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第63話 綺麗な肩
寝っ転がった摩利彦にタスクがふざけて覆い被さって来た。
「なんだよ。女の子だったらやっちゃうシチュだぞ。」
タスクがくちづけしてきた。
(断ったら、気まずいかな。)
仕方なくキスを返した。タスクが調子に乗って激しく返してくる。思わず夢中になってしまった。気持ち良くなって舌を動かす。もっと欲しいと舌先が探る。
両手をベッドに押さえ付けられて、意外と強い力に驚く。何だかたくましく感じるタスクの腕にドキッとした。
「おまえ、俺とヤリタイの?」
タスクは柄にも無く顔を赤らめて、
「ああ、おまえに興味がある。」
「物珍しいだけかよ。愛はないの?」
「ぷはっ、おもしろい事言うなよ。」
胸に頭を置いて力が抜けた。
「はあっ、タスクは誑しなんだろ?
俺は,愛のないセックスはしない主義なんだ。」
摩利彦の言葉にタスクがじっと見つめてくる。
顎にキスして頬にも唇が触れる。肩を軽く噛んだ。
「綺麗な肩だ。このままでいて。これ以上何もしないで。」
頬と頬をくっつけて肩の力を抜いた。タスクは意外な事を言い出しそうな自分を戒めた。
(このままじゃ愛してるって言いそうだ。)
「女々しいな。こんなの本当じゃないんだ。」
「何が言いたいの?本当って何?」
「摩利彦は恋人とかいないの?」
少し考えて見る。
「狐は恋人に入るのか?」
摩利彦が聞いた。
タスクは、遠足でおやつは300円以内だと言われてバナナはおやつに入るんですか?と聞いた奴を思い出した。
「狐は恋人に入るんですか?だって?」
摩利彦は遠足というものを知らない。
二人で笑ってしまった。狐は月夜見の方が好きそうだが。
ちょっと興奮したのに残念だった。
「理性が勝つタイプ?」
タスクがハッとして
「俺、キスで勃っちゃったよ。」
さっきからお互いの腰に当たるものがある。
オズオズと手を伸ばしてズボンの上から掴んだ。
「ホントだ。俺も完勃ち。痛えよ。」
タスクがズボンのファスナーを下ろしてボクサーブリーフの上から掴んでくる。
ブリーフからつかみ出して口に咥えた。
「あ、ダメだよ。風呂に入ってない。」
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