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最終話 ずっと、いっしょに*
「……っ、は……羊……ん、」
「ん、っ、……ん、あら、た……、ぁっ、」
何度も何度も、卑猥な水音を立てながらお互いの柔らかい口唇に吸い付いて。
どれだけ重ねても、ずっと物足りない。息をするのも惜しいくらい、ずっとくっついていたかった。
ふたりで口付けを交わしながら、お互いに纏っていた布を一枚一枚剥いでいく。
そして、新の指が、シャツの隙間から手を滑り込ませて俺の胸の尖りを刺激し始めたのだ。
「ん、昨日……、ココも……コリコリ、した?」
「ふ、ぁ、……っ!……した、けど……新がしてくれた方が、気持ち、ぃ……っ、あ……っ!」
「へぇ……?じゃあ、いっぱい……気持ちよく、してあげる、な?」
「ん、ぅ……っ」
新が刺激してぷっくりとしていた俺の胸の尖りを、両人差し指で上下に執拗に弾かれて身動ぎした。
愛しい彼の両手で両乳首を責められて、ゾクゾクする。キスもしたくて新の口唇の周りにちゅ、ちゅ、とリップ音を鳴らすと「おねだり、上手……かわいい」と口唇を柔らかく何度も啄まれた後、熱い舌がねっとりと俺の舌に絡みついてゾクゾクした。
「っ、あ、らた……、ん、きも、ち、ぃ、ぁ」
「ん、ん、……は、乳首、気持ちい?ん、こうしたら、もっと、気持ちいい、よ?」
「ん゙、ぁ゙……っ゙!」
ビリビリして、腰が快感を吐き出すために勝手に揺れた。ギュ、と尖りを強く摘まれて。ビクン!と身体が震えた。その瞬間、快感が全身を駆け巡る。
そんな俺を見て、ごきゅ、と大きく喉が鳴る音がして。目の前の男の息が荒くなるのを感じた。
「ふ、ぁ……っ、や、でちゃ……」
「あー……堪んない……ベッド、連れてく」
快感に達した俺は身体に力が入らなくて、新にされるがままに横抱きにされた。横から見た新の表情は余裕がなくて、お腹の奥がきゅぅんと締め付けられる。
( 俺……多分。新と……繋がり、たいんだ )
繋がりたい。コイツと今すぐ、ひとつになりたい。
でも繋がる前に、確認したくて。
俺を横抱きにして寝室に運ぼうとした新に、俺は口を開いた。
「あらた、……俺と、小学校の時、逢ったこと、あるよね……?」
「ん……あるよ……?写真、みた……?」
「うん。あの時の、ポメ太の家にいた女の子、新、だよね」
「そう。ずっと、言えてなくてごめん……でも、俺があの時の黒ポメを大事に抱きしめてくれた子が羊だって気付いたのは、あの居酒屋で羊から話を聞いた時。会社が一緒だったなんて、それまで知らなかった。ほんとに、羊と同じ会社に就職したのは、偶然だったんだ。それに、俺はその事を知る前から……お前が好きだった。新人研修でお前を見た時から、気になってた。一目惚れ、だったんだ。……でも、俺の初恋は、お前。黒ポメを倖せにするって、俺に約束してくれた……羊。君が、俺の……全てだ」
「っ、」
その言葉に、胸が更に熱くなる。
心臓が、痛くて。俺の気持ちも、言いたくて俺は更に続けた。
「俺……新に言わなきゃいけないことが、ある……」
「なに……?」
「俺も。俺の初恋も。おんなじ。俺の初恋は、ポメ太を、心配そうに影から見つめてた女の子。俺、ずっと……新しか、好きじゃなかった、みたい」
「っ!」
「初恋があの子だったから、ずっと女の子が好きだって思い込んでたんけど、勘違いみたいだ。昔も、今も……俺は新だけ、好……んっ!」
俺が喋ってるのに、激しく口唇を貪られた。
いつも以上に舌を激しく吸われて、どうしていいか分からない。息が苦しくて、手でドンドンと新の身体を必死に叩くと、ちゅぱ、と音を立てながら口唇が離れた。
目の前には、獰猛な、雄。
「 ── っは、……羊、約束だ。抱く。今から。グッチャグチャに、抱き潰す。」
