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第7話 お気に入りの尻尾バングル、新たな快感を得る

 バルドが動くたびに、シャランと音が鳴る。  バングルを買った屋台の店員から、良い宿を紹介してもらい、そこに向かう途中である。  上機嫌で屋台街を闊歩するライオンの尻尾は、右へ左へ、これまた上機嫌に動いている。 (尻尾だけ別の生きものみたいだな)  蓮はバルドの後ろを歩きながらクスクスと笑った。  宿は高台にあるホテルだった。  フロントからは草原が見渡せて山並みも綺麗で景色が良い。  ベルボーイに案内されている間も、バルドの尻尾はいつも以上に揺れている。  まるで見せつけるかのように動く尻尾にバングルを見つけ、ベルボーイはお似合いですねと苦笑した。 「はい。お揃いなんです!」  バルドは勢いよく蓮の腕を持ち上げて自慢する。 「痛い……」 「悪い!」  謝りつつもニコニコの笑顔は隠れないバルドに、蓮も微笑み返す。 「こ、こちらです。何かございましたらフロントにお願いいたします」  ベルボーイは荷物を置くと、そそくさと部屋を出ていった。  甘い空気が合わなかったのだろうか。  多少代金は高かったが、良い部屋だ。ダブルベッドは獣人使用で広く、部屋自体もゆったりと過ごせる。  蓮は、窓から外を眺めているバルドの後ろに立ち、そっと尻尾のバングルに触れた。  アクセサリー屋の屋台から気になっていたのだ。 「なぁ、バルド。お前、ここ敏感だろ」 「んぁっ……」  バングルが付いている尻尾の先を少し撫でれば、バルドがわかりやすく肩を跳ねさせた。 「俺には無い部分だから見逃してた。良い反応するな~」 「ゾクゾクするんだ。やめてくれ」  バルドの頬が少し赤みを帯びていて、蓮はニンマリと笑った。 「それは気持ち良い所になる証拠だ」  そう言って、根本を掴んで尻尾全体に手を動かせば、バルドの腰が砕けた。 「あぁぁっ……蓮……」 「敏感過ぎるだろ。もっと早く言えよ」 「や……これは変な気持ちになるから嫌なんだ」 「嫌を、良いにしてやるよ」  蓮はなんとも言えない顔をしているバルドを、ベッドに呼んだ。 「まだ昼間なのに……」 「バカ、お前のその反応見て興奮しないわけないだろ」 「昨日も沢山ヤったのに、大丈夫か?」 「バルドを気持ち良くしてやりたいって、俺が思っても良いだろ?」  困り顔でもベッドに寄ってくるバルドのシャツに手をかけ脱がせる。  乗り気ではなさそうだが、バルドは素直に服を脱がされた。  蓮はベッドに座り込み、その前にバルドを膝立ちにさせる。  目の前にはバルドの下半身。  全くやる気のないそれにフッと息を吹きかけ、手は太ももから腰、尾ていまで撫でていく。 「んっ……蓮……」 「耐えらんなかったら、壁に手をついてろ」 「なんか楽しそうだな……」  笑顔が止まらない蓮にバルドは眉を下げる。  ゾワゾワと背中を這い上がってくる感覚に、すぐに壁に手をついた。  蓮は、前のバルド自身には触れず、尻尾の付け根から先のバングルまで何度も何度も扱きバルドの耐える顔を堪能している。 「バルド……エロいな……前触ってないのに勃ってんじゃねぇか……」 「ぁっ……蓮の……触り方が……んんっ……」  気持ちのいい時になる、美味しい顔とはまた違う、耐えるような表情が蓮の加虐心と征服欲を満たしていく。  壁とバルドに挟まれた狭い空間で、好きなようにバルドを攻め、息遣いも表情も全て狭い空間に閉じ込めて独り占めをしている気分だ。  しかし、次第に自分の後孔も疼き始めてきて、蓮は身を捩る。 「ダメだ……俺も我慢できない……」  蓮は服を脱ぐと、バルドを座らせた。  緩慢な動きでバルドはあぐらをかく。  その表情は、とろりと溶けているようで蓮は優しく口付けてやった。 「挿れたくねぇ?」 「…………挿れたい……」  完全に主導権を握り、バルドに跨った蓮は、その大きな欲棒を秘孔に押し当てた。 「あ……昨日のまま、まだ柔らかいな……」  ろくに慣らしてもないのに、蓮はバルドを簡単に飲み込んだ。 「あぁ……奥までくる……バルド……」  腰を沈め切ってねだるようにバルドを見上げれば、柔らかくキスが降ってきた。  唇に応え、腰を動かしつつ、蓮はバルドの尻尾に手を伸ばす。  根本を軽く扱いたら、胎のバルドの肉棒が急に大きくなった。 「んんぁっ!あぁっ……蓮……それ、ダメだ……」  きっとイくのを堪えたのだろう、焦ったような顔で、バルドが息を詰めている。 「ダメじゃねぇよ。俺は気持ち良い……」 「あっ……うんっ……」  扱く度に声を上げるバルドに蓮も興奮していく。  バルドの尻尾を扱いているのに、ダイレクトに胎を刺激されて、すぐに限界が来た。  ギュッとお互いにしがみついて、欲を吐き出す。  蓮は緊張が解けた体をバルドに預けたら、バルドはそのまま後ろに倒れていった。 「大丈夫か……?」 「ダ……メだ……これ……力の制御ができない」  傷つけていないかとバルドは蓮の体を弄る。  達した余韻の中、甘い刺激に蓮は身を捩りながら笑う。 「最高じゃねぇか……」  バルドの尻尾のバングルが揺れた先の窓は夕暮れ。  そこから、少し焦げている草原の一角が見えた。 「腹減ったな」 「だな……」

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