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第14話 人並みにある性欲を舐めていた*
訂正、困った。シャルルは自分の人並みにある性欲を甘く見る。いつものように湯浴みをして部屋へと戻る時、なんともこう気持ちが高揚していた。分かりやすく言えば、ムラムラしている。
うん、成人男性だもんなとこれは仕方ないのだと言い聞かせるけれど、どう処理するのかが問題だった。
エドゥアールヴァレットに抱いてもらえばいいのかもしれないけれど、それはなんだか恥ずかしい気がする。プライドというべきか、自分から誘うのはなんだか負けた気がしたのだ。
じゃあ、一人で処理するべきなのだが残念なことに自分の部屋はエドゥアールヴァレットの寝室でもあった。どうしたものかと悩みながら寝室へと入る。
神の寝床には見えないシンプルな室内にはもう慣れてしまって、シャルルは天蓋付きのベッドに腰を下ろした。
気にしないようにしてはいるけれど、やはり高揚した気分というのは治まらない。股間を見遣れば緩く勃っていて、これは駄目かもしれないとシャルルは息を吐いた。
そっと陰根に触れればぴくりと反応してしまう。やめておけばいいのに手は動いて、気持ち良さを感じる。もっと弄って気持ち良くなりたい。けれど、いつエドゥアールヴァレットが寝室に戻ってくるか分からない。
気持ち良くはなりたいけれどこんな姿を見られたくはないので、シャルルはやめようと股間を見て眉を下げた。半勃ちしている陰根にどうしたものかと悩みつつ、手を止めて固まる。
「シャルル」
背後から抱きしめられながら耳元で名前を呼ばれる。慌てて股間を隠しながら振り返ってみれば、エドゥアールヴァレットと目が合った。
なんとか誤魔化そうとシャルルが口を開くよりも先に彼の手が股間へと伸びた。半勃ちしている陰根を握られて軽く抜かれてしまう。
「ぅっ、やめ……」
「このままのほうが辛いだろう」
「大丈夫って、あっ」
ぐりっと亀頭を弄られて声が出る。上下に抜かれながら裏筋を撫でられてすっかりと勃起してしまった自身の陰根にシャルルは眉を寄せた。なんと、欲に忠実なのだろうかと思って。
ぐりぐりと亀頭を弄られて強めに擦られて腰が浮く。待ち望んだ気持ち良さに身体は従順で、快楽を感じ取っていく。高まる射精感にシャルルははっと小さく息を零した。
裏筋を強く擦って亀頭を弄るように抜かれてシャルルはあっけなく吐精した。イったときの快感に甘い声が出そうになるのを堪えれば、耳元で名前を呼ばれる。ぞわりとする感覚にシャルルが離れようとすれば、抱き寄せられてしまった。
「また随分と早いようだが……我慢していたのだろうか?」
「っ、聞かないでくれる、そんなこと」
恥ずかしくてそっぽを向けば、「シャルル」とまた名前を呼ばれる。それに反応せずにいれば耳を食まれてしまった。ひぇっと変な声が出てしまってシャルルは耳を押せながら振り返る。
熱を孕んだ眼がそこにあって、シャルルは固まってしまった。何をと言葉にしたいというのに口からは発せられない。
固まるシャルルなど気にする様子もなくエドゥアールヴァレットは唇を重ねる。頭を掴んで逃がさないようにされて、シャルルはやっと現状に気づいた。
「んっ」
ちょっと待ってと口を開けばぬるりと舌が入ってくる。絡めとられる舌を甘噛みされて、んっと声が溢れた。熱い舌が口内を犯し、貪られる。
溢れる唾液が口元から垂れるのも構わずに、深く口付けを交わす。絡み合う舌を吸われて腰が疼き、まともに息が吸えずに頭がぼーっとしてくる。キスの気持ち良さが心地良くて、舌を自ら差し出していた。
もっとと言わんばかりの行動にエドゥアールヴァレットは目を細めて、じゅっと強く舌を吸うと唇を離す。名残惜しげに結ぶ糸にシャルルがとろんとした瞳を向ければ、ベッドに押し倒された。
「な、なに……」
「君を抱きたい」
いいだろうかと耳元で囁かれてシャルルはびくりと肩を跳ねさせる。ちゅっと首元にキスをされて、また抱きたいと言われた。
耳元でそれはやめてほしい。シャルルは耳を攻められのが嫌で「分かったから」と頷く。それを了承ととったエドゥアールヴァレットは耳にキスをしてからベッドのサイドテーブルから小瓶を取り出した。
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