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第10話
そんな碧とは反対に、一希は問題を続けていく。
でも、さっきの愛撫で疼いた体が熱くて、碧は何も考えられなかった。
「加藤、またぼーっとして…。ちゃんと考えなさい」
「はい…すみません」
考えてはいる。
でも、問題を解こうとしても、体の熱で上手く頭が働かないのだ。
「えーと…マイナス二ですか?」
「惜しい。マイナス三だ。ほんとにちゃんと考えてるのか?」
「だって…」
体が疼いて問題どころではない、なんて言えないから、碧は言葉に詰まってしまった。
それに気づいたのか、一希の口端が上がる。
「そうか。俺に触られて興奮でもしたのか?」
「っ…それは…」
「それは?」
見透かされたことが恥ずかしくて、俯いたまま何も言えなくなった。
同時に一希はどんな気持ちで触ってくるのかという疑問が渦巻いてