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第25話 女子たち
白石冬美の周りの女子たちはみんな妊娠を知っていて労わってくれる。
「いい友達持ってるな。親御さんには話すのか?
18才でもまだ、高校生だからな。」
「彼と一緒に親に会います。」
冬美は斉藤光一に頼り切っていた。
光一は軽い遊びだった。
(セックスすると子供ができるんだなぁ。)
何か他人事のように思った。
いつもの悪仲間に話した。タスクは口が硬いから誰にも言ってない。
光一は自分の口から仲間に話した。
「俺の彼女が妊娠した。
俺、学校辞めて働くわ。」
タスクが
「あと少しだろ、卒業しろよ。予定日は?」
「まだ,医者に行ってないけど、多分、十月ごろかな。」
「じゃあ,卒業しろよ。みんなでカンパしよう。」
「とりあえず親に話せよ。
俺たちも協力するから。」
タスクは前向きだ。
摩利彦と月夜見は好感を持った。
次の日、光一は髪をアッシュグレーから真っ黒に染めて学校に来た。
タトゥーは長袖で隠している。
「冬美の家に行くんだ。殴られに。」
なんだか少し嬉しそうな光一だった。
人間は腹を括れば強くなるんだろう。
月はタスクの金髪から目が離せない。サラサラの髪に触ってみたい。
タスクも月から目が離せない。
(ただ、長い黒髪が珍しいからだ。)
摩利彦が寄り添って髪の毛を触る。
乱れを直しただけなのに、胸がチリチリする。
タスクは
(俺は男なんかに興味はないよ。
イケメンなら叔父貴の店のレオンさんが一番だ。
見飽きてんだよ、イケメンなんか。)
ならなんでこんなに腹が立つんだろう。
まるで自分のもののように月夜見に触れる摩利彦。いつもピッタリ寄り添っている。
(二人は兄弟なんだろう?)
数日後、学校の帰り道、犬を連れた綺麗な人に出会った。タスクの前を歩いていた月夜見が嬉しそうに駆け寄る。犬を抱き上げて何か話している。背の高い月が犬を連れたその人を包むように肩を抱いた。
タスクは違和感を覚えた。
(きれいだけど女の人?)
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