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第5話 感動の再会なんてあるわけない

 確かに……助けられたあの日、最初に叩き込まれた治癒魔法はオレを死の淵から引き戻した。それほど効果の強いものだったんだ。  しかしそれ以降は、言われてみれば微妙に調されていた。  オレが瀕死から普通の怪我人にランクアップするくらいまでは、ライオネルも本気で治療していたのだろう。いつ心臓が止まってもおかしくなかったからだ。  それからライオネルは『痛みを消す魔法をかける』と説明して、オレの傷の治り具合を見ながら魔法を使っていた。  オレは治癒魔法には回数制限でもあるのかと思っていたんだが、違ったらしい。  ふーん、と思ってライオネルを見遣ると、ビクッとその背が震えた。デカい図体してオレの方を窺うように見つめてくる。  そこに美貌の聖騎士様の風格は微塵も残っていなかった。 「……」  しかし実際、ジェラルドの言う通りなのだとしたら、オレを引き留めていた理由は? ライオネルになんの得があるんだ。  珍しい闇魔術師を見つけたから上司に報告して、有用性を考えて留め置いたってことでいいのか?  実際に今、王家に囲われそうになっているわけで、その可能性は高い。  ――なんだ、そういうことか。  急にふっと身体の力が抜けた。胸の中心に穴が空いたような、冷たい空気がひやりと通り抜ける。  そりゃそうだ、見も知らぬ行き倒れを拾って介抱するなんて、褒賞か何か得がなけりゃするわけがない。  オレは何を期待してたんだ? 馬鹿らしい。 「ネロ君、ジェラルドの言う通り、追われて困っているなら私が手を貸そう。いつまででもここにいていいんだよ。ゼフィールも喜ぶ」  皇帝陛下がオレの手を取り親身になって言葉をかけてくれる。「ネロ!」ともどかしそうにに呼びかけてきたライオネルは、騎士団長に遮られて動けなくなっていた。  もうその企みを知った今、あいつの顔をまともに見られそうにない。  やはり、あの環境に慣れなくてよかっただろう? オレは拒絶してよかったんだ。  オレの胸の中を占めていたのは安堵感だった。  今ならまだ、離れるのに傷が浅く済むだろう。他人の都合であっちこっちにやられるのは、稀少な魔術師という立場がついてたって変わらない。  ……もう奴隷(モノ)扱いは真っ平だ。  オレは引き攣りそうになる顔を何とか取り繕って口を開いた。 「陛下、いくら闇魔法の使い手だからと、自分のような身元不明の男を御身のそばに置くのはお止め下さい。警備の騎士たちも困るでしょう。どこの馬の骨とも分からない相手なんですよ?」 「わあ、ネロ君はゼフィールと違ってとても真っ当なことを言うんだね。最近みんな慣れてしまって、そんな進言をしてくれる臣下は一人もいないのに。素晴らしい。思いのほか言葉遣いもしっかりしてるけど、交渉術も習ってるのかい? いっそもう私のところで働かない?」  おい、さすがにそれはないだろう。宮仕えの奴らにオレが袋叩きに遭うぞ。  上機嫌で笑う相手に目眩を覚えてきたあたりで、いきなり豪快な笑い声が聞こえてきた。庭園の向こうから、うす汚いローブの人影がこちらに歩いてくる。 「坊主! そいつは言い出したら聞かないから折れてやんなきゃ帰して貰えんぞ。俺がいい例だ」  野太いしわがれ声は、耳に馴染んだ懐かしい音だった。  ハッとしてガゼボから飛び出していくと、数ヶ月前最後に見たままの姿の『ゼファー』がそこにいる。  暗殺組織『夜の牙』の頭領……灰色髪のゼファーだ。  見間違えるはずがない。  クシャクシャのヒゲだらけの顔で(くわ)を担いで、手にはバケツをぶら下げていた。  そんな浮浪者みたいな格好でいても咎められもせず庭園の奥から悠々と歩いてくる。 「じ、じじい……!」 「おう、ネロ! 久しぶりだな、元気だっ……ッ!」  勢いをつけて走り寄ったオレは、そのまま渾身の力を拳に込めてゼファーをぶん殴った。  ガランッ! ゴトンッ!   鍬やら剪定道具やらが地面に散らばって耳障りな音を立てる。じじいは「ゴフッ!!」と潰れた音をたてて無様に地面に吹っ飛び、仰向けに転がった。  せっかく治った拳がじんじんと痛んだがそんなことはどうでもいい。  オレは怒りを抑えきれないままでフー、と細く息を吐いた。 「『元気だったか』だと? てめぇこの数ヶ月オレがどんな目に遭ったか想像もつかないとは言わせねーぞ。てめぇのクソ息子のことだよ。