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第12話 夜

 夜になるとこの倶楽部は一種の結界になるようだ。高級娼婦『ミカドの部屋』  輝くようなミカドの美貌。ドアをノックして稔彦が入って来た。後ろ手に鍵をかける。  今夜も目が眩むようなミカドの色香に惑いながら手を伸ばす。稔彦の長い指で顎を持ち上げて熱いくちづけを交わす。舌が絡む。  薄暗く灯りを絞って、薄衣を纏った妖精が手を向ける。強く抱きしめて 「ミカド、会いたかったよ。 一晩、離れていただけなのに、寂しくて死んでしまいそうだ。」 「あら、お国から息子さんが見えてるそうじゃない?」  昨夜、摩利彦を抱いた事は秘密だ。それでとても気持ちが燃え上がる。  でも、稔彦は、全部わかっていた。 長い黒髪を緩くシニョンにした色っぽいミカドの、うなじに稔彦はかぶりつく。 「あ、ああ、稔彦。」  すべすべの張り詰めた身体中をまさぐる。 「綺麗だ。素晴らしいよ,ミカド。」 (どこまで摩利彦に許したんだ⁈)  ジェラシーがチリチリと炎をあげる。 首筋に咬み痕を残す。  ゾクッと震えてミカドが懇願する。 「ああ、もっと痛くしてちょうだい。」  綺麗だがほっそりした男の身体のミカドに興奮する。稔彦は仕事中のはず。  タキシードを脱いでタイを取り、ゆっくりシャツのボタンを外す。  カマーバンドとサスペンダーをミカドが外してズボンのファスナーに手をかける。  愛おしそうに膨らんだ股間を撫でる。 「大きくなってる。」 「ああ、我慢してるんだよ。」 「素敵!」  ミカドの股間に手を伸ばす。下着を持ち上げてもう先走りで濡れている。 「いつもここを濡らしてるな。」  稔彦は、下着を剥ぎ取った。レースの女がつけるようなTバックが食い込んでいた。細い下着ではそそり立つミカドのモノは隠せない。はみ出しているペニスがいやらしい。  稔彦は自分の完勃ちの逸物を、ミカドのモノと一緒に兜合わせに扱く。  乳房のあるミカドの胸と硬くなったペニスが稔彦を倒錯の世界に連れていく。  完璧な乳房を揉みしだき、腰を動かす。 「稔彦、後ろに入れて。」  十分に解された後孔にゴムを付けた稔彦が 入って来た。 「ウオーッ、いいよ。キツい。中で絡みつく。 俺だけの形になってるよ。」  亀頭が入って腰を使ってグッと全部入れる。 「ああ、すごい。いいところにあたってる。 奥まで入れて。もっとよ。」  後ろから双丘を割って楔を捩じ込んだ。抵抗のある孔を奥まで攻めた。  ミカドは身体をビクつかせてトロトロと射精した。

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