしてやりたい。
「はぁ…ッ、どっちがいい?」
「ん゛♡ぅ、う……ッ♡♡どっちもぉ♡どっちもして♡」
「ん……」
喜勇の問いかけに、惇嗣が快楽に蕩けた声で答える。半ばほどまで引いた腰を軽く叩きつけ、結腸口を亀頭で突いた。それだけでも惇嗣の体はビクビク震えて、腹の奥を掻き回される快感に耐えている。ゆっくり引き抜いて抜けていくチンポに絡みつく肉襞をカリ首でこそぎながら、前立腺を押し潰すように腰を動かす。ズロォオ……ッ♡♡と抜けるギリギリまで引いてから、今度は奥まで一気に突き入れた。
「い゛っ、ぎ……ッ!!♡♡ぅくッ……♡ん、ッッ!♡♡」
「動く、ぞッ♡」
「ッんほッぉ゛♡ん゛ッ…お゛ぉ!♡……、ぎッ♡♡ぃ゛う…ッ!♡……ッ!♡♡う、ッく、ふぅ゛う……ッ!♡♡」
短いストロークがだんだんと長くなり、動きも勢いを増していく。パチュッ♡バチュンッ!♡と肌同士がぶつかる音がキッチンに響いた。自分の体すら支えきれなくなって膝を震わせている惇嗣を抱え込み、その尻たぶを押し潰す強さで喜勇は腰を押し付ける。結腸口を亀頭が抉ると腰を捻って逃げようとするから、逃さないように強く掴んだまま何度も突き上げた。その度に惇嗣の口からは濁った喘ぎ声が溢れて止まらない。
「イっぐ♡イくぅ゛♡♡う゛……ぉ゛、ッッ♡♡お゛ッぉおお゛ぉ――ッ!!♡♡♡」
「ッ、すご……イク♡あ゛ー、ッぐぅ゛…!」
ガクガクと体を震わせて喜勇の腕に爪を立てる惇嗣が、後ろに尻を突き出し内腿を震わせてメスイキする。奥から狭まってみっちりと喜勇のチンポに吸い付き食い締める内壁が蠢動し、射精を促してくる。堪え切れなくなって直前でチンポを引き抜き、自分で扱いて惇嗣の尻に射精した。尿道を精液が通り抜ける度走る強い快感に腰が震え、思わず声が漏れて慌てて奥歯を噛み締める。
惇嗣はこの三ヶ月ですっかりメスイキが癖になった。本人もそれを気に入っており、喜勇のチンポで奥を突かれてメスイキするのがオナニーより気持ちいいと言われた時には、心の中で歓喜の雄たけびを上げたほどだ。
「あ゛ー……ッ♡は、はぁ……ん♡」
「はー……」
射精の余韻に腰を震わせて息を吐く。喜勇の腕が離れたせいで力の抜けた惇嗣はそのままずるずると座り込んだ。振り返ってこちらを見る目は、まだトロンと潤んでエロい。薄く開いたままのぽてっとした唇が唾液で濡れているのに引き寄せられ、喜勇が身を屈める。ほぼ同時に、惇嗣も腕を伸ばしてくる。
「ん、ふ……ッ♡う゛、っん♡」
「ん……ぅ」
喜勇の首に腕を回して抱き着いてきた惇嗣の唾液に濡れた柔らかい舌が喜勇の唇を舐めてから口内に入り込み、歯列をなぞって上顎を撫でてきた。負けじと舌を絡めると嬉しそうに鼻を鳴らす音がして、腰の奥がまた重くなる。くちゅっ♡ぢゅるっ……♡と音を立てて互いの舌をしゃぶりながらキスしていると、不意に惇嗣が喜勇の肩を押して唇を離した。
「ん、はぁ……っ♡なぁ、風呂入って飯食って、もう一回……な♡」
「うん」
概ねこんな調子で、週末の予定が合えば大体セックスしている。出かけることもあるが、出かけた先でラブホにしけこむこともしばしばだった。セフレ扱い、ではないのかという懸念も喜勇にはあったが、それにしてはセックスしなくてもハグもキスもお触りすら笑って許される。甘い雰囲気こそ少ないものの、これは付き合っていると思っていいのではないか。
喜勇が後ろ髪を引かれる思いで風呂に入り、汗を流して出てきたころにはローテーブルに食事と酒が並んでいた。惇嗣の焼いた肉ともやしの他にも、総菜がいくつか置かれている。二人とも一日仕事を終えていた。しかも即ハメ後だ。当然、腹ペコである。
惇嗣の部屋着を拝借して同じようなTシャツと短パンを着込んだ喜勇は、彼の隣に並んで座った。差し出される割り箸を受け取って、二つに割りながらテーブルに並ぶ総菜を眺める。
「おー、美味そー」
「だろぉ?駅前に新しく弁当屋できててさ、おかずだけ売ってんの」
「へー、あったかなぁ?」
「踏切渡って反対側。俺ん家来るときは通んねーとこ」
