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第48話
振動がじんわりと内臓を揺さぶって、普段意識していない体の奥底がぐずるように焦れる。
ジリジリと炙るような熱が腹からゆっくりと下に移っていき……
「ぁんっ」
堪えきれなくなって僕は床へと倒れ込む。
倒れ込んだ先にもトーマの脱ぎ捨てた汚れ物だ。爽やかだと思うのに深く吸い込めは喉の奥で甘く感じる香りを肺いっぱいに吸い込むと、焼けるような熱が身の内に生まれる。
熱くて苦しいのにキモチイイ……
そろりと指先がエプロンを掻い潜ってズボンの隙間に入り込む。
少し冷たい指先が熱い肌の上を這ってそろそろと降りると、柔らかな毛の感触にたどり着く。
僕のは他の人より少し薄くて、ちょっと恥ずかしいんだけどその分体温が伝わりやすくて敏感だ。まだ温まりきっていない冷たい指先が敏感な部分をなぞっていくのを、頭の隅でくすぐったく感じる。
「はあ……っ」
小さな吐息を吐き出すと腰が自然と浮く。
「もっと……奥、欲しい……」
それ以上は って思うのに、僕は自分を包む匂いに誘われてさらに奥へと指を伸ばす。
ズボンの中は狭くて窮屈だったけれど、それでも指を引っ込めるって言う選択肢はなくて……
クチュ……
耳を打つ水音は僕の後ろから溢れ出たものが指先に触れたせいだ。
「ふぁ……あ……」
指が触れた瞬間の痺れるような感覚に、僕はもう自分の本能を止められなかった。
窄まりに指先をかけ、軽くくいくいと力を込めるとクパクパと卑猥な音が響く。そのたびに溢れる愛液で指を濡らしながら、同時にそろりと前の方にも手を伸ばす。
後ろしか弄ってないのにはっきりと立ち上がったソコはもうすでにヨダレを垂らして、泣いたようにぐっしょりだ。
「んんっ!」
ちょん と先端に触れただけで飛び上がりそうなほど気持ちいい。
今まで、発情期のたびに何度もこうやって自分を慰めていたけれど、こんなに気持ちいいのは初めてだった。
くぷりくぷりと指がアナの入り口を丁寧に刺激し続ける。
縁の筋肉がキュッて締まる感触を過ぎると中は少しふかふかとした感触がして、ぬめりに誘われるようにもっともっとと奥に指を入れようとしたけれど、もう少しのところで届かない。
きっとそこに触れることができたら、震えるほどに気持ちイイと思えるはずなのに。
「う゛……」
奥が切なくて、切なくて……
空っぽの腹の内の空虚さに涙が溢れる。
ここはこんなにαの匂いが満ちているのに、内側は空っぽだ。
「っ…… ぅ、……う…………」
胸が苦しいほど締め付けられて、涙がこめかみを伝っていく。
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