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第24話 答えのようなものを掴みかけた*
シャルルが薄く唇を開ければ、舌が入り絡めとられる。味わうように舌が絡まって、口内を犯していく。浅くなる呼吸に少しばかり苦しいはずなのに、快楽を感じてシャルルは小さく声を零す。
じゅっと舌を吸われて解放されるも、名残惜しそうにつうっと糸が結ばれる。はぁっと息を吸い込むシャルルの衣服をエドゥアールヴァレットが脱がしていく。
露になった胸の飾りを軽く弄られてシャルルはびくりと肩を跳ねさせる。
まだ開発されきれていないからなのか、感じきることはできないけれど、ぞくりとする感覚を抱く。ぺろりと舐められてから吸い付かれて「あっ」と思わず声が出た。
「くすぐったい」
ぞくぞくする。くすぐったさにも似た感じ方を素直に口にすれば、エドゥアールヴァレットに小さく笑われてしまう。
「ここはまだまだか」
「言い方」
「すまない。反応が面白かったんだ」
それにしたって他に言い方があったのでは。なんてシャルルが思っていれば、エドゥアールヴァレットに下着を脱がされる。
少しばかり反応している陰根の様子に期待している自分がいることに気づいた。
仰向けに寝かされて足を広げられながら陰根を見られて恥ずかしさもあるのに、早く触れてほしくも思ってしまう。
じっとエドゥアールヴァレットを見つめれば、彼は目笑を交わしてから陰根に触れてきた。優しく握って上下に擦られる、そのもどかしさの中にある気持ち良さにゆるゆると勃ち上がっていく。
裏筋を撫でて少しばかり強めに抜かれて気持ち良くて、声が出そうになるのをシャルルは堪えた。付け根の部分から先端まで優しく擦られえてぞくぞくっと快感が這う。けれど、決定的なものはない。
じらされている。シャルルはじとりと目で訴えるも、エドゥアールヴァレットは気に留めることもしない。ゆるゆると上下に抜かれてじんわりとくる気持ち良さに感じるしかなくて。
「あっ、エドゥ、いいかげんに……」
「どうかしただろうか?」
「どうって……あっ」
ぐりっと亀頭を弄られて思わず声が出た。待ったいた快楽に腰が浮く。優しかった愛撫がしごきに代わってシャルルは思わず、喉が鳴った。
「それっ、あぅ」
「シャルルは先端が好きだったな」
エドゥアールヴァレットはそう言って亀頭を擦り上げて弄る。自分の弱い部分を責められてシャルルは我慢ができず、「そこがいい」とねだってしまう。
「そこっ」
「シャルルは素直だな。鈴口から零れてきている」
「ん。きもち、いっ」
「そのまま素直に出してしまおうか」
裏筋を撫でながら強めに上下に抜かれて亀頭を擦られる。腰に来る快感にシャルルはあっけなく吐精してしまう。びゅぅっと出る精液が腹を汚すけれど、余韻が気持ち良くてどうでもよくなる。
はぁっと小さく息を吸って――腰が跳ねた。出したばかりでまだ芯を持つ陰根をエドゥアールヴァレットが擦り上げたのだ。
それから亀頭を親指で弄りだす。鈴口から垂れる精液をぐちゅぐちゅならしながら。
「まっって! イったばかりっ、今、イったぁっ」
陰根をしごかれるとは違った快楽が責めてくる。鈴口を指の腹で擦り、尿道口を指先で優しく掻く。
やっていることは痛くもないのに、異常な刺激となって頭に響いて、ぐぅっと喉が潰される。
イったばかりの陰根を責めれて込み上げてくるものは気持ち良さでもあり、恐怖でもあった。刺激が強い、頭がおかしくなる。
「あぁっ、まってぇっ、ゔぁっぁあっ、むいぃ、むりだからっ」
「大丈夫だ、シャルル」
何が大丈夫なのか。涙で視界が歪む。気持ちは良い、気持ちは良いがこれは駄目なほうだ。陰根が熱く感じる、何かがくる感覚に震えた。
「で、でる、い、いやだぁっ、さきっぽ、いじらなっ」
「出してくれて構わない、さぁ」
「い、やぁっあぁっ。んっ~~~~っ」
