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第7話
四本王7話 嫁入り衣装
嫁入り衣装紹介
https://fujossy.jp/fanarts/8143
次の日の朝、朝餐の間にて。
桜天と狐紅は、向蛇と雪椿に無事仲直りしたことを伝えた。
「良かったあ!どうなることかと思ったよお!」
「凄く心配してたんですよ...」
「迷惑かけてすまなかった...」
「おかげさまでえ〜♡こんなにラブラブになったんだ〜♡」
狐紅は桜天の腕にくっつく。
「こら、動きづらいからもう少し離れろ」
「いいじゃ〜ん♡」
「うむ!イチャイチャするのは良いことだ!」
「あ!しょーちゃん!」
「今日は我から贈り物がある!」
「贈り物...とは?」
「嫁入り衣装だ!桜天が嫁入りを決めてくれてから仕立て屋に依頼してた品があがってきたのだ!」
「梅首さんが採寸していたのはそのためだったのですね」
「うむ!我の会心の出来だ!」
「あ〜...なんか嫌な予感するやつだ〜...」
「「「?」」」
「ウハハ!流石狐紅!まあまずは着替えて見てくれ!」
王に渡されるまま、四人は別々に着替えることにした。
着替えた後、向蛇も雪椿も桜天も狐紅が言っていたことを理解した。
「薔鬼王様!何ですかこの服は!色々と布が足りていません!」
「うむ!我の見立て通りだよく似合っているぞ桜天!我考案のえっち嫁入り服だ!我が色々とすぐに触れるようにした!あと個々の魅力を活かすために拘ったぞ!」
王の欲のせいで布が足りない嫁入り衣装を恥ずかしがる嫁たちの気持ちも知らず、王は生き生きと嫁入り衣装の拘りの説明をはじめる。
「まず向蛇!向蛇と言えばたわわな雄っぱいだ!豊満な雄っぱいをなるべく生に近い感触で楽しめるように胸元には薄手の生地を起用し、谷間は薄地の布漉しの感触を楽しみつつ、脇周りは透け素材で胸を二通りの触り心地で楽しめるようにした!」
「流石薔鬼様...!むろちゃんの素晴らしさを理解していらっしゃる!むろっぱいは筋肉が多いから日によって触る素材や場所によって感触が変わるんだよね...!」
「雪椿めっちゃ喋るじゃ〜ん!嫁入りしてキャラ変わったよな〜」
「次は雪椿!雪のような白い透け通る肌を際立たせる最高級の土蜘蛛糸を使用した純白生地の浴衣!そして浴衣のチラリズムと美脚生足ほぼフル露出を両立した贅沢仕様だ!」
「わあぁ!せっちゃんえっちだあ!足がつやつや!」
(あ、脚が細い...!私は太くて衣服が詰まるから羨ましい...!)
「次は桜天!ムチムチのデカ尻が入りやすいチラチラ見えそうで見えない超ミニ袴だ!」
「良かったな〜桜天〜いっつも下履く時尻でつっかえてたもんな〜」
「う、うるさい!筋肉だ!」
「あと桜天には被虐趣味が見受けられたから首輪と鎖をつけたぞ!」
「王サマ最高〜!桜天のことわかってる〜!」
「狐紅さんこそキャラ変わってますよね...?もっとやる気無かったですよね...?」
「俺の桜天愛、舐めんなよ〜?十年以上は片想いしてたからな!」
「最後に狐紅!長い手足を更に強調するため手足には黒地の薄薄ピッチリ布地を採用!且つ美しいお腹は幅広く胸下から下腹部まで思い切って露出させた!服には極力膨らみを持たせないことで身体の線を強調しつつもふもふ耳と尻尾が強調されるぞ!」
「こんなに体幹部が露出してるのに映えるのは元々の身体が綺麗なんだろうな...」ボソッ
「こもちゃ〜ん!さっちゃんが凄く綺麗だって〜!」
「こら向蛇!」
「も〜こういうのは直接言わなきゃあ!」
「ウハーーーー!楽しいーーーー!!!可愛いイケメンにえっちな服着せるの楽しすぎるぞーーーー!!!」
王は満面の笑みで楽しそうだ!欲望に忠実にはしゃぐ姿は年相応の成人したばかりの若い青年に見える。
嫁たちは色々言いたいことはあったが、
(しょーちゃんが、)
(薔鬼様が、)
(薔鬼王様が、)
(王サマが)
((((可愛いからいっかー!!!))))
そう!なんだかんだ言って嫁たちは、カリスマ性があって頼り甲斐があって顔が良い王にもう結構惚れているのである!!!ちょっとえっちなことくらいは可愛く見えるくらいになっていたのである!!!
「さて!せっかく嫁入り衣装が届いたんだ!今夜、早速初夜を一緒に過ごしたい!」
((((可愛く無いこと言い出したーーーー!!!))))
