6 / 9
第6話 名前で呼ばないと辞めてくれない
パチパチと火が鳴る中、眠ってしまう門くんは僕を後ろから抱きしめるようにしている。
胸がドキドキと何故かうるさい。
えっ!?男に抱きつかれてるだけなのに!
こんなの……クラスでも休み時間ふざけて何度か同級生にも抱きつかれたことあるのに!
それなのに心臓がバクバクのドキドキだ。
門くんイケメンだしな。
って僕は女子かーい!!
と自分でツッコミ入れてるとなんかもぞっと門くんのお腹に置かれた手が動いた?
するんと何故か服の上から太腿を触られている!!
ひえっ!!
「うーん……。匡人……くん匡人くん……」
ちゅっ……と首筋にキスされビクっとした!
完全にこれは寝ぼけておるね!!?
ヤバイ!起こさないと!!
「ちょっと門くん……起きて……!」
と言うと……
「ふふふ、匡人くん……名前で呼んでよぉ……。呼ばないと……悪戯しちゃうから」
と門くんが言いまた首にキス。
ひええ!起きてるのか?これ??寝ぼけてるのか!?お腹の手も太腿の手もサワサワ動きだした。
ひえっ!!
「いい加減にしろって!」
すると手が今度は僕のお尻に向かい、サワサワしだしている!
ひいいい!痴漢ー!!ここに痴漢がいまーす!!おまわりさーん!!
しかも……後ろからなんか硬いの当たってる!!何変な夢みて勃ってんのこいつ!バカか!
「匡人くん……可愛いよ。チュッ」
と尻を触られ首にキスされると言う地獄。そして照れる。流石に。こんなことをされたら。
「止め、止めてくれええ……頼むから……」
「うーん……。匡人くん……俺の名を」
何?呼ばないと止めないわけ?
今度は尻を揉み揉みされ、いよいよヤバくなり僕は覚悟して言った。
「おい、悠里くん!!しっかりしろ!!」
というと手が止まり再びお腹に戻ったし、ぐーぐー寝ている。
おお、これ、どかさないと僕が寝れんわ!!
赤くなりなんとか地面に放り投げ寝かせて僕は距離を取り反対側に逃げて眠ることにした。
ようやく眠気が来てそのまま寝てしまう。
しかし変な夢見た。
なんか……門くんが上半身裸だ。
イケメンの身体綺麗だな……と思ってると門くんが僕の制服のシャツのボタンを丁寧に外してゆく。
えっ!?
ま、待ちんしゃい!!
でもはだけられてしまい
『可愛いね匡人くん……。うん……可愛い』
と指を這わせられ僕は感じちゃいました。
『ひうっ!変なことすんなってば!!』
と言うと
『名前で呼ばないと……変なことしちゃうよ匡人くん』
と言い僕の胸を触りそこに吸い付いてひええ!となる僕に何度も
『可愛い、匡人くん匡人くん!好き』
と言い。
『やめろよ!僕そんな趣味……ないんだ……から!女の子のがいい!!女の子のがいい!!』
と夢の中で必死で抵抗するが、無駄で
『匡人くん……』
と上からイケメンの綺麗な瞳と目が合い逸らせない!なんて綺麗な目だ!!
イケメンが僕の顔中にキスして最後に唇にキスしようとするのを手でガードしたらその手にキスされひええ!となる。
慌ててつい手を外した隙にキスされた。
『んむっ!!むむむむ!』
中々離してくれないから胸を何度も叩く。
ようやく離し、
『匡人くん……俺の名を呼んでよぉ』
『っ!うう、くそ、……悠里やめろ』
と言うと満面のイケメンスマイルでやめてくれた!!
*
はっ!!
僕は夜明けに起きた。
シャツははだけていない。というかシャツなんて着てるわけない。オオジリ教の奴等に変な服着させられてるんだから!くそー!何とか金を手にしたらこの服をどうにかしないと!
反対側に奴が眠っている。
良かった……夢で。
しかし……何であんな気持ち悪い夢を!!
てか僕の息子を見たら勃ってる!!
ひえええ!!
恥ずかしくなり森のちょっとした所で急いで処理した。
さ、最悪!イケメンに勃起したとか!!
やだやだ!僕!そんな趣味ないって!!
しかしそこで、なんとこんな時にひょこっと顔を出す門くん。
「どうしたの?匡人くん……あっ……」
と気付かれ恥ずかしくなる!急いで、ズボンを履こうとして止められたし!!
「お、おいいいい!!」
と叫ぶと門くんが
「はっ……すまない」
と言い、離した。なんなんだ!
「いいか、これは!女子の夢を見ていたんだ!元の世界の女子の夢!」
「その子って……好きな子?」
「そうだ!文句あんのか!?僕は女の子が好きなんだわ!!」
と言うと悲しそうにわかったとうなずかれその場から離れる門くん。
ズキってする!やだやだ!何?別に傷つくことなんかないのに!!普通だろ!?
ともだちにシェアしよう!