パックにみっちり詰められた揚げ出し豆腐を一口大に箸で切って摘まんだ。衣に染み込んだ出汁が垂れない内に口に放り込むと、甘じょっぱさと弾力のある豆腐の食感が口の中に広がる。
「木綿だ」
「そう珍しいだろ木綿」
「んまい」
白米に合うような重たい食事を好むのは惇嗣の方で、喜勇はどちらかと言えば和食が好きだった。多分惇嗣はそれを知っていて、総菜には和食が多く並ぶ。里芋の煮物なんて、多分惇嗣一人だったら手にも取らないはずだ。
「なー、美味いよな」
なのにそうやって満足そうにするから、喜勇だって嬉しくなる。わざわざ帰り道から遠回りして、惇嗣が自分の事を考えながら選んでくれたのだと思ってしまう。だから喜勇が何か買ってくるときは、唐揚げとかとんかつとかピザとかを選んだ。
「惇嗣んとこ盆休みあんの?」
「ある。12から20まで、そっちは?」
「俺は12から17まで。いいなー」
「まあ?俺は勤勉に働いてますから?」
「俺が働いてねぇみたいだろ。弊社の規定ですぅ」
レモンチューハイの缶に口を付ける惇嗣が、喜勇のわざと拗ねた口調に眼元だけで笑った。少し吊り上がった目が糸みたいにキュゥと細くなる。
「お盆どっか行く?」
「っ、んー、14日まで実家。墓参りとかいろいろ。それ以降なら」
「あー……俺も。残り3日か」
他の仲間も誘おうかと声を出しかけて、喜勇はビールで口を塞いだ。惇嗣は大きな口を開けて肉ともやしを同時に放り込み、もぐもぐ咀嚼している。
ここ1年ぐらいは、ずっとそうやっていた。自分から、仲間内の面々に声をかけようと提案はしない。運良く惇嗣も言い出さなければ、二人きりで遊べるからだ。学生時代から付き合いのある友人は貴重で、そして大切なものだが、好きな人と二人きりの時間もまた離しがたい。
「チカたちも呼ぶかぁ」
「あー、そうする?でもチカと澄はお盆ないだろ」
「そうなると峰岳も仕事かもなあ。一応連絡しとこ」
チカ、名前の親信(ちかのぶ)から取ってそう呼ばれている男と、澄(とおる)、峰岳(みねたけ)は大学時代から何かとつるんでいる友達だった。澄と喜勇は高校から同じで、惇嗣とは中学からずっと一緒らしい。
割り箸を行儀悪く咥えたまま、惇嗣が仲間内のグループにメッセージを送る。すぐに喜勇のスマホにメッセージの受信を知らせる音が届いて、画面を見ると『盆休み遊べる人挙手。俺は15-20』という簡素なメッセージが入っていた。喜勇もロックを解除して『15-17で』と返信する。見ている間に既読が3になって、チカから『お盆うらやましすぎる…俺15、16だけ』と返信があった。
「チカ店長はいっつも大変ねえ」
「接客だもんなー」
そこからは残りの二人から返信もなく、喜勇はスマホを置いた。惇嗣は既にスマホを放り出して二本目の缶チューハイに手を伸ばしていた。
ほとんど料理をしていない二人の飲み会は、いつも片付けが簡単だ。総菜のパックや割り箸をゴミ袋にまとめ、飲んだ酒の缶を別の袋に入れる。今回唯一使った皿とフライパンは、喜勇が洗うと申し出た。んじゃよろしく、なんて軽く返事をした惇嗣はいつもの定位置に座ってまだ残っていた4杯目のリンゴチューハイをちびちび飲んでいる。
少し低いシンクに猫背になりながら食器を洗い、フライパンを洗う。くったりと薄くへしゃげたスポンジを揉み込んで泡を出し、そろそろ交換時期だなぁと考えて同棲しているみたいだと勝手に嬉しくなった。
「惇嗣ー」
「んぁー?」
「スポンジの買い置きある?」
「今度買っとくー」
キッチンから出て惇嗣の傍に向かいながら、喜勇は多分、いや絶対買ってこないなと思う。酒も入ってるし、明日には忘れてそうだ。
「それよりさあ、これこれ」
肩がべったり触れ合うぐらい近くに座った喜勇に何か言うでもなく、惇嗣は体を捻ってベッドの上に放り出していた箱を掴んで見せてくる。
どぎついピンク色のパッケージに、紫のシルエットでチンポが象られていた。不思議なのは、こういうのにありがちな下品なキャッチフレーズや女の子の絵、果てはバーコードがないことだった。
「何コレ」
「ディルド」
