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第8話
四本王8話 番外編!生きるのが上手いよ!桃天くん!
「やあ、皆様こんにちは!え?私が誰かって?私は桃天!鴉天狗家次男で桜天の弟です!今回は私視点で番外編です!」
桃天は、初代王の時代から続く名家である鴉天狗一族に次男として生まれた。
兄は自分より何段階も出来が良く、隣の幼馴染の妖狐一族には更に出来が良い天才がいた。加えて、二人とも並んで歩けば誰もが振り返る程に整った容姿の持ち主だった。
せめて妖狐一族のように性別も違えば比べられなかったかも知れない。しかし桃天は少し歳の近い美麗な秀才と天才と比べられて育った。幼少期から思春期の頃は、劣等感に苛まれる毎日だった。
しかし、そんな桃天の転機となる出来事が訪れる。ある日劣等感に耐えられなくなって、年上の豊満な胸を持つ女の先輩に泣きついたことがあったのだ。女の先輩は、桃天があの桜髪の王子様、桜天の弟ということもあってよしよしと必要以上に慰めてくれた。桃天を抱きしめて、頭を撫でて甘やかしてくれた。
(?!?!めちゃくちゃ顔におっぱいが当たる!!!柔らかく豊満な胸が!!!そして思春期の男子には刺激が強すぎる年上のお姉さんの匂いが!!!ここは天国でしょうか?!?!!)
桃天は、この経験から完全に己の生き方を見つけた。
優秀な兄達に追いつこうとするのではなく、美麗な兄達の身内であり幼馴染という立場を最大限利用するという生き方であった!!!
(いやーーー!!!イケメン効果すごいっすーーー!!!兄上と狐紅くんの名前を出せば、いくらでも合コンめっちゃ組めますねーーー!!!
話題に困ったら、女の子たちに兄上と狐紅くんの話題を聞かせてあげればいくらでも話ができちゃいますねーーー!!!)
そして、身内の立場を活かして兄と幼馴染の念写紙を練兵校で売り捌いた!特に二人が一緒に写った念写紙は高値をつけても競り状態となり、お小遣いには困らなくなった!!!
ちょっとお姉さんが恋しくなれば嘘泣きして劣等感トークをすればどんな女の子もころっと甘くなってぎゅっと抱きしめてくれた!!!
(いやーーーー!!!人生利用できるものさえわかれば薔薇色に変わりますねーーー!!!)
こうして、桃天は現在のような交渉に長けた生きるのが上手い人格になっていった。
結果的に、桃天のこの商売上手は鴉天狗一族に大きな利益をもたらしていく。
桃天は薔薇色の青春時代を過ごし、二十歳になり妖兵となった。
(そろそろ結婚を視野に相手見定めなきゃですねー、うーん今手持ちの何番のおっぱいお姉さんにしましょうかねー...)
と迷っていたところ、鴉天狗一族へ王から桜天を嫁に欲しいと書簡が届いた。
(もしかしてこれは、更なるおっぱいお姉さんを紹介してもらえる機会なのでは?!?!)
桃天は自分の人生のために、父を説き伏せ、王に交渉した。そして兄の桜天に王の念写をさせ、王のガチオタである父に王の念写紙を驚く程の高値で売り捌いた。
王の念写紙は国中に需要があったため、なんと桃天は念写紙販売だけで新しく店を持つほどになった!
更に、実家事業の武器販売と念写紙販売事業で互いに割引や纏め売りなど巧みに購買者心理を煽り、どんどん二つの事業を拡大していった。
妖全華国は千年の歴史を持つが、彼ほど周りのイケメンを有効利用した妖怪はいないだろう。
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次回!遂に登場王の兄と姉!
酒呑童子は変人ばかり!
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