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第87話 ディアボラ
「いらっしゃい!」
「ポン高(六本木高校)のイケメン,勢揃いだな。」
「イケメンだけじゃないよ。今日は綺麗どころも連れてきたよ。」
「おっ、登美ちゃんおしゃれだねえ。
佐里ちゃんも。」
ナオと恵理子が地味な感じで目立たない。
それなりに可愛い娘たちなのだが、登美と佐里が目立ち過ぎだ。
プロのホストはそんな彼女たちを見逃さない。
ホストの光一と良太と翔が、席に案内した。
「この顔ぶれじゃ学校にいる時と変わんないね。」
「ははは、今日はお酒飲むでしょ。
18才ならいいよね。」
本当はお酒は20歳からだが。
「うん、じゃあシャンパンだね。
どんどん持って来て。」
「おい、大丈夫かよ。」
柴田がメニューを見て驚いている。
タスクが
「叔父さんに言っといたから。安くしてって。」
「いらっしゃい。登美、綺麗だな。」
翔が隣に座って肩を抱き寄せて囁いた。
「ずいぶん慣れたのね。翔はいかにもホスト。」
みんなで乾杯した。飲み慣れないシャンパンは口当たりが良くて飲みすぎてしまう。
「おい、月夜見、顔色が悪いな。大丈夫か?」
一緒に来た海斗が心配そうだ。
「大丈夫。寝不足なだけだよ。」
「月は勉強ばかりしてるからな。」
摩利彦がからかう。それでも海斗の肩にもたれて隠れる様にしている月。明らかに何か消耗している。
そこにレオンがエスコートして、グレースが通りかかった。目の前で立ち止まって
「ちょっとあなた、大丈夫?」
手を取ってしげしげと見ている。
「あのぅ、大丈夫なんで。」
「そうね、何も変な気は感じない。
けど、凶兆が感じられる。」
レオンが
「失礼、彼女はグレース。ギニア人のシャーマン。彫り師でもあるんだ。僕のタトゥーは全部グレースにいれてもらった。」
「ごめんなさいね、いきなり。
何だか変な感じがするのよ。
あなた、何か困ってない?」
「えーと、、特に無いです。」
摩利彦が
「この子取り憑かれやすくて。以前いろいろあったんですよ。俺も、だけど。」
この所、何も問題無いって思ってました。
僕たちも一応神職なので。」
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