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第10話
四本王10話 第一部隊
キャラクター紹介
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薇酒と薇呑の助言を受け、王の嫁たちは自身で強くなるため王家戦闘訓練と王家座学を受けることになった。
朝食の時間。
王は向蛇と二人で朝餐の間にて朝食を食べていた。
「今日からいよいよ戦闘訓練がはじまるな!」
「うん!ぼく、体力だけは自信あるから頑張っちゃうよお!」
向蛇が気合いをアピールするためジャンプするたびに
ぽよんっ♡ぽよんっ♡
胸が、でっかい雄っぱいが揺れる。
思わず王も目が釘付けになる。
誰だ!!!巨乳の向蛇にこんな胸部が露出した衣服を着せたのは!!!
我だーーーー!!!
胸、触りてえーーーー!!!
よし、触ろう!!!
「向蛇、胸に顔を埋めさせてくれ!!!」
「ええぇ?!む、むねに?」
「今日我は溜まった公務を片付けなればいけなくて、元気が欲しいんだ!」
「うん!わかった!ぼくの胸で元気出るなら!」
「では!」
ぽよんっ♡
「ウハーーーー!!!天国だーーーー!!!」
胸だけで天国だったのに、向蛇はそのまま王を抱きしめ、頭をぽんぽん撫でてくれた。
「よしよし♡しょーちゃんは出来るぞお!頑張れ頑張れ!」
(こ、これは!!!バブ味が凄いぞ!!!赤子になってしまう!!!向蛇ママーーーー!!!)
「しょーちゃん!そろそろ時間だよお!」
「おっとすまぬ!あまりの天国に赤子になっていた!今日はこれで頑張れそうだ!ありがとう向蛇!」
「何で赤ちゃんに?まあいいやあ!ぼくも戦闘訓練頑張るね!」
▼▽▼▽▼▽▼▽
王家戦闘訓練は薔薇宮殿の中央部にある王族専用訓練場で行われる。
「戦闘訓練は僕様☆そして第一部隊の梅首、朝魚、水蜘(すいく)で見るぞ★細かい説明は僕様は出来ないから梅首頼んだぞ☆」
「御意。嫁入りに伴い先日測り直した適正から判断し、向蛇様は体力向上の為に薇酒様と近接組み手、雪椿様は顕在力を伸ばす為に水蜘さんと警護拡張訓練、桜天様は朝魚さんと治癒力向上訓練、狐紅様はそもそも体力が無さすぎるのでわたくしと耐久戦闘訓練をいたします。」
「うっふん♡傷付いた子魚ちゃんたちはアタイが癒してあげるわよん♡」
「朝魚はこんなだがちゃんとした人魚だ☆治癒力に関しては国一だから安心しろ★」
「もう薇酒様ったら!はっ倒してやりたいわ♡」
「朝魚のビンタはマジで力強すぎて痛いから辞めてくれ☆」
薇酒はこの国で最強の一族である王族の酒呑童子。梅首、朝魚、水蜘は4000人以上の妖兵団の頂点、第一部隊の一員。何とも豪華な講師陣である。
「ひえぇ、王族と第一部隊の指導かあ?!」
「改めて...僕たち、場違いのところに来てしまったのを実感するね...僕たち第百部隊になるのにもあんなに大変だったのに...」
「そうだねえ、うーん頑張ろお!」
「あああガッツポーズ可愛いいい!僕むろちゃんがいれば何でも頑張れるよおお!」
▼▽▼▽▼▽▼▽
「じゃ!桜天ちゃんはアタイとあっちで治癒力向上訓練ね♡」
「朝魚さん、その、私は数ヶ月前の宮殿仕え時の適性試験では精神力があまり高くありませんでした。せっかく訓練いただくのに申し訳ないのですが治癒担当には不向きかと...。」
「あらあ!そんな事ないわよ♡一番最近の嫁入り時の計測だと四人の中で一番精神力が向上してたわよ♡この数ヶ月で何か心のモヤモヤとか取れたんじゃないかしらん!」
心当たりはある。
宮殿仕え時の適性試験では、隊長として頑張らねばと不向きな知力ばかり気にしてかなり精神を張っていた。
王の嫁になってその重圧から解放されたのが大きいのだろう。
「それに!桜天ちゃんは宮廷試験の心理貢献度がとっても高かったのよん♡そもそも精神力に見込みがない子は心理貢献度があんなに加点されないわ!モヤモヤが無くなったなら精神力はこれからどんどん伸びるわよん♡一緒に頑張りましょ♡」
「...はい!よろしくお願い申し上げます。」
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「梅首☆僕様はピンク桜天の相手をしたいぞ★」
「薔鬼王様から、薇酒様は桜天様に近づけるなと言われております。」
「薔鬼め☆根に持ちおって★」
「薇酒様は向蛇様の訓練をお願いいたします。」
「むむう☆仕方あるまい★行くぞデカパイ向蛇☆」
「デカパイ?!は、はいい!じゃあねせっちゃん!また後でー!」
雪椿は向蛇に手を振る。そして、自分を教えてくれる水蜘の元へ向かった。
「じゃあ雪椿くんはあっちで僕と警護拡張訓練ね。」
「はい、よろしくお願いします...!」
(むろちゃんと別々なのはちょっと寂しいけど頑張ろう!)
