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第52話

余計なことを考えたくなくてじっくりとメニューを決めた。 粗方決まったところで先生へと向き直る。 「先生はどうします?」 「チョコレートパフェ。 それとチーズケーキ。 季節のかき氷もいいね。 苺と宇治金時、どちらも捨てがたいよ」 「……今日、何食目ですか?」 「ん? 1食目だよ」 「食事もしてください。 栄養偏りすぎですよ。 かき氷なんて水じゃないですか…」 大方そんなところだと思った。 だから聞いたんだけど。 米?麺?パン?と聞きながら選んでいく。 甘い物が夕飯だなんてどこぞの女子高生かってツッコミたくなるが、先生は本気だから困る。 本当に健康的には大丈夫なのか。 内臓脂肪とか糖尿病とか。 そうでなくても座りっぱなしの時間の多い人なんだから。 健康は金では買えない。 後悔したって時間は巻き戻らない。 先生には末長く健康でいてもらわなくては、新刊が読めない。 そんなのは人生の大きな損失だ。 「そんなに食事をしたら甘い物が入らないだろう…」 「入ります」 「俺の歳を知ってるかい?」 「知ってますよ。 食べられます。 この前カレーおかわりして、その後にどら焼き食べてたでしょ」 「厳しいねぇ」

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