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第44話交わり※

 前回のあらすじ。ソラスと一緒に寝ようとしたら、硬いものが俺の下腹部に当たった。 (やばいやばいやばい)  それはそうだよな。例え清廉と称えられる救国の騎士とはいえ、彼もまた健全な成人男性。溜まるものは溜まるのだ。例え相手がみすぼらしい俺であっても、そもそもここ最近はずっと長旅だったし、王都についてからもずっと俺と一緒にいた。発散できる機会をすべて俺が潰しているんだ。これはもう仕方がない。生理現象なのだから。  俺は意を決して顔を少し上にあげた。ソラスは顔を真っ赤にし、俺から距離を取ろうと身を引こうとしている。 「ソラ…「違うんですルナリオ!!これは、その、決してやましい気持ちではなく!!」  罪の告白が早すぎて、俺の「勃っていることに気が付かなかったよ」戦法は封じられた。しかし、そもそも俺が布団に入ることを止めようとしてくれていたのに、強引に入った俺に非がある。しかもその相手が身を寄せてきたのだ。彼からしても災難だろう。同じ男として本当に同情する。 「…僕は外に出ますのでルナリオはここで寝ていてください」 「待て待て待て」  そんな下半身の状態の人を外に出せるわけがない。いやそうでなかったとしても彼は今、元気な状態でもない。あくまで死にかけているのだ。死にかけているからこそ、子孫を残そうという本能が働いているのだろう。様々な不幸が重なっていまその状態になっているんだ。  だがしかし、俺が外に出てソラスが処理を終えるまで待つというのも変な話だ。なんというか、そろそろ終わったかな?と思って入室したその後の空気が気まずくなりそう。  仕方がない。俺も腹をくくろう。原因は大体俺なんだし。  あたふたしているソラスを無視し、掛布団を思いっきり剥いだ。  ソラスのズボンにはテントが張っていた。先ほどまで慌てていたソラスは、今度はこちらの視線を受けて固まっている。しかし俺も覚悟を決めたんだ。そもそも彼がこうして存分に発散出来ていない諸悪の根源は俺なんだから、俺がどうにかしてやる義務がある。  覚悟は決めた。  何も言わずにそろそろと近づく俺にソラスは困惑する。軽蔑の表情でもされると思っていたのだろう、ただ不安そうに怯えた顔でこちらを見つめていた。  俺はソラスのズボンのウエストと下着を掴み、ゆっくり下げた。ソラスのそれは非常に大きく、簡単には 布を取り払えなかったのだ。ベルトは最初からついていなかった為面倒が省けてありがたい。 「ル、ナリオ、突然なにを…」 「俺のせいで苦しんでいるのだから、今度は俺が助けるよ」  露になったその陰茎は、見たことがないほどに大きかった。流石救国の騎士様は立派なものをお持ちになられる。しかし卑猥にもびくびくと脈打ち、ただ刺激を欲している様子だ。俺はまず両手をそっと近づけ、大切なものを扱うようにゆっくり上下にこき始める。 「・・・、・・・ッ!!!」  流石に自分以外のものを触ったのは初めてだが、ソラスは刺激に一生懸命耐えつつも、嬉しいのだろう。顔を赤らめ口を手の甲でふさぎ、その陰茎はさらにむくむくと大きくなっていく。  俺は更に舌を近づけ、チロチロ舐めていく。 「駄目です、綺麗な場所ではない、ですから…ッ!!」  普段から浄化魔法を使っているのだろう。本人の言とは違い全く汚くない。そんなことより、彼の体は呪いに蝕まれていてただでさえ苦しいから、せめて下半身だけでも楽になってほしい。そんな思いだった。 「うッ、ッー・・・・!!!!!」  やがてソラスにも限界が来たのか、白濁が勢いよく飛び出る。彼の陰茎を舐めていた俺にも子種は顔にかかった。この国の英雄の貴重な種が俺によって無駄にされるのは何とも嘆かわしい。