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第27話 レイモンの部屋
月夜見は惚れっぽい。尊に一目惚れだ。今日も学校の帰りに偶然会えた尊に喜んでついて来た。
「ボクの本当の顔を見せてあげるね。
それでもボクが好きなら、一回お付き合いしてもいいよ。」
そう言って稲荷社の裏に行く。もうそこはあのお屋敷だった。
後ろから歩いて来たタスクは消えた3人に首を傾げてあたりを見回している。
「小次郎を置いてくるね。ご飯の時間だから。」
そう言って一緒に門をくぐると手伝いの人に犬を渡して、あの倶楽部の建物の前に出た。
「二階に『レイモンの部屋』があるの。
ついて来て。」
一瞬で舞台のように景色が変わる。自分のいる所が心許ない。摩利彦がいてくれるのがせめてもの救いだ。
二階にはドアがズラーっと並んでいて尊がその一つを開けた。
「どうぞお入りください。」
そこはサディスト沼田礼門の仕事部屋だった。
禍々しい鉄の処女アイアンメイデンがドンと置かれている。錆びついた所は血の跡か⁈
美しい尊はドレスを脱いでボンデージスタイルになっている。アンドロギュノス。
男でも女でもない不思議な妖精。手に薔薇鞭を持っている。細い革紐がまとめられた薔薇鞭は音は怖いが痛みは少ない。
「尊さん、カッコいい。」
「ありがと。あなたたちには裸になって貰おうか?」
月夜見が乱暴に制服を剥ぎ取られた。だらしなくカッコつけて着崩したブレザーとシャツとネクタイを取られた。脱がせるのが上手い。
「ヒェッ、なんで?尊ってサドなの?」
「そう、礼門の一番弟子。」
「待って。俺たちそういう趣味は無いんだ。」
「あら、残念ね。」
尊は素直に手を止めた。摩利彦が
「座って話そう。鞭は片付けて。」
「やってみたら、ハマるわよ。楽しいのよ。」
脱がされて上半身裸の月夜見が情けない顔をしている。
「でも、月くん綺麗な身体ね。
鞭の痕が似合いそうよ。」
「尊さんがやりたいなら、鞭打ってもらおうかな。」
「待て待て!なんか精神をコントロールされてんぞ。尊、やめろ!」
「さすが摩利くんは集団催眠にかからないタイプね。」
「俺たちに何の目的があるんだよ?」
「もっとお近づきになりたいだけよ。」
「尊って、元々サディストなの?
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