「まあ見たらわかる」
箱を開けて中から引っ張り出されたのは、ブルン、と揺れる肌色をしたチンポ。根元が吸盤付きで、AVなんかでもよく見るご立派なアレだった。
「やだ!俺のチンポにはもう飽きたのね!」
「ぶふっ!や、違うって、これもアレ、魔法シリーズなの」
ふざけて縋り付いたら惇嗣は楽しそうに笑ってチンポを振った。でっぷりした亀頭がブルブル揺れるのを見ながら、言われた言葉にはは?と思う。
「魔法シリーズ!?」
惇嗣とセックスするきっかけになった、魔法のオナホールというとんでもないアダルトグッズがある。アナルに入れた髪の毛の持ち主と感覚が繋がるそれは、ビニール袋に包まれて今でも二人が凭れるベッドの下に押し込まれていた。この三ヶ月の間、セックスのお供にちょくちょく楽しませてもらっている。
「魔法のディルドってことかよ」
「そう。んでこれが、喜勇君の髪の毛でございます」
ディルドの根元の部分、吸盤の所を持って捻ると電動バイブの電池を入れる所みたいに蓋が開いた。中には何も入っていない空洞で、惇嗣がそこに髪の毛を入れて蓋を閉める。
「何でまた……危ないって言ったじゃん」
「いやあ、広告で新しいモニターの募集しててさあ。オナホの方で効果は分かってるし、タダだし」
「いやタダつっても、っ!?」
「あ、繋がった?おー、萎えててもでかい」
目の前で、薄ピンクだったディルドの色が変わって強度が失われる。くにゅりとしたそれは、いつも見下ろしている自分のチンポそのものだ。根元を片手で支えた惇嗣が、亀頭を五本の指の腹で包み込む。カリの段差に指先を当ててから、先端に向かって5本の指先を摘まむように滑らせた。柔らかく触れられる微弱な触感なのに、目の前でニヤニヤと笑う惇嗣が施していると思うと腰が熱くなる。ググ、とチンポが勃起していくのが目に見えてわかる。
「っん、……それ」
「ほら、こないだフェラしたことないっていったじゃん」
「あぁ、うん……」
「あれからしゃぶらせようとしないだろ?だから練習。これで歯当たっても怪我しねえじゃん」
根元を掴んでいた手が上下して、慣れた手つきで竿を緩やかに扱く。滑りの足りないチンポが引き攣れていなくならないよう、撫でるだけの優しい動きだ。硬くなっていくディルドを見下ろす惇嗣の喉が、唾液を飲み下して上下するのを喜勇は確かに見た。
「っは、……惇嗣」
「どこがイイか教えろよ」
口を開けて出した惇嗣の舌が、ディルドに近づいていく。喜勇の顔を横目で見ながら、まさしく、こちらに見せつけている。
「ぁ……はぁ、♡」
赤い粘膜の色剥き出しの、唾液にまみれた舌先が亀頭に押し付けられた。惇嗣の吐く熱い息がかかる感触も余すところなく伝わってきて、喜勇は奥歯を噛み締める。
「っ、……んぅ」
「……ぁッ!♡」
舌先が亀頭を撫で回す。唾液のヌルヌルと舌の柔らかさが気持ち良い。ちゅぅ♡と吸い付かれて、ビクっと足が跳ねたのを見られて笑われたのが恥ずかしい。短パンの下で、シャワーの後に履き替えた下着にじんわりカウパーが滲んでいるのが分かる。
「先っぽ気持ちい?」
「うん……♡」
「先だけなら口ん中入るかな♡」
濡れた肉厚な唇が、大きく開いて亀頭を包み込む。鈴口を舌先がくすぐってありもしない先走りを掬い取っていく動きをするから、思わず腰が浮いた。惇嗣の視線が短パンを押し上げる喜勇のチンポに向かっているのに気付いて、余計にカウパーが溢れる。
「っ、ん……ふ♡」
じゅる♡と唾液を啜られて、喜勇は堪らずディルドに手を伸ばそうとした。だが上体を捻って躱した惇嗣がディルドを咥えたままベッドの上に逃げてしまい、動いた拍子に尖った犬歯が竿に食い込み鋭い痛みが走ってその場にうずくまる。
「いっ!?……たぁ……!」
「っ、あ、歯ぁ当たった?」
「あたったぁ……」
あまりの痛みに涙ぐみながら、服の上から押さえて惇嗣を見上げる。最初に突き抜けた強い痛みは治まりかけているが、驚きとショックでチンポは少しばかり力を失っていた。
「この辺?」
「んん、噛むなよマジで」
「わかってるって」