水蜘は土蜘蛛の妖怪。第一部隊の警護兵で、宮殿警備と包囲を担当している。噂では三十町にわたるこの巨大な宮殿は、彼一人の蜘蛛の巣で守られているとか。上級兵の攻撃だろうが数撃は耐える強度のものが極限まで見えない糸となっているらしい。そんな巨大で強固な巣を顕在し続けるのは至難の業であり、水蜘の妖力の高さが良くわかる。
「じゃあ訓練はじめるけど、まずは顕在時間を伸ばすところからね。雪椿くんは雪男だから冷気を顕在できるよね。三尺くらいを連続五分顕在して、五分休憩、でまた五分顕在の繰り返し。今日はひたすら顕在時間を伸ばしていこう。」
「はい...!」
ふと水蜘の説明を聞きながら隣で薇酒と組み手をしている向蛇が目に入る。
ぽよんっ♡ぽよんっ♡
胸が、でっかい雄っぱいが揺れている。
警護拡張訓練は基本的に自分は動かず手から妖力を飛ばし続ける。つまり訓練を続ける限りこの絶景が見放題ということになる。
(この訓練天国かも...!)
一時間後。
「ぼ、僕、ぜぇっ...ぜぇっ...まだ出来ます!」
「まだ初日だし無理しない方が良いよ。一回朝魚さんに回復してもらいな。」
「で、でも、ぜぇっ...ぜぇっ...むろちゃん、まだやってる...し...」
「あの子の体力は異常。基準にしちゃダメだよ。普通は酒呑童子とあんな長いこと組み手出来ない。実力は薇酒様には到底及ばないところを体力任せの逃げ入れて何とかしてる感じだしね。」
「うぅ...でも、でも...!僕は、まだ、!間近で!揺れるむろちゃんの雄っぱいが見たいんです...!」
「女の子みたいに綺麗な顔してるけど君も男の子なんだねえ...」
「では我と一度昼食休憩でどうだ?」
「薔鬼様...!?何故こちらに?」
「公務が一旦キリがついたのでな!雪椿、我と昼食に行こう!」
「で、でも...」
王は雪椿だけに聞こえるように耳打ちした。
「実は我、今日むろっぱいに顔を埋めたんだ!むろっぱいトークでもしようじゃないか!」
ヒソヒソ!
「昼食、ご一緒します!」
雪椿も男の子なのだ!
▼▽▼▽▼▽▼▽
昼食の時間。
天気が良いので、王は雪椿と二人で空中庭園の離宮で食べることにした。
「それでむろちゃんが!むろちゃんが!」
向蛇のことを夢中で楽しそうに話す雪椿。
勿論王としては話の内容も愛らしいのだが、何より楽しそうにキャッキャッとしている雪椿が可愛い。
あと時々悶えて脚をバタつかせるので短めの丈の布から、なんて言うか色々見えそうなギリギリラインをチラチラしていてかなりドキドキする!
誰だ!!!美脚の雪椿にこんな短い丈の扇状的な衣服を着せたのは!!!
我だーーーー!!!
脚、触りてえーーーー!!!
よし、触ろう!!!
「うむうむ!むろっぱいは最高だな!」
「そうなんです...はあ...むろちゃんは素晴らしい...♡」
「我としては雪椿の脚にも滅茶苦茶触りたい!膝枕してくれ!」
「ひ、膝枕...?!」
向蛇の話をしている時は楽しそうに紅くなっていた頬が、今度は照れて更に紅く染まる。
自分のこととなると引っ込んでしまうのもまた可愛らしい!
雪椿は少し戸惑った顔を見せたものの、膝元を急いでパンパンと叩いた。そして脚を揃えて座り直し、手を広げ王を招く。
「ど、どうぞ...///」
「失礼する!!!」
「え?!し、下向きですか?!///」
「ウハーーーー!!!生足スベスベだーーーー!!!ここには極楽があったーーーー!!!」
「薔鬼様っ...///恥ずかしいです...!」
「すまんすまん!あまりの極楽に我を見失っていた!これで午後も乗り切れる!ありがとう雪椿!」
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午後の座学は、宮殿の中央部にある王族専用図書館で行われる。座学は王の姉薇呑、そして第一部隊の最後の一人である菊龍(きくり)が担当だ。菊龍は火吹き龍で、第一部隊の軍略兵をしている。
「午後は座学よ♡座学は、私様と菊龍くんで見ますわね♡」
「あれえ?しょーちゃんと総大将は何も見ないのお?」
「薔鬼くんは貴方達とのイチャイチャ時間を捻出するために疎かにしてた公務を詰め込んでますわ♡百又はそのお目付け役♡」
「あんなに公務をしてたのにまだ足りないのですか...薔鬼王様は本当に大変なのですね...」
「そうですわ♡だから王の嫁となる貴方達も王の負担を減らせるように賢くなってもらいますわよ♡」
「よろしくお願いします!」
「初日の今日は建国学から学びますわ♡妖全華国を建国したのは酒呑童子の全華(すべか)という王様ですわ♡妖怪が蔓延る混沌としたこの地で国を興すには、二つの儀式を成さねばならないわ♡では建国時の二つの儀式とは何でしょうか?はい、向蛇くんと雪椿くん♡」
「ぎ、ぎしきい?せ、せっちゃあん、何だっけえ?」
「はい、前儀「血解の儀(けっかいのぎ)」と本儀「権刻印の儀(けつこくいん)」の儀です。」
「あらあ♡一つづつ答えて欲しかったんだけど、正解ですわ♡建国を望む者は呪いの地に赴き、呪いごとに指定される血を捧げて地に巣食う呪いを祓う、これが前儀「血解の儀」♡そして、呪いを失い空白となった地に儀式者は己が肉体の一部である角で王の証を刻み込む、これが本儀「権刻印の儀」と言う訳♡」
「ええ、聞いたことないよお!」
「むろちゃん、これ練兵校で習った内容だよ...」ヒソヒソッ
「えっ!あ!ごめんなさい聞いてましたあ!」
「うふふ♡次、桜天くん♡前儀「血解の儀」に必要な血とは何でしょう?」
「儀式者である王様の血です。」
「うーん半分正解ですわ♡儀式に必要な血は、王の血ともう一つ、呪いによって異なる血を求められるわ♡呪いの巻物で調べるんだけど、断片情報しか載っていないことの方が多いから探すのが大変なの♡動物の血数滴で良いものから、誰かの生き血の半分とか重いものまで様々なの♡」
「ひええ、血を半分も抜かれたらお腹減っちゃうよお!」
「お腹減るどころじゃないと思うけど...」
「じゃあ最後は狐紅くん♡儀式のはじまりの言葉を唱えよ♡」
「建国の前儀、「血解の儀」を執り行う。王と供物の血よ、呪いを祓いたまえ〜。建国の本儀、「権刻印の儀」を執り行う。王の角よ、国の証を刻め〜。」
「あらあ♡まさか簡易文じゃなくて全文覚えてるとは思わなかったですわ♡かなり学力差があるみたいですわね♡菊龍くん、やっぱり学力ごとに個別指導にいたしましょう♡」
「御意、という訳で早速筆記試験やるヨ」
「わああ早速筆記試験ん?!」
勉学が苦手で涙顔な向蛇の悲しみは無視され、問題用紙が配られた。答案回収後すぐに菊龍が採点する。
「狐紅君、君は戦闘訓練に移動ネ。」
「え〜何でですか〜?!」
「この問題は座学でやる範囲の四学。つまり建国学、軍略学、法統学、妖怪学への理解度がわかるように作ってるネ。君は座学でやる範囲はもう習得済みヨ。」
「え〜俺わからないとこありましたよ〜多分六十点くらいですよね〜?」
狐紅のとぼけ具合を受けて、菊龍は呆れたようにため息を吐く。
「ハー...第四問...全華王による牛魔王討伐での領土拡大時第五陣形への遷移について君は第四式を飛ばして解答に辿り着いてるネ。第四式の省略式を知ってる者が第七問の第六陣形式を書けない訳無いヨ。」
「え〜?でも第三式から圧縮して第五に接続できますよね?俺、第四が必要なんてわからなかったなあ〜」