けれど舐めて呑み込むのもあれなので、近くのタオルで簡単に拭う。 (あれ・・・)  しかし熱を吐き出したというのに、ソラスの欲望は尽きず、依然硬いままだった。俺はタオルを適当に置き、再び扱こうと手を伸ばしたその時 「ルナリオ」  手首をがっちりと掴まれてしまった。  もしかして不快だったのだろうか、そう思ったがしかし、ソラスは俺を熱のこもった目で射貫く。その頬は赤く、息も荒い。これは、これは嫌な予感がする。俺は先ほどはやや及び腰だったソラスとは対照的に、今度は俺が戸惑う。 「ルナリオがこういうことが嫌だったら止めるつもりだったのに。もう、逃がしませんから」 「ちょ、ちょっと待ってソラス。俺、そんなつもりじゃ」  そのまま姿勢を崩され、ベッドに押し倒される。バスローブは簡単に脱がせることが出来る為、俺はあっという間に裸にされてしまった。ソラスは俺を抑えつつもベッドの頭部にある引き出しを片手で探り、何か瓶の容器を手に取った。いわゆるローションだろう。 (あ…そういえばこの部屋って、婚姻前のカップルが使う部屋だから…)  この部屋の掃除を担当するものは完全に|そ《・》|れ《・》を片付け忘れていたのだろう。ソラスは俺の後孔に液を垂らし、その筋肉質で太い指をねじ込む。最初は慎重に指を一本。けれど、彼も余裕がないためか段々と指を増やしていく。 「指が三本。もう、入れても大丈夫ですね」  三本の指はバラバラと動き、俺の中を好き勝手にしている。ソラスは自身を俺の穴に当てた。大変だ、ソラスが性欲に振り回されるあまり、俺なんかに手をだしている。これは本当に問題だ。彼クラスのイケメンなら世界中のどんな美女だってなびくだろうに。いや、これはただの性欲処理であってセックスではない。セックスではないけれど…!!! 「お、俺はレインさんのこと好きだけど、別に体の関係とかは考えてなかったから、その、全然覚悟なんてないから、ずっと精神的な恋愛がしたかったわけで、だからその、肉体的接触はあの、」 「なんで…僕に押し倒されているときに、他の男の名前を、出せるんです、か!」  ソラスは怒りの感情と共に、腰を突き出した。メリメリと肉を破り、熱の塊が入ってくる。ある程度までねじ込み、途中つっかえて俺が苦しそうにしているとソラスは一度止め、馴染むのを待ってからまたさらに奥へ奥へと進めていく。それを何度も繰り返し、ようやくソラスのすべてが俺の中に納まった。 「ハァッハァ、ルナリオの、中、とても温かくて気持ちがいい」  圧倒的体格差の男に押し倒され、俺には逃げることもできない。ソラスはそのまま俺の足を掴み、ゆっくりと動き始めた。一度ひいてはまた奥に突き出され。部屋内にはパンッパンッという俺たちの肌の音と荒い息遣いだけが響く。  ソラスの欲望が自分の中をこするたびに、様々な感情が浮かんでは消える。けれど俺は圧倒的快楽に頭がやられ、「あ・・・っ」という言葉しか出てこない。ひょっとしたらローションには媚薬成分でも混じっていたのかもしれない。 「中に、出しますね・・・!!」  俺の腰を強引につかんでは一気に自分に引き寄せ、そう宣言する。  ソラスの陰茎が俺の中でビクビクッと脈打ち、熱いものが注がれた。 「っっっ~~~~~ッ!!!!!!」  俺は声にならない悲鳴を上げ、同時に達してしまった。  満足げな彼は俺の頬や乳首にキスの雨を降らす。  けれどここまで身を捧げたというのに、俺の中に入ったそれはまだ芯を保つ。呪いで先が短いと言っているのが疑わしいほどに、彼の欲は底が無かった。  体勢を変え、角度を変え、何度も何度もソラスは腰を振り、俺が気絶するまで延々と俺たちは交わった。

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