歯が当たった辺りに舌を這わせ、吸い付いてディルドの硬度を戻そうと躍起になっている惇嗣を見ながら、喜勇はベッドに腰かけて服を脱いで全裸になる。それから片足をベッドに上げて、惇嗣から良く見えるようにしてやった。少し萎えたとはいえブルン、と揺れて亀頭を跳ね上げたチンポは先走りを先端からトロリと垂らしている。視線を感じながら、それを全体に擦り付けてから手でチンポの根元を握り込んだ。
「はぁ……惇嗣、見てて」
「ん……♡」
「俺がする通りにして、口で」
喜勇のチンポを見る自分の目が、性欲にまみれてドロドロに蕩けてるのを惇嗣は自覚してるだろうか。タダの同性の勃起チンポではなく、自分のケツマンコに入れられるのをしっかり自覚した雌の顔をしている。
「全部、は無理だからまずは先だけ……」
握った手を先端に滑らせると、亀頭だけを緩く擦る。惇嗣が言われた通りに口の中に亀頭を含み、ちゅぷちゅぷ♡と唾液を絡ませながら出し入れした。熱い粘膜を擦る感触に、喜勇の背中が快感でじわっと熱くなっていく。
「ちょっとずつ、深くしてって……」
「ん、ぐッ、ぅう♡……ぅふ、ぅ゛……ッ!♡」
「んッ♡無理しなくていいから」
先端が喉の突き当りに当たって、ヌルンッ♡と滑った。込み上げる嘔吐感に呻いた惇嗣に喜勇が待ったをかけたが、こちらがそれで快感を得たと気づいたらしく頭を一旦上げてから更に深く呑み込もうとする。
「う゛ぐッ……っ!!♡ぉ゛♡ッ、ご、ぇ……ッ!!♡♡」
「あ、惇嗣ッ……♡」
上顎や頬の粘膜で擦られながら何度も先端を喉の奥で擦られ、乾嘔の度に喉が締まって亀頭を絞った。その感触は惇嗣のケツマンコの締め付けとよく似て、チンポを歓待して奉仕するような動きで喜勇を翻弄する。握ったままの喜勇のチンポから新たに先走りが溢れるのを、惇嗣が喉を鳴らして見つめていた。
「んッぐ、ぅ゛う……ッ!ふー……っ♡ふー……ッ♡っうう゛♡」
ちゅぶっ♡ちゅぼっ♡と唾液と空気が混ざり合って泡立つ音が、喜勇の耳まで届く。嘔吐感を堪えるために深く呼吸をした惇嗣が舌先でカリ首を舐め回し、上顎に先端を押し当てながら擦った。頑張って押し込もうとしても半分しか咥えられていないのに、喜勇のチンポは今にも精液を吹き上げそうなほどビキビキといきり立って血管を浮き立たせている。
「っはぁ、……惇嗣ぃ♡」
思わず漏れた喜勇の声に、ディルドをしゃぶる惇嗣がチンポに夢中だった視線を上げた。その目は涙で潤んでいて、頬は上気して赤い。興奮しているのを隠しもしない顔の惇嗣が膝を擦り合わせるから、喜勇は堪らず片手で自分のチンポを擦り上げた。
「くっそ、もー、ッ……ぁ゛、やば♡ぁ゛♡」
ぐちゅっ♡ぬちっ♡と粘着質な音が部屋に響く。目を細めた惇嗣がディルドを抜き差しするスピードを上げた。自分で扱く刺激と、唇で扱かれる快感が混ざり合ってすぐに射精感が襲ってくる。絶頂の期待に尿道口がヒクついて、奥から突き上げるような激しい衝動が込み上げた。
「っ、出るッ……!♡」
「ッ……!♡♡」
みっともなく喘ぎそうになるのを何とか飲み込み、びゅるるるっ♡と勢いよく噴き出した精液を掌で受け止めた。尿道に残ったのも吸い出すように惇嗣がディルドを啜るから、射精がなかなか止まらない。絞られるまま全部吐き出したのに、喜勇のチンポは萎えずに勃起したままだ。
「はぁ……ッ、う゛……♡」
「ん♡」
ディルドからようやく口を離した惇嗣がティッシュを放ってよこすから、それを拾って手とチンポを拭う。射精後の倦怠感に任せて両手を後ろにつくと、大きくため息をついた。
「俺のフェラテクにメロメロじゃーん」
「フェラっていうか、見た目の情報が……」
「えぇ?俺がしゃぶってんの見て興奮した?」
枕元にディルドをぽいと放り出した惇嗣は、ささっと服を脱ぎ捨てて喜勇の膝に乗り上げてくる。興奮の収まらない顔をして喜勇の膝の上で、両足の裏をベッドについてのM字開脚だ。涎を流して勃起してるチンポも、ヒクついてるアナルも全部見せられている。喜勇は惇嗣を抱えたまま後ろにずり下がって壁に背中を付けると、両手でむにゅうう♡と尻を鷲掴みにする。