「ハイ嘘ネ、第十問ぬりかべの結界呪具作成問題。この問題に正解してる時点で第一式から第八式までの構造式を全文理解している証明ヨ。」
「そうですか〜?ぬりかべの結界は第四式と第六式は第五式を二重展開すれば省けますよね〜?」
「ハイハイ墓穴ネ。その言葉が出た時点で第十三問の土蜘蛛の巣を踏まえた第二陣形への誤答は嘘ヨ。第一陣形の二重展開を知らないでこの途中式には辿り着けないネ。」
その後も狐紅と菊龍の問答は続くが話の内容がどんどん難しくなっていき、周りの誰もついていけなくなってしまった。
「凄い...あの狐紅を言い負かしてる...!」
「菊龍くんは我が国の参謀でとっても頭が良いんですわ♡多分この国で唯一薔鬼くんを理詰めで言い負かせる人材ですね♡」
「あ、あの薔鬼王様を...!」
二人の問答は十分以上も続き、周りの頭には疑問符が浮かび続けた。しかし、遂に狐紅はある事実に気付いた。
「あ〜わかった菊龍さん!俺のこと引っかけたんですね!わざと間違えるか見てたんだ〜!」
「君のことは王から聞いているヨ、宮廷試験であんな解答する捻くれ者が素直に試験を受けるとは思ってないヨ。間違えた言い訳をしやすいような問題を入れておけば引っかかると思ったネ。君には戦闘訓練のが必要ヨ。」
「やぁだ〜!桜天と一緒が良い〜!」
「こら、狐紅!我儘言ってないで移動しろ!」
「やぁだ〜!だって戦闘訓練、梅首さん容赦無くずっと槍で追っかけて来るんだよ?!しんどすぎるよ!一人じゃ耐えられない〜!」
「じゃあ我と一緒に甘味休憩ならどうだ?」
「王サマ!ちょっと〜サボりすぎじゃないですか〜?」
「可愛い嫁の顔を見た方が効率が上がるからな!」
▼▽▼▽▼▽▼▽
甘味休憩の時間。
王は狐紅と二人で日向の光が温かい中庭の植物温室で甘味休憩をすることにした。
ちゅっ♡
「待て狐紅、口惜しいがこの先はお預けだ」
「何?ヤりたいから俺だけ呼んだんじゃないの〜?」
「我だって男だ!勿論欲はある!しかし大切な最初だけは四人全員一緒にやりたい!我にとっては全員平等に愛しい!四人を娶る者として最低限の礼儀だと思っている!」
「え、じゃあ全員に未だにキスしかしてないの?」
「うむ!桜天も向蛇も雪椿も、照れてしまって口付けすらタイミングを見ないと出来ないからな!」
「うわあ、長丁場じゃ〜ん、王サマ我慢できるの〜?」
「ウハハ!狐紅たちとはこれから何十年も共に歩むんだ!我の都合だけで進めるのは良くない!いくらでも辛抱して待つつもりだ!」
ハー...
狐紅は王の言葉を聞いて、ため息をついた。
(腹が立つなあ、桜天も、王サマも。)
腹が立つくらいに正しくて綺麗だ。
相手を想う、純粋で美しい愛。
自分と違いすぎる。
情けなさと悔しさでドロドロな気持ちになる。
「わかりました〜じゃあ俺の出番は無しってことね〜」
「何を言う!我と甘味を食べよう!」
「え、マジで食べる気だったんだ」
「うむ!我は君たちと勿論えっちなことをしたい!何ならおっぱいや脚は触らせてもらった!だがそれ以上に君たちと沢山話をしたい!一緒に過ごしたい!」
「だから、今は話してくれなくて良い。いつか君の本当の気持ちを話してくれたら嬉しい。」
(そうだった、この王サマは俺の違和感を見つけてしまう。)
「ん〜、いつかね〜」
隠し事が通じないのはこんなに辛いものなのか。
無理に聞こうとしない優しさも
自分には綺麗すぎる。
▼▽▼▽▼▽▼▽
それからあとの時間。王は公務、向蛇と雪椿と桜天は座学、狐紅は戦闘訓練を終え日が暮れた。
王は今日唯一食事を共にしていない桜天を探していた。
「桜天!夕食は我とどうだ!」
「薔鬼王様!こら!また公務を抜け出したのですか!」
「うぬ?!誤解だ!今日の分はちゃんと終わらせたぞ!」
「それなら良いです、是非ご一緒させてください。」
「ウハハ!桜天は真面目だな!そういうところが素敵だ!」
王は桜天と二人で晩餐の間にて夕食を取ることにした。
王が隣に座りたかったのもあり、晩餐の間では二人並んで座れる長椅子の席に横並びに座った。
だが王は、食事どころでは無かった。楽しそうに談笑しながら行儀良く食事を食べる桜天の臀部が気になって気になってしょうがなかったからだ。
でかい!!!尻が!!!デカい!!!全体的に筋肉質だが細身であるのに尻がデカい!!!これは安産体型!!!
