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「は、はなれろってぇ…はぁ、はぁ」 「いやだったか?」 「そうじゃ、なくって、いろいろと、支障があんだよっ……」  言ったけれど強引に抱き寄せられてしまい、主張している下半身が執司に押し付けてしまった。 「……勃ったのか……」 「っばか、だから言ったのに……」  見上げた執司は息が荒く、いっそう興奮が増している。 「少しだけ、触ってもいいか?」  大きく何度も横に首を振り、光輝は懸命に拒否をする。 「だめ、だめだ! んなとこ、触んな!」  けれど、執司は光輝の言葉を聞き入れはしなかった。  膨らむズボンの前を、指先で勝手になぞってくる。 「っああ! やだ、やめろっ、てぇ」  他人にそんなところを触れたことなどない。  指先で軽くなぞられただけで、下着の内側はいっそう湿って気持ち悪さが増す。 「外まで、濡れてる」  先端の部分をズボンの外側から突き止めた執司が、爪の先でつつき、染みを大きくさせてくる。 「やだ、やだって、もぉ!はなせよぉ…っ!」  口では拒否をしつつ、光輝は執司が与えてくるわずかな刺激に悦びを感じ始めてしまった。 (やべ……これ……きもちいぃ……)  執司の手に包まれて扱かれ、放ってしまったらどれだけ気持ちがいいのだろう。  次第にそんな考えで、頭の中がいっぱいになってくる。 「光輝、もうイくか?」  止めるつもりのなさそうな執司は、擦る手の速度を増して尋ねてくる。その声まで手伝って、簡単に絶頂へ追い上げられてしまう。 「むりっ、むりっ……! も、っっく!!」  下着の中へ放ってしまい、おかげで濡れた下着が気持ち悪い。けれど、他人の手によって放出させられた快感、しかも好きな相手に与えられた行為の快楽の強さに、何も考えられなくなってしまう。 「嬉しい。光輝がイってくれて」  改めて言葉にされると恥ずかしくてたまらない。 「……着替える。シャワーするから……離れろ……」  もしかすると、執司も同じように反応しているのかもしれない。  そうは思ったけれど、経験値のほぼない光輝には、してやることができなかった。

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