「惇嗣だって、俺がイクとこ見てエロい顔してたじゃん」
「っん♡ん゛♡」
「このチンポ突っ込んでほしいと思ってたんだろ?」
「ッ♡ぉ、思ってたぁ♡」
形が変わるくらい尻たぶを揉み込みながら会陰の部分を亀頭で圧し、惇嗣のキンタマを押し退けてチンポ同士を擦り合わせる。眉間にしわを寄せて顔をしかめるのは、興奮しすぎているからだともう知っていた。
「俺のチンポ見たらケツマンコに突っ込むもんだって思ってんだろ」
「うんッ♡思ってる、ぅ゛ぁッ♡あッ♡あ゛ぅ゛……♡♡」
股の下から手を回して人差し指を押し込んだら、にゅぷぷぷ♡とあっさり吞み込まれていく。辛そうに顰められていた顔が間近で緩んで蕩けて、半開きの唇から表情と同じくらい溶けた声が漏れた。
「俺が皿洗ってる間にまたローション入れたの」
「うんッ♡入れた、ぁ゛……ぉ、お゛っ♡」
腹側にある前立腺を圧し込めば、惇嗣は喜勇の肩に額を押し付けて感じ入った声を上げた。ローションがぐぷぐぷと音を立てて泡立ち、喜勇の手首を伝って流れていく。
「すっかりマンコじゃん」
「ん゛っ♡ケツ、マンコになった♡♡ぁ゛、ぐッ♡ぅ゛…ッ♡」
「ずっと前からだろ」
「は、ぁ゛、あ゛ッ♡あ♡きゆうのチンポ♡入れたからッ♡ぁ゛ッ、ぉお゛ォッ♡♡」
人差し指と中指を一緒に押し込んで前立腺の辺りをぐりぐり刺激すると、惇嗣は喜勇の肩に爪を立てて仰け反った。爪先が丸まり、ガクガクと腰が震えている。けれど惇嗣が言った言葉が信じられなくて、つい手を止めて聞き返した。
「……何?」
「っはー……♡は、ぁ゛♡喜勇がチンポ入れるから俺のケツがマンコになったの♡」
「ッお前マジでそういうとこな!」
興奮のまま口走っているのは分かるが、言われる喜勇の方はたまったものではない。まるで喜勇が惇嗣の体を作り替えたかのような言い草に、興奮のボルテージが一気に上がる。
「ぇあ゛ッ?ッぉ、ほ、ぉお゛っ……!!♡♡」
指を引き抜いて、さっき出したばかりなのにもうガチガチに天を突いているペニスを押し当てた。大して弄ってもないが、帰宅後の即ハメのおかげか惇嗣のアナルは亀頭を食むようにしてぬるぅ…♡と飲み込む。
「ぇあ゛ッ?ッぉ、っ……ほ、ぉ゛お゛ッ……!!♡♡」
「はー……っ♡」
内腿を震わせながら自分で腰を下ろし結合を深くしていく惇嗣が、奥を開かれる感覚に耐えかねて喜勇の首に腕を回してしがみつく。仰け反って晒された喉仏に舌を這わせると、やけに可愛らしい声を上げて腰をくねらせた。
「っぉ゛♡お゛ッ!♡♡あ、んぅ……ッ♡」
「ほら、自分で動いて」
「んぉ゛、ぉお゛…ッ♡ん゛、ぅ゛う゛ッ♡♡」
惇嗣は膝を立てて足の裏をベッドにつけたまま腰を振るせいで、結合部を見せつけるような格好になっていることに気付いていない。弄くり回されて赤みを増したアナルの縁が、チンポが引き抜かれる度に捲れ上がって中の粘膜を覗かせる。ローションで濡れ光るそれは、惇嗣が自分で言った通りすっかりケツマンコになっていた。
「ぉ゛、う゛ッ♡♡ん゛、…ぉ゛ッお゛っ♡」
上に乗ってしゃがみ込んでいるから挿入の深さや勢いの調整ができる惇嗣が、時々腰を捩りながら気持ち良さそうにピストンを繰り返す。腸壁が締め付けては緩んで絶妙な力加減でチンポを扱きあげてくるから、喜勇も気持ちがいい。けれど、惇嗣が自分で動けてちょうどいいと思っている深さでは、喜勇のチンポは全て収まっていなかった。
「はぁ……♡っは、ぁ゛♡きゆうのチンポッ……♡♡ぉ゛、お゛ッ!♡♡」
「うん♡俺のチンポ好き?」
「すきぃッ!♡♡きもぢぃい…ッ♡♡♡」
「だったら全部入れさせてっ」
奥を抉りたくて仕方がない喜勇が、惇嗣の腰に巻き付けた腕を自分の方へ引き寄せ、同時に下から腰を突き上げて密着させる。ずにゅうぅ♡と挿入は深さを増し、更には全身を強張らせた惇嗣が足を滑らせて尻もちをつくように体重をかけてくる。
「ん゛ッぎぃっ!!……っぁ゛!?♡♡」
