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ある日から「仕事」だと言って、あぶない外に行っていたことがあった。
ままが家にいることが当たり前だったから、ずっといなかったのが少し寂しくもあったが、それよりも心配で心配で仕方なかった。
遊ぶ気にもならなくて、広げていたおもちゃの中呆然としていると、おぐちが言ってきた。
『ママさまに、お仕事お疲れ様と絵を描いてあげたらどうですか?』
半信半疑と眉を逆への字にしながらもあの"みつきどう"と同じスーツという服を描き、それから『おかえりなさい おしごとおつかれさま』と書いた。
それを待ちに待っていたままに渡すと、ままは嬉しそうに口を緩ませ、そして大好きな笑顔を見せてくれた。
おぐちもたまには良いことを言う。たまには。
ままはあげると嬉しそうに受け取ってくれる。
だからままの絵を描くのが大好き。
今回も喜んでくれたらいいなぁ。
「たーちゃん、かけた?」
「ん⋯⋯」
「じゃあみせあいっこしよ! せーの!」
れいすけが描いた絵を見せてきたのを一拍遅れて見せる。
れいすけは真ん中に控えめに描きながらも、れいすけままだと分かる絵を描いていた。
そしてその絵もにこにこ笑顔だ。
「たーちゃんじょーずだね! たーちゃんまま、ぜったいによろこぶよ!」
「れ⋯⋯すけ⋯⋯」
「うん?」
「じょー⋯⋯ず⋯⋯」
「えへへ、ありがと!」
ほっぺを赤くして嬉しそうに笑った。
れいすけの言葉もあって、あげるのが楽しみになってきた。
改めて眺めていた時、あることを思い出した。
「かー⋯かーねぇ⋯⋯」
「かー⋯⋯ねーしょんのことかな? それがどうしたの?」
「かき、た⋯けど⋯⋯どぉ⋯⋯な⋯の」
きちんと言えなかったせいか、れいすけは少しの間考え込んでいた。
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