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第88話 シャーマン
「あらぁ、神様の使い、なのね。
一緒に飲みましょう。」
テンションの高いグレースは、何故か摩利彦達のテーブルに合流した。
店のナンバーワンのレオンが一緒だ。女の子たちがソワソワしている。レオンのオーラに当てられている。
「ごめんなさいね、お邪魔するわ。
皆さんにシャンパンと何かフルーツとスイーツを差し上げて。」
グレースの大盤振る舞いにテーブルは大盛り上がり、だった。
海斗は月夜見が心配で、ずっと肩を抱いている。
「私はギニアの古いまじないしかわからないの。悪霊とか、悪いもの。
月くんからは何も感じないのに何だかゾワゾワする。」
グレースは首から下げた銀のドックタグを月夜見にくれた。
「何かプレートがいいわ。これは銀だから何かをシャットアウト出来るかしらね。」
「あ、ありがとうございます。」
そのタグは銀製で何かの布につつまれていた。
摩利彦が
「以前,取り憑かれた時にはお札が有効だったんです。グレースさんはそういうの信じますか?」
「もちろんよ。シャーマンですもの。
でも、今の月くんには、そういうのは通じないと思うの。」
シャンパンが回ってみんな饒舌になっている。
翔と登美もいい感じだ。
「何かあったら、私の所にいらっしゃい。」
そう言ってグレースは自分の席に戻った。レオンがニコッと笑顔でエスコートした。
「うわぁ、レオンって素敵だ。」
女子たちが見惚れている。
「国宝級のイケメンだからね。」
翔が言った。
「翔だって素敵よ。
カッコ良くなったよねぇ。」
ナオと恵理子がうなずいた。
「ハイハイハイ!みんな飲んでる?」
良太と光一が、盛り上げに席にやって来た。
「うわっ、光一!冬美は元気?」
「ああ、デカい腹抱えて威張ってるよ。」
フロアでは,ビッグバンドがロマンチックな曲を演奏している。良太に誘われてナオが慣れないチークダンスを踊りに行った。
翔に手を引かれて登美もフロアに出て行く。
タスクが立ち上がって摩利彦に
「俺と踊ってくれませんか?」
慣れない誘いの言葉をかけてくる。
「あはは、喜んで。」
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