「へっ?!」
全速力で寝室に連れて行かれた。
ベッドに降ろされた俺に待っていたのは、息継ぎも出来ないくらい激しい口付けだった。
「っ、ん、ぅ」
「ん、羊……っ!すき、好きだ……!」
「好き……、新、ん……!すき……っ、ぁ、あ、あっ!や、はげ、し、っ!気持ち、ぃ……ッ」
キスに夢中になっている中、いつの間にか熱く硬く反り立っているソコをプルンと新に出されて、新の凶器と共に新の大きな手で激しく上下に扱かれると、快感が咽び上がってくる。堪らなくなって俺は両手を新の首元に回して新を引き寄せると、彼の口唇を貪った。
「……ふ、羊、羊……っ!昨日も本当は、こうしたかった……!ぁ、すご、ははっ。ぐっちょぐちょ……!ん、」
「ぁ、らた……っ」
「羊……?ん、|挿入《い》れ、たい」
「 ── っ、……ん、いいよ、俺も挿入れて、欲し……ン、ァッ!」
ズン!と俺の蕾に彼の凶器が侵入してきて。
俺は散々週末に俺の蕾の中を、彼の長く綺麗な指で弄られまくっていたから、彼にいいところを全て知られていて。
彼は俺の感じる部分にピンポイントで凶器を押し当てた。
侵入して来た凶器の刺激に耐えかねて、俺はびゅ、びゅ、と白濁を吐き散らし、目の前に白い花火が散った。
「……は、やっぱり、ココ?ココ、好きなんだな……ははっ。かわい……じゃ、いっぱい……突いて、あげる……っ!」
「ん、ぁ!ん……っ!きもち、きもちぃ……っ!」
「俺も……!よう、羊……っ!好きだ、好き……!お前が、お前だけが……!」
激しく腰を打ちつけられて、ギシギシとベットが軋む。
新の口唇が俺の口唇を愛おしそうに啄みながら、激しく打ちつけられる腰の激しさに、どうにかなってしまいそうだった。それでも、彼をもっと感じたくて。必死に舌を絡めると腰の激しさも増した。
「あ、ら……っ!ん!あ!はげし、っ、あ……!そこ、だめ……っ!」
「あ、ぁ……くる、くるくる」
「っ!お、れも……!ん、……も、きちゃ、出る、出る……っ!いっしょ、一緒が、いい……っ!新……っ!」
「ん、一緒にいこーな……?く、……!ん、っ、」
「「……っい、 ──── ッ!」」
新にベッドの中でグチャグチャに愛されて。何度も何度も白濁を吐き出した。最後は何も出なくなるまでイかされて。
俺はその場に立てなくなるほど、その日は彼に優しく、そして激しく、抱き潰されたのだった。
◆
「元気だったかー?3日ぶりだな!」
「わんっ!」
新と想いが通じ合ってから3か月後、俺たちは何度か面会をして、ようやくあの白ポメを迎えることになった。
白ポメと一緒に暮らせる様に、ペットOKのマンションへ引っ越しも終わらせたのだ。
「名前、何にしよう……女の子、だからなあ」
「どんな名前でも、この子なら喜んでくれるだろう?」
「そうだよね……うーんそうだなあ。どうせなら、新と俺にちなんだ名前がいいな。新と俺、新 × 俺 ……犬羊……いぬよう……」
「?いぬよう?なんだそれ?」
「俺にとっては……大事な言葉なんだよ。い、ぬ……よ、う……い、よ。イヨ、は?」
「うん……イヨ、か。いいんじゃないか?」
「イヨ……?どう?気に、いった……?」
「わんっ!」
「っ!決まり!イヨ、よろしくな!」
「わん、わんわんっ!」
── 羊、新。
今度はふたりと一緒に暮らせるなんて、とっても嬉しい。これからよろしくね。
「……?え……?」
「新?どうしたー?」
「いや、なんでも、ない。いや、今の声……俺がポメ化した時に聞いた声……まさか、ポメ太……?いや、……気のせい、か?」
「?ごはん!イヨのご飯、買いに行こ!」
「あ、ああ。……これからよろしくな、イヨ。」
「わんっ!」
これからも、ずっと、いっしょに。
fin.
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