体位のせいでいつもより深く突き刺さったチンポが、結腸口をごりゅ♡と常にない強さで押し上げる。こじ開ける様な動きに惇嗣は悲鳴じみた声を上げて喜勇の背中に爪を立てた。
「んんぅ゛ううぅ゛うう゛……♡苦しぃ♡♡そこだめ♡♡しぬ♡」
「痛い?」
「入らな、…ぃい゛ッ!♡からぁ♡」
ゆるゆると首は横に振っているし声には甘さが多分に含まれていて、これまで奥の弁を責めた時と同じように感じているのは確かだが、明らかに腰が引けて逃げようとしている。深すぎて辛いのだと判断して、引き寄せていた腕を少し緩めてやる。ベッドのスプリングを利用してゆさゆさと揺さぶり、奥の方を捏ね回した。
「あ、ッひ♡ィ゛いっ……ッ♡ぃ゛ッん♡あ゛っっ♡♡はッ、ぁ゛、ぉ゛ん゛ッ!♡♡」
「これは?気持ちいい?」
「ん゛ッ♡きもぢぃ♡♡ぉ、お゛っ!♡♡」
ぴったりと腰を押し付けたまま揺すっていると、中よりも締め付けの強いアナルからの刺激が大きい。キュ♡キュン♡と締まってチンポの根元を扱き、喜勇の射精を促してくる。もう少し大きく動きたくて惇嗣を抱えたまま仰向けに寝転がると、惇嗣の腰を掴んで下から突き上げた。
「ぉ゛ッ!?♡♡ぁ、あ゛っ♡あ゛ー……ぁぎッぃ゛!♡♡」
「ほら、腰上げて」
「おっ…!♡ぉお゛♡♡んぎッ!!♡…っぃ゛い♡あ゛♡♡は、ッ♡ふぁ……、ッ……♡♡あぎッ!!♡♡」
「腰下げると奥入っちゃうぞー♡」
揺すっていると快感に力が抜け、腰が落ちる。腰が落ちると結腸口に亀頭がめり込んで惇嗣が跳ねるように尻を上げる。何度か繰り返している内に、亀頭が潜り込む深度が少しずつ増していく。
「きゆう♡んお゛っ♡う、ッく、ぅ゛う……もぅ♡奥ッ♡きてる♡も、むりぃ♡♡」
「んー?まだ入るって♡結腸したことない?」
「らめ♡ぉ゛ッ♡ない♡ないから♡らめぇ、……♡」
「ダメ?気持ちいいのに?」
「だ、め♡…ぉ゛♡ッお゛♡お゛♡それ♡それ、いいッ♡」
落ちかけて震える腰を下から掴んで、とちゅ…♡とちゅ…♡と軽く奥を叩く。自分の体も支えきれなくなって喜勇の首元にべったりと伏せている惇嗣が、腹の奥から湧き上がる快感に敷布団に爪を立てて身悶えていた。
「んぉ゛っ♡お゛ッ、ほぉお……っ!♡ダメだっ、てぇ♡」
喜勇が腕を緩めれば、亀頭が結腸口にめり込む。奥を責める苦しさに耐えかねた惇嗣がほとんど泣き声で喘ぎながら腰を上げ、またじりじりと落としていく。
「ぉ゛ッ♡お゛っ♡♡んぎぃ……ッ!♡♡」
「んじゃあこっちからにしよ♡惇嗣自分で足持って」
「ぁ、うぅ゛ッ……♡♡」
抱えたままごろりと横に転がって上下を入れ替えると、腰に巻き付いた足を掴んで下になった惇嗣の胸の方へ押しやる。言われるがまま膝の裏に腕を入れて自分の足を抱えた惇嗣が、言ってもないのに限界まで足を開いた。
「全部丸出しじゃん……」
「あ゛、は、♡ん゛……ぅッ!!♡♡♡」
下腹の上で先走りまみれになっているチンポから、柔らかそうなキンタマ、喜勇の巨根チンポを受け入れるためにミチミチと拡がっているアナル。視線を追いかけるようにして掌でチンポを撫で、キンタマを優しく揉んで親指で会陰を押し込むと、アナルがヒクヒクと動いて中の腸壁がざわつく。
「あ゛ぁッ♡お、っぉ゛……ッ!♡♡」
強すぎる快感にかくん♡かくん♡、と惇嗣の腰が動きチンポが揺れて先走りが飛び散る。動くと中のチンポも粘膜で擦られて、喜勇を煽ってきた。促されるまま、喜勇も腰を動かして下から突き上げる。
「ん゛ッ、ぉお゛っ!♡♡あぎッ♡ぃい゛……っ!♡♡」
「はー……♡惇嗣のマンコ気持ちいい……」
「ぁ゛、う……っ♡きゆうぅ……♡」
喜勇がうっとりと呟くと、惇嗣は嬉しそうに表情を緩ませた。少し腰の位置を下げて前立腺を押し上げる動きに変えれば、首を反らせた惇嗣がブルブル震える。
「……お゛ッ!!♡♡んっんんん゛…♡だめっ♡前立腺、ッ♡すぐイぐ、ぅ゛♡」
「いいよ。好きなだけイって」
「ぁ゛ふっ、ひィ゛!♡ひぐッ、……きゆぅッ♡ぁ゛♡゛ぐ……♡んぐっ♡」