誰だ!!!豊かな尻を持つ桜天にこんな短い袴を着せたのは!!!
我だーーーー!!!だがこんなにデカいと思ってなかった!!!想定よりえっちな感じになってしまっている!!!嬉しい誤算すぎる!!!
尻揉みたいーーーー!!!
よし、揉もう!!!
「桜天!」
「はい、何でしょうか?」
「尻を揉ませてくれ!」
「食事中に?!い、いきなり何を?!」
「喋りながらも気になってしょうがなかった!」
「偶に目線が合わないと思ったら臀部を見てたんですか!」
「尻が気になり過ぎて食事が入らん!頼む!」
「うう、薔鬼王様の食事が進まないのは困りますから、わかりました...どうぞ...」
桜天は食事の手を止め、少し横に移動して王が臀部に手が届く範囲まで近づく。
「ウハーーー!ありがたい!」
もみっ♡
(ここが...桃源郷...!!!桃が!沢山の桃が見える!!!)
あまりの楽園に無心で揉んでしまう。
もみっ♡もみっ♡ もみっ♡もみっ♡
「...っんぅ!♡」
桜天は少し被虐趣味があるので偶に少し強く揉むと気持ちが良いのか声が少し漏れるのが大変えっちだ!
「んっ、♡!薔鬼王様っ!そろそろ、お食事の続きをどうぞ!」
「うむ、そうだった!」
名残惜しいが、まだ食事が残っているので夕食を再開する。そして、尻に夢中になっていて忘れていた本来の目的を思い出す。王が桜天を夕食に誘ったのは狐紅の話をするためだった。
「桜天、今夜狐紅と話をしてくれないか?」
「私が?わかりました、何を聞けば良いですか」
「...我には話せないことで悩んでいるみたいだった、余計な世話かもしぬが桜天にだったら話してくれるのではと思ってな!」
「...わかりました。私に出来ることはやってみます。」
「ありがとう!」
「此方の台詞です。天邪鬼な幼馴染がご迷惑をおかけします。」
「ウハハ!お互い面倒な男を好いてしまったものだな!」
「全くです」
▼▽▼▽▼▽▼▽
王との食事を終えた桜天は、離宮でぼーっと月を眺める狐紅を見つけた。
「狐紅」
「桜天〜!うわ〜ん梅首さん怖かったよ〜!」
「よく頑張ったな、偉かった」
「へへ〜ん♡桜天に褒めてもらえるなら頑張って良かった〜!」
「周りを確認した。此処には私とお前しかいない。」
「え〜何何?!えっちなお誘い?!」
「何かあったんだろ」
「あ〜...王サマから言われたの?」
「そうだ。話したくないなら良い、私で力になれるなら話してくれ」
桜天は真剣な顔でこちらを見ている。誠意が伝わってくる。
(あーあ...本当に桜天は正しいなあ...)
「な〜んでもないよ!今俺は桜天といられて幸せ〜!」
「...狐紅」
「ありがとね桜天〜。ずっとず〜っと!こんな幸せが続けばそれで良いよ〜。」
「そうだな...。」
(狐紅はこうなったら、話さないだろう...
今はまだその時じゃ無いのだろうな...)
「そろそろ夜間の戦闘訓練に向かうぞ」
「うへ〜夜まで追っかけられるのか〜」
「私たちはまたまだ未熟ということだ。頑張ったら寝る前にまた褒めてやる」
「やった〜!へへ〜頑張る!」
幸せは続かない。
日が沈み、国は闇に沈む。
国を見下ろす小高い丘に、影が三つ。
「迎えに来たぞ、狐紅」
今宵は満月、災厄は直ぐ近くに来ていた。
▼▽▼▽▼▽▼▽
次回!まさかのシリアス編突入!
薔薇宮殿への侵入者は反則級の強さ?!
▼▽▼▽▼▽▼▽
以下、小ネタ。
【それはそうと】
「毎日むろちゃんの身体を見て満たされてますけど、それはそうとしてむろちゃんのパンツが欲しいです。」
「わかる〜」
「毎日キスしてるけど、それはそうとして桜天と間接キスしたいから食事中にわざと箸間違えて使う時ある」
「わかります」
「さっちゃんとこもちゃん何話してるのお?」
「「恋バナー♡」」
【それはそうと】
王の場合
「脱いだ下着が欲しい時も、間接キスをしたい時もその時に本人に直接言う!」
まさに王!!!
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