「もう少し心の準備が必要なら後日でも良い!」
「いえ...嫁入りするということは、いつかは覚悟を決めなければ!今宵戦います!皆良いな!」
「「「御意!」」」
「うぬ?我のち●こは敵なのか...?」
▼▽▼▽▼▽▼▽
そして、夜が訪れた。
四人の嫁は入浴を済ませた後、王の寝室に訪れていた。
「うむ!皆よく来てくれた!」
王は寝巻姿で四人を受け入れる。
向蛇と雪椿が恐れ慄いている。
「うわあ!しょーちゃんえっちだあ!」
「うっ...色気が強すぎる...近寄るだけで倒れそうです...!」
「わかるぞ、その気持ち」
先んじて王の寝巻姿にやられた桜天は二人の気持ちがよくわかった。
「みんなウブだねえ〜」
「お前の肝が据わりすぎだ!私たちが普通の反応だ!」
「ウハハ!では慣れるまで待とう!」
やっと向蛇と雪椿が王に近づけるようになったので、全員で王の緋色の寝台に腰掛ける。寝台はかなり広く、五人が座っても全く狭さを感じない。
「さて初夜だ!とはいえ我は童貞だ!座学で知識はあるが経験が無い!下手な点があったら遠慮無く言ってくれ!」
「あ、大丈夫ですう!ぼくも恋愛全部未経験だからあ!」
「僕も全く無いので...」
「私もありません」
「えっ、みんな全く無い感じ?」
「狐紅はいい、わかってるぞ。お前は学生時代から恋人が途切れたことが無かったからな。」
「だって〜!桜天が全然相手してくれないから告白してくるなら誰でもよかったんだもん!」
「経験があるなら話が早い!狐紅から頼めるか?」
「はいは〜い...?!?!?」
狐紅は余裕ぶって王の首に手を回して口付けをはじめた。が、口付けが深くなるにつれすぐに顔色が変わる。
(王サマ、キス上手すぎ〜〜〜ッッッ?!?!?)
「ん♡ふぅ♡はぅっ...♡んぅ...っ!」
バタン!キュー...
何と王は口付けだけで狐紅の腰を砕けさせてしまった!
「唯一恋愛経験者のこもちゃんが倒れたあ?!」
「そんな...狐紅さんは僕たちの中で最強だったのに?!」
「狐紅は疲れてしまったようだな!じゃあ次は向蛇だ♡」
「ええっ!?ちょっ!まっ♡んっむぅ♡はあっ♡」
バタン!キュー...
「では雪椿♡」
「ちょ、ちょっとお待ちください!?むろちゃんでこんななら、僕なんてすぐ、あああああ♡」
バタン、キュー...
「何てことだ...」
「うむ...?みんな疲れてしまったようだ...桜天、良いか?」
「ひっ!」
「あああああッッッ♡♡♡♡」
バタン、キュー...
全員王の口付けだけで腰が砕けてしまった。
余程凄い口付けだったのか、狐紅以外は気絶してしまっている。狐紅も辛うじて意識はあるが余韻が残ってるのか、身体を震わせている。
「あ、ひ、♡お、王サマ、これで童貞とか嘘でしょ...!」バタッ...
狐紅はやっとの思いで一言残して気絶してしまった。
「本当に童貞なんだが...」
王は、気絶してしまった嫁たちを見ながら一人呟いた。
王は童貞卒業に失敗した!
▼▽▼▽▼▽▼▽
嫁が全員口付けだけで気絶してしまったので、王は仕方無く嫁たちを寝台に寝かしつけた。王は己を鎮めるために残務でもしようと寝室の外に出た。
寝室から出て、しょんぼり歩いているところで百又に話しかけられた。
「王!丁度良いところに!...って何かありましたにゃ?」
「百又...その...やっとえっち出来ると思ったのに...口付けをしただけで全員気絶してしまったんだ...」
「にゃははははは!王は何でも出来すぎるんですにゃー!」
「うぬ...そうだ、何か用だったか?」
「あ!そうです王!嫁入り衣装が届いたならご挨拶されると思って薇酒(らしゅ)様と薇呑(らのみ)様にご連絡しました!明日いらっしゃるそうですにゃ!」
「うむ...薇酒兄様と薇呑姉様が...遂にこの時が来てしまったか...」
「まあ...あのお二人なら何かしらは起こるでしょうにゃ...」
「うむ...覚悟を決めねばな...!」
王は落ち込んでいては乗り切れぬと、気を引き締め直した。
それ程に、明日挨拶に来る王の兄と姉は曲者なのである。
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次回!番外編!桜天の弟は生きる天才?!
父は金ヅル!兄をダシにお小遣い稼ぎ!
なんて奴だ!
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