おい、ゼファー……」 「あ、あ、すまん、本当にすまんネロ。カキアは本当に馬鹿でな、頭が実に単純で」 「おいッ! 聖騎士ヴァンフォーレ!」  ゼファーのもごもごした言い訳を遮って叫ぶと、ライオネルが慌ててガゼボから出てきた。オレは目を眇め、ライオネルの顔を睨み上げてゼファーを指さした。 「最上級回復薬なみの治癒魔法が使えるんだよな? いまこいつを半殺しにしてもお前治せるな?」 「な、治せる、と思う」 「そうか。じゃあ頼むぞ」  握った拳が、ポキポキといい音を立てる。  ニヤリと笑うオレを見上げて、ゼファーがヒゲもじゃの顔を歪めて『ヒィッ』と声を上げた。  ……ちなみに皇帝、騎士団長、元副団長がいるのにも関わらず、仲裁に入ってオレを止める奴は一人もいなかった。       ‡    その後、オレがゼファーをシメている間に日が暮れてしまったため一行は庭から皇宮の中へと移動することになった。  豪奢な内装の応接室に通されたが、そこに浮浪者のような姿のゼファーだけが酷く浮いている。彼は敷物をしいたその上で治療を受けていた。  治療するのはもちろん治癒魔法を使うライオネルだ。  さっきゼファーを運び込んでから、『じゃあ治療してくれ』と声をかけたらライオネルは真っ先にオレの左手を掴んだ。  そして大事そうに両手で包み込み、目を伏せて傷の上を撫でた。治癒魔法をかける瞬間握った手がふわりと温かくなる。  それと同時に吐息が触れるほど傷に顔を近づけてくるから、そのまま手に口付けでもする気かと勘違いして心臓が跳ねた。  ……いや、そんなわけないよな。  バクバクとうるさい心臓を押し留め、オレが硬直している間に手の腫れと傷はすっかり治されてしまった。血が付いていた手もハンカチで拭ってくれる。  いやそっちじゃなくて、オレはいいから、とライオネルの手を押し返したらまた犬のようにしゅんとした顔をしていた。何でそこでしょぼくれるんだよ。  それから、ようやくライオネルはゼファーの治療を始めた。しかし治癒魔法で一気に治してしまっても面白くないので、流血だけ止めるように指示をした。  痣とか打ち身は軽めに残してくれとダメ元で言ったら、なんとまあそんなことが可能らしい。繊細な魔力操作のできるライオネルが特別器用なんだろうな。「鬼畜!」とゼファーに罵られたが知ったことか。  ライオネルの治癒魔法は意外と細かな調整がきくのがわかった。感心して傍で見守っていたら、側にいるオレを見て何故かバツが悪そうな顔をする。  その複雑そうな表情を見ていて察した。痛みを消す魔法とやら、アレも一日一回とかいうのは嘘だな。オレが逃げないように効果を細かく切ってたってことだ。  騙されたんだから、罵倒してやってもいいはずだが、怒りはすっかり萎んでいた。  屋敷で囲われている間、こいつが無駄に愛想を振り撒いていたのも、騙していた罪悪感からだろう。  なるほど腑に落ちた。妙な勘違いをする前に気づけて、それだけは良かったな。  本当に顔の綺麗な奴は得だ。微笑みひとつで街の女どもは甲高い声を上げて喜ぶのだろうし、悪党のオレまで絆されそうになるとは。今更ながら恐れ入ったわ。  治癒魔法をかけたあと、ゼファーは伸びまくったくしゃくしゃのヒゲを剃り落とすことになった。薬を塗ったりガーゼを傷口に貼るためだ。  キレイさっぱりヒゲを落してみて――驚いた。  その下から現われたゼファーの顔は全然じじいじゃなかった。どちらかといえば精悍な顔つきのおっさんだ。  衣服を整えたらそれなりに立派に見えそうな。 「おいじじい」 「なんだ坊主」 「アンタが三十年前にやっと出たとかいう闇魔法の使い手か?」 「そうだ。風との二属性持ちで闇のほうはこれっぽっちも強くならんかったが、義務で基礎と研究だけ囓っておいた。研究だけなら面白いんだがなあ……」  ゼファーの髪と髭が灰色なのは白髪じゃなかったらしい。  すっかりヒゲもじゃのじじいだと思っていたがまだ三十代なのか。こんな娼婦ウケ良さそうな顔つきの男だったとは思わなかった。  三十年前の闇魔術師の話を聞いた時、じじいの年齢がかすりもしないから変だと思ったんだ。オレみたいな野良の闇魔術師が意外に多いんじゃないかと思って黙っていた。  事情があって隠れてる奴もいるんじゃないか、とも思ったし。 「ゼフィール、髪とヒゲを整えたなら服もそろそろ何とかしないか? 庭園をうろつく不審者に庭師やメイドたちが怯えて仕方ない」 「イヤだね」  ゼファーの本名が『ゼフィール』なのか。まあじじいが現れた時点でそんな気はしてた。  皇帝陛下に対してこの横柄な態度、ジェラルド騎士団長も警戒した様子がないし、既知の仲なんだろう。むしろこの気安い雰囲気に既視感すらある。  ゼファーの態度は、ジェラルド騎士団長の皇帝に対するそれとよく似ているのだ。そんなことあるか? かたや騎士団長、かたや暗殺組織の元頭目だぞ。  王都から遠い鉱山労働に送られたゼファーは、『罪人』のはずだ。それが刑の執行中に逃げた者が縄も掛けられずにこんな場所にいる。  しかもゼファーは『夜の牙』の頭目だ。暗殺組織との関わりは皇帝に知られてるのか?  そっちでも捕まったゼファーが『処刑された』って噂はしっかり王都に流されていた。誰が、何をどこまで知ってるんだ、こいつらは。  ライオネルは――オレとゼファーの繋がりをどこまで知っている?  何にも知らないのか。だってそこが繋がってたら、オレに対する態度は演技にしたってあまりにも……。    いや、そのあたり関わると面倒な事情がありそうだな。無視して逃げよう。 「ゼファーを半殺しにしていて話の腰を折ったのは申し訳ありません。しかしオレはここには──」 「なんなら居場所は問わないし、必要なら協力も惜しまない。ただ、どうかこの国に留まってくれ」  皇帝はオレの言葉に被せるようにして、はっきりとそう言った。無言でゼファーの方に視線を移すと、じじいは鼻で笑って大仰に肩を竦めてみせた。 「好きなようにすりゃいい。国を出てもいいしここにいたいならいれば良いし、坊主の自由だ」 「そうか、じじいまで引き留めたらなにかあるのかと勘ぐるところだった」 「もう勘ぐってるだろうが。お前の警戒心の強さはなかなかイイなあ。良心の塊やら正義感の塊やらを見た後だとホッとするわ。人間こうでなくちゃな、と思うんだわ」 「……」 「ただ、ここでしか見られないモンは一度見ていくといいだろう。せっかくカギも手に入ったことだしな。まあ、さすが俺が手ほどきした弟子だ。今の帝国にお前以上の闇魔術師はいないぜ、ネロ」  ニヤニヤしながら言うゼファーを横から蹴りつけておく。  世辞はいいんだよ、調子の良いじじいめ。  いつの間にか皇帝の元から、例のカギはゼファーの手に渡っていた。ゼファーは闇魔法を使えたはずだが、この結界には手を付けなかったらしい。  まるでオレが来るのを見越していたかのようだった。 「『叡智』の探索はまた後日にしようぜ。それで? 坊主はどこで寝泊まりするんだ?」 「……」  皇帝がソワソワとこっちを盗み見ているし、おそらくジェラルド騎士団長も意見は皇帝側だ。さっき皇宮に引き留めようとしていたしな。  だけどオレ……皇宮はちょっと。いや、だいぶ遠慮したい。一般市民の寝泊まりする場所じゃないだろう。  冷や汗がだらだらと背を伝い落ちた。こんな警備の厳しい場所にいたら逃げるのも無理だ。ライオネルとバージル二人相手のほうがまだマシだった。  困り果ててライオネルを見上げると、真正面から視線がぶつかった。オレの表情を見てハッとしたように震えた彼がいきなりオレの手を取る。  その手がギュッと強く握られた。キラキラと眩しい顔まで近づいてくる。 「ネロ、皇宮が嫌なら……君さえよければ私の屋敷に」 「あ、うん。そうする……」 「ええっ? なんで? ここのほうが対応良いよ、部屋も食事も豪勢だよ。おやつも用意しようか?」 「陛下」  途端に騒ぎ出した皇帝を騎士団長が視線で押し留めている。  ゼファーは「フラレてやんの!」と笑い転げ、敷物の上で暴れていた。それを横目に、オレはライオネルに手を引かれて退出の礼をする。  皇帝と団長の気が変わらないうちに、さっさと帰ってしまえ。たとえ仇敵の家だろうと、皇族の住む城よりいいに決まってる。  ……しかし出て行く前に、オレはゼファーを睨み付けておくのを忘れなかった。 「じじい、服はまともなの着ろ。あとせっかく皇宮にいるなら風呂に入れ」 「んぐっ……坊主が言うならしかたねぇ」  組織にいたときも無精なゼファーの世話はオレがやっていた。放っておくと生活の全てがおざなりになるじじいなのだ。  トシのせいで何もかも面倒なのかと思っていたが、若いんだからただの面倒くさがりだ。容赦する必要はない。 「ネロ、行こう」 「ああ」  暗くなった皇宮の廊下は、灯りを持って歩く召使いの後をついて、馬車まで歩いた。  そういえば、ライオネルの変なところを話してゼファーと一緒に笑おうと思っていたのに忘れていた。  屋敷の執事の『坊ちゃん』呼びとか、オレの髪を嬉々として櫛で梳いてリボン結んだりするとか、オレの側をついて回って離れないとか……しょぼくれた犬の顔が板についてきたとか。  まあ、生きていたんだからいつでも話せるか。  そう思うと少しだけ胸の息苦しさがとれた気がして、首を傾げる。  いや、ゼファーに話したら微妙な顔をするかもしれない。いつの間にそんなに仲良くなったんだって逆にオレが笑われそうだ。  数日一緒にいただけで絆されすぎだろう、と笑われるに違いないんだ。  今日、騙されていたことが判明してよかった。ライオネルはオレを利用価値のあるものとして屋敷に留めていただけだ。  それに本来のオレは恨まれてるはずなんだから、ちゃんと距離置いて、バレないよう気をつけるんじゃなかったのか。気をしっかり持て。 「ネロ、足元気をつけて」 「ん」  馬車に乗るとき自然に手を差し出されて、考え込んでいたオレは無意識にそれに掴まったまま乗り込んでしまった。  しまった、と気付いた時には馬車の中で、満面の笑みを浮かべたライオネルが後ろから入ってくる。そしてさっきは向かいに座ったはずなのに、隣りにぴったりくっついて座りやがった!  無言でオレは腰を浮かせる。逆側の席に行こうとした途端に後ろから腰を抱かれて、強く引き寄せられた。  ポン、と再び席に戻されたと同時に馬車が走り出す。 「立ち上がると危ないからこのまま」 「……」 「君の希望通り治癒魔法も使っただろう? 少しだけ我儘を聞いて欲しい」 「……チッ」  ゼファーの治療の件は、確かに借りだから仕方がない。  走り出した馬車はガタガタと相変わらず揺れる。オレはライオネルにくっつかれたまま腰を落ち着けた。  剣を扱うせいかしっかりと筋肉のついた太い腕がオレの腰に回り、逆の手で手首までやんわりと掴まれている。  ライオネルはまるでオレに抱きつくようにしてぴったり身を寄せていた。体温がじわりと移ってきて落ち着かない。  しかしそうして支えられて安定しているせいか、馬車の揺れが少なく感じた。  逞しい胸板に押し付けられて、貧相な自分の身体と比べるとちょっと面白くないが。まあ揺れないからよしとするか……。  強制的に寄りかかる体勢になると、相手の顎の位置が丁度オレの後頭部にあたる。ふわっとライオネルの匂いがしてソワソワと落ち着かない気分になった。 「おい、くっつき過ぎだ」 「このほうが揺れないだろう?」 「それはまあ……そうなんだが」  他人の体温なんて、触れても気持ち悪いだけだと思っていた。  苦しいときに、欲しかったときに与えられなかった人のぬくもり。しかもそれはオレが大人になると別の意味をもってもたらされた。  媚びを売る酒場の女とか、オレの長い髪を女みたいだと揶揄って触れてこようとする奴だとか。そういう輩は無視するか、しつこければ闇魔法で排除してきた。  だけどライオネルの体温は違う。  甘いような柔らかなライオネルの匂いに酔わされながら与えられる温度は、悔しいが心地良かった。注がれる治癒魔法の心地よさに慣らされて、オレはおかしくなったのか。  理性は「引き剥がせ!」と警鐘を鳴らしているのにどうしてか抗いがたい。  ……一応、命の恩人だしゼファーの治療もしてくれたからだ。  ……ここは振り払わず我慢すべきだ。  そうなんとかこじつけてオレは抵抗を止めた。それでも寄りかかり過ぎないよう、背を緊張させる。 「普通は抱き締められると安心するものかと思っていたが……緊張するのは、ゼフィール様が相手でも同じか?」 「……」  ゼファーを『ゼフィール様』と呼ぶってことは、『夜の牙』の頭目のことは知らないのかもしれない。あくまで皇帝と団長の親しい相手だと認識してるなら、オレとの繋がりも理解していないだろう。  やっと、安堵の息が漏れる。  安心していいものか悩むが……ただそうあってほしいという希望が目を曇らせているだけかもしれない。 「当たり前だろう」 「……私の腕の中でも?」  いやいや、お前の腕の中でどうしてオレの緊張が解けると?  話の通じなさに苛ついた気分になったが、なんとかこらえた。  ――抱き締められるのは、もともと嫌いなんだ。  子供の頃は確かに抱き締められて喜んだ記憶くらい、あった気がする。  五歳より前か、いやその後もあったか?  そうして頭の中を探った瞬間、ゾクリと背の震えと共に嫌な記憶が蘇った。

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