ぐりっと強く亀頭を弄られて、尿道口から勢いよく潮が吹かれる。びしゃびゃしゃっと吐き出されて、腰が震えて力が入らない。
頭の中に突き抜けていく気持ち良さに声など我慢ができなかった。
「あーーっんぅん~~」
勢いよく出た潮が腹だけでなく、ベッドのシーツも濡らす。びくびくする陰根を軽く撫でられてシャルルは「あうぅっ」と声を上げる。
「やめ、さわ、ないでっぇ」
「気持ち良かったのだろう?」
「っ、んぅ」
気持ちは良かった、とてつもなく。でも、だからといってもう一度、味わいたいかと問われると、勘弁してほしい。
これは頭がおかしくなると、言えたならよかったが言葉が出てこない。そんなシャルルにエドゥアールヴァレットは軽い口づけを落として、潤滑油を手に取った。
仰向けのままのシャルルの足をさらに広げて持ち上げる。露になる後孔に指が一本、挿入されて中を擦られた。
先ほど射精したばかりで快感が残る身体には優しすぎる刺激だ。内壁を撫でられながら、後孔の広げるように指を動かされる。
一本ずつ指が入って三本を咥え込む後孔がぬぷっと音を鳴らす。指の腹がしこりをかすめてシャルルの腰が跳ねた。
「あ、そこっ」
「シャルルの好きなところだ」
「んっ、きもち、いいっ」
しこりを弄られて甘い声が零れる。すっかりと気持ち良さを拾うそこを指の腹で潰されて、シャルルは悶えた。
「あっ、んぅう、おし、つぶすのっ」
「嫌ではないだろう?」
嫌ではない、気持ちが良い。けれど、執拗にそこを責められては辛い。潮を吹いたばかりだというのに陰根はまた勃ち上がっている。
また出したいというようにそそり立つ陰根をエドゥアールヴァレットは眺めていた。
指がしこりを責め立てるたびに昇りつめてくる。陰根を弄ってほしい、出したい。だが、エドゥアールヴァレットは触れることなく、中を指で犯す。
「でるぅ、でっ」
ぐっと押しつぶされてシャルルは吐精をした、指で中を弄られて。まだ、指だけだというのにとシャルルは思ったけれど、気持ち良さには敵わない。はぁっと吐息を吐き出せば、指が抜かれた。
エドゥアールヴァレットが服を脱ぎ、彼の陰根が露になる。シャルルのものよりも大きく太い陰根はすっかりと勃起している。挿入れられるのだ、そう理解して喉が鳴った。
後孔にあてがわれて、ゆっくりと中へと侵入され――一気に奥に入っていく。
「んっ――――っ~~~~」
一瞬、目の前が白む。視界がぶれて焦点が合わなくなった。勢いよく挿入されてごりゅごりゅとしこりを押しつぶす。性急とは言わないけれど、責め方が強い。
根元まで飲み込んだのを見せつけるように腰が持ち上げられる。それから太ももの付け根を掴まれて、奥を突かれた。
「ひぃっ、お、おくっ」
「まだ、最奥までは責めていないが?」
「そ、それでもっ、はげしっ」
打ち付けられるたびにしこりを刺激される。エドゥアールヴァレットの陰根が内壁を擦り上げ、とんとんとしこり叩く。叩かれる度に甘く落とすような痺れが腰を砕いた。
声など我慢できるわけもない。気持ちが良い、気持ちが良いと脳が快楽に落ちていく。
少しばかり激しく奥を突かれてシャルルはエドゥアールヴァレットに抱き着いた。首の後ろに腕を回して彼の背に爪を立てる。
「あっあんっ。え、どぅ」
気持ちが良い。またゆるゆると勃つ自身の陰根を押し付ければ、エドゥアールヴァレットが小さく息を吐いた。それからシャルルを持ち上げて姿勢を変える。
エドゥアールヴァレットの膝の上に乗るような座位なって、自分の体重に挿入された陰根が少し奥へいく。
「此処を弄ってもいいが、シャルルが動いてくれるだろうか?」
「へぁ? う、うご、く」
動くとは。一瞬、何のことか分からなかったが、つまり自分が腰を動かして彼の陰根を出し入れしろということだとシャルルは理解する。
恥ずかしさはある。あるけれど、今は気持ち良くなりたい――シャルルの中で快楽が勝った。エドゥアールヴァレットの肩を掴みながらゆっくりと腰を動かす。
「はぁっ、んあっ」
「蕩けているな」
「だ、だてぇ……」
自分で腰を浮かして中を責めると無意識に感じる箇所を狙ってしまう。しこりを突くように腰を動かすのはまるで自慰をしているようだった。
蕩けた顔をするシャルルを暫し眺めてからエドゥアールヴァレットは陰根に触れる。
勃起した陰根を上下に抜かれながら腰を動かして中を責める快感が脳を揺らす。気持ち良くて喘ぐ声しか出ない。
「あっ、あっ。どうじっ、んあっ」
「愛らしく自慰をしているな、シャルル」
「ん、じぃ、して。でも、むりっ」
自分で腰を動かして感じる箇所を責めても物足りない。陰根を弄られて気持ち良いはずなのに。もっと、違う刺激がほしい。
「え、えどぅ、ついてぇ」
自分じゃ無理。エドゥアールヴァレットに抱き着いて耳元で乞えば、再びベッドに押し倒された。
「おねだりは、反則だ」
「っ――」
激しく打ち突かれてシャルルは喉が詰まる。待ち望んでいた強い快楽に腰が跳ね、きゅうっと後孔が締まる。
くる、くる。高ぶる感覚に抱き着く力を強めた。
「あーーっ、くる、くるっ」
「イくといい、さぁ」
「あっあ――――っん~~~~」
目の前で火花が散って眩んだ。中で達した、声も出ず、快楽が全身を襲う。だというのに、打ち付ける腰はやまない。無理だ、これ以上は無理。
でも、言葉にできなくて、口から出るのは喘ぎ声だった。
「あ~~~っ、んんぅっ」
最奥の手前を一気に突かれて、どびゅっと精を吐き出す。
中で達したばかりの身体にさらに追い打ちをかけるような快感に、シャルルはエドゥアールヴァレットの肩に頭を押し付けて抱き着く。
後孔をぎゅっとさらに締め上げて、エドゥアールヴァレットの精が中に吐き出さる。中に出された感覚が熱くてお腹がきゅっとなった。
眩んだ視界が戻らずふらふらとする。ずるりと挿入された陰根が抜かれて、額に優しい口づけがされた。
ぎゅっと目を瞑ってからゆっくりと瞼を持ち上げる。ぼやけた視界がだんだんと鮮明になって、エドゥアールヴァレットと目が合った。
よしよしと頭を撫でられながら抱き起されて少し前の膝に乗る姿勢へと戻される。快楽の波から戻ったシャルルはじとりとエドゥアールヴァレットを見遣った。
「えどぅ、わざとだろ」
「そうだな。シャルルがあまりにも愛しく感じたものだから、いろいろと見たくなったんだ」
恥ずかしがりながらも腰を動かしている表情はとても良かった。エドゥアールヴァレットの言葉にかっと頬に熱が集まってくる。
「これほどまでに可愛らしいとは思わなかった」
「もう、言わないで……恥ずかしい」
何故と言いたげな顔をエドゥアールヴァレットはしてみせた。可愛いと思ったのは本当なのだからと。
そういう問題ではないのだとシャルルは言いたかったが、それはもう不思議そうな表情をされては黙ってしまう。
「どうかしただろうか、シャルル?」
「……もういい。満足したんだろ」
「あぁ。シャルルは違うのだろうか……なるほど」
「違うとは言ってな……待って、押し倒さないでくれ!」
何がなるほどだ。二戦目に突入させようとしないでくれ。抗議しようとエドゥアールヴァレットの背を叩けば、なんとも残念そうに見つめられてしまう。
「もっと、愛らしい顔を見たいのだが……駄目だろうか」
反則だと思う。自分の顔面の良さをもっと自覚した方がいいとシャルルは文句が言いたかった。
「ぅ……あ、あと一回だけなら……」
シャルルは断れなかった。潮吹きと中イキした快感からの疲労があるというのに。どうしても、このしょぼくれた表情をされては。
(これが気持ちが傾いたってことなのかもしれないな)
少なからず、自分は好意的なものを抱いているのかもしれない。シャルルは答えのようなものを掴みかけながら、エドゥアールヴァレットに身体を預けた。
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