喜勇が腰を押し付ける度に、ぶぢゅっ♡ぐぢゅっ♡とローションや先走りが泡立って結合部から溢れ出した。入れる時も抜くときも前立腺を捏ねられる惇嗣が、込み上げる法悦に身も世もなく泣き喘ぐ。膝裏を持つ手に力が入り、抱え上げた足先がもどかしげに丸まった。
「ぉ゛ッ!♡♡んぎ……ぃいッ!!♡イグ♡イグゥう゛うぅっ……――ッ!!!♡」
「ッすごい締まる……♡」
血管が浮くほど勃起したチンポがビクついて、濃いザーメンが溢れ出る。漏らすような頼りない勢いだが、どぷどぷ♡と音がしそうな量と濃度だった。
「はぁ゛ッ♡ぁあ゛~……ッ!!♡♡」
「っ……♡」
ザーメンの溢れ出る同じタイミングでケツマンコが締まり、追撃するように緩くピストンするとその狭さが気持ちいい。喜勇が腰を動かすせいでいつまでも絶頂の余韻から抜け出せないのか、まだアナルを締め付ける惇嗣は真っ赤な顔で震えている。
「ぉ゛っ!♡♡お゛……ッ♡♡」
「はー……ッ♡」
じゅぷん♡と根元までチンポを押し込み、腹に惇嗣の出したザーメンが付着するのも構わず上半身を倒して抱きしめる。ふうふうと肩で息をしている惇嗣の頬を撫でて乱れた前髪を掻き上げ、汗にまみれた額やこめかみに唇を押し当てた。
「あ゛ッ♡んぉ゛っ♡♡お゛っ……♡」
「惇嗣、」
可愛い。と思う声は何とか出さずに堪えた。けれど、自分のチンポを咥え込んで快感に翻弄され、アクメに達する様子を見せつけられて可愛く思わないわけがない。それが好きな人なら猶更だ。溢れ出る独占欲のはけ口に何度もキスを落としていると、惇嗣がまだ呼吸も追いつかないまま口元を突き出してくるから食らいつくように口付けた。
「ん゛っ♡んぶ、ぅう……♡」
「ん、っ……♡」
舌を絡めて唾液を交換しながら、繋がったままの腰を突き上げる。絶頂の余韻とキスの快楽に蕩けていた惇嗣が目を見開いて喜勇の肩を掴んだ。
「……んぉ……っ♡う、んッぐぅ゛ッ!?♡♡っ……むぐっ♡ぷはっ♡♡」
「俺も、もうイきたい♡」
陰毛が惇嗣のケツに触れるほど深くまで押し込み、腰を揺すって奥を捏ね回す。結腸口に当たる感触に慣れさせるためだ。苦しい苦しいと泣いていたから今回はそれ以上強く押し込むのは止めておくが、いつか絶対にこじ開けてやると決意する。
「ひっ♡ひぃっ♡ぎもぢぃ♡ぃ゛ッん♡うう゛ぅう……♡♡ちんぽ♡お゛ッ♡ッ深ぃ♡んお゛ッぉおお……♡♡♡」
喜勇の首に腕を回してしがみついてくる惇嗣の足が腰に巻き付く前に捕まえて、体を深く折り畳ませる。体の柔らかくない惇嗣は苦しそうに顔を顰めたが、すぐに始まった叩き付けるようなピストンにまた表情を蕩けさせた。
「お゛ッ!♡♡ぉごっ♡んぎぃいっ……♡♡♡あ、ぁ゛ー……ッ!♡♡」
腰をくねらせてケツを掘られる快感に身悶え、熟れ切った肉筒が喜勇のチンポにしゃぶりつく。腰を引くとチンポを離すまいと吸い付いてきて、押し入れると柔らかくもキツく締め付けてくる。
「んぉ゛っ!♡お、ッ♡♡お゛ッ♡ぁぎ……ぃい゛ッ!♡♡♡」
「はー……♡気持ちいい……あのオナホ使ってるみたい」
惇嗣の足を押さえつけたまま好き勝手に腰を振る最中にふと零れ落ちたのは、頭の隅で魔法のオナホを使った時の事を思い出したからだ。あのオナホールの締め付けや反射は真実惇嗣の反応であったわけだが、そうと知る前は性能の良すぎるオナホールだと感嘆していた。
言われた方の惇嗣は一瞬虚を衝かれたような顔をしていたが、すぐにドロリと溶けるような淫蕩な顔で笑った。
「ぁは♡して♡ッッ……♡♡あ゛っ♡♡きゆ、…ッ、ぅう゛っ♡んッ、オナホ♡して♡」
嬲られることに興奮を覚えているのは薄々感じ取っていたものの、まさかオナホ扱いを肯定されるとは思っていなかった。
「ガンガン突いて♡ぇあ゛ッ♡……っ、俺の♡ケツマンコ使って♡ふ、ぅう゛、んッ、あ♡♡お゛っ♡お゛っ♡」
「いいよ。ガンガン突いてやるから俺のオナホんなって」
首に回ったままの惇嗣の腕を振りほどいて体を起こすと、弾力のある太腿の裏をぐっと押さえ込む。亀頭だけをアナルに食ませるぐらいまで腰を引き抜き、一旦大きく息を吐き出して惇嗣の顔を見下ろした。
「きゆう♡っ♡♡」
興奮に上気した顔、半分閉じかけた目がこちらをまっすぐに見上げている。これから襲い来る快感を期待しすぎてか乱れた呼吸のまま、頭の横に投げ出された両手でぎゅう♡と敷布団を握り締めた。汗や涙や唾液で汚れた顔を晒して、男のくせにチンポを求めるメスの発情を隠しもしない。
「んお゛っ!♡♡ん゛ッ!♡」
どぢゅんっ!!♡♡と音がしそうな勢いで腰を押し付けると、喜勇のチンポが根元まで埋まった。そのまま、息つく間もなくまた腰を引いて叩き付ける。グネグネと動いてみっちり狭まって包み込む腸壁で竿を扱き、締め付けが強すぎると感じれば腰を回して押し拡げた。
「お゛っ♡♡あ゛っぉ゛っ♡ほッ、ぉ゛ん゛ぅうっ……!!♡お゛♡♡っん♡おん゛、♡」
「はっ……!♡はっ……!♡」
「お゛ッ……!♡ぎぼぢぃ♡♡あっ♡ぞごぉ゛……ッ!!♡♡」
「ッ、オナホは喋んねーの♡」
「あ゛ッ!♡♡っお♡ぉ゛~~……ッッ!!♡♡♡」
濡れた肌のぶつかる音が立つ勢いで惇嗣のアナルでチンポを扱く。相手の事を少しも考えない即物的な腰振りだ。だが、惇嗣はオホ声を上げながらすっかり蕩けた顔で悦んでいる。図々しくも偶然抉った前立腺への刺激をさらにねだってくるから、バチンッ!と尻を叩いてやれば仰け反って悲鳴を上げた。
「お゛ッ♡♡ぉほっ♡んぎぃい……っ!♡♡」
「はっ……♡はぁっ……!♡」
限界が近い。射精欲が高まって腰が止まらない。痙攣する肉筒がザーメンを搾り取ろうとしてくる。その締め付けを振り切って腰を振り、また肉筒をこじ開ける。
「お゛っ!♡んぉおッ♡♡ぁ゛っ♡あ゛ッ♡♡いっ♡イぐ、ぅう……ッ!♡♡」
「はー……ッ♡出そ、ぅ……♡」
喜勇が思わず漏らした声に、惇嗣が何度も頷いた。技巧も何もなくケツにチンポを抜き差しされているだけなのに、身に余るような興奮と快感を感じているのか全身を強張らせてメスイキを極める。ぐう、と仰け反った体が引き攣って、一瞬緩んだ内壁が隙間なく喜勇のチンポを絞り上げてくる。筋肉の強張りに合わせて締め付け、緩和と共にうねって飲み込もうとする動きに逆らわず射精した。
「んぉお゛っ!♡♡ぉほッ、ぉお゛ぉ゛おお゛――ッッ!!♡♡♡」
「…あ、ッ♡……っ!!♡」
びゅーッッ!!♡びゅるるる♡♡と勢いよくザーメンが腸壁に向かって吐き出される。射精しながらも腰を押し付けて最後の一滴までしっかり注ぎ込んで、惇嗣の上に体を倒した。
「っは、ぁ゛♡……っ、ん♡♡は、ぅ゛…ッ♡」
「はぁー……、よかった」
「ん゛ぅ゛……ぁ゛♡ざーめん♡ッ出た♡ぁ゛んッ!♡」
絶頂の余韻に痙攣する体を宥めるように撫でながら、まだ硬いままのチンポをゆっくり引き抜く。ぽっかりと開いたアナルから白濁が溢れてくる。その感覚にすら感じ入って震える惇嗣の尻を叩いてやれば、ひんっ♡と鳴いてまた軽く達したようだった。
喜勇はベッドサイドに置いていたティッシュの箱から数枚抜き取り、自分のザーメンやローションで濡れた惇嗣の下半身を拭ってやる。甲斐甲斐しく後始末をする様子を、惇嗣はいつもぼんやり眺めていた。
「風呂入る?」
「……シャワーでいい。あっちー」
「クーラー温度下げる?」
喜勇の問い掛けに、惇嗣は首を横に振る。のっそり起き上がると、脱ぎ捨てた服を拾ってからローテーブルの上に放り出されていたスマホに目をやっていた。
「あ……、15日に飲み会決定してら」
「マジで」
「マジマジ。あ゛ー、腰いてえ」
とんとん、と腰を叩きながら返信もせずに風呂場へ消えていく惇嗣を他所に、喜勇はすっかり忘れていたことを心中で謝りながら友人へ返信する。勿論、了承の返事だ。
「あれ……」
スマホを置いて手元にあった下着を拾い上げたら、それが惇嗣のボクサーパンツだと気づく。自分のはどこだとローテーブルの周りを探しても、残されているのはTシャツと短パンだけだった。
『喜勇!パンツ間違えた!』
風呂場からそんな声が聞こえてきて、喜勇は取り残された惇嗣のパンツを握り締めて浴室へ向かった。
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