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 執司は夕方からカフェでバイトする日、そのあとずっと家にいる。夕食のあと、今夜も1階のリビングへノートパソコンを移動させ、作業を始めていた。  光輝は2階の自室で配信するのだが、この日は食事中に聞こうとしても聞けなかったことを、仕事の邪魔にならないよう尋ねようと考えた。  でないと気になって、配信もうまくいかない気がする。 「執司のさ、バイト……」  2階からリビングへ行き、冷蔵庫へ飲み物を取りに来たふりをして、何気なく執司に話しかけた。 「今日店に来てたな。びっくりした」 「ちょうど、コーヒー飲みたかったし!うまかった!…で、あ、えっと」  とりあえず冷蔵庫の扉を開けてペットボトルを取り出し、閉める。 「どうかしたのか」  パソコン作業をする手を止めて、執司は冷蔵庫の前に立つ光輝の方を振り返ってくる。 「あーっと……な、なんかお前ら仲いーなって」  わずかにけげんな顔をして執司は何も言わない。聞き方が下手過ぎたかもしれない。 「ほら、レジでさ、一緒にいたやつ! すごく距離感近かったし、特に仲よさそうだなって」  すると執司は視線をパソコン画面へ移し、光輝の方を見なくなってしまった。 (え、まずいこと聞いた?)  機嫌を損ねたかと背中へ恐るおそる近づくと、執司の方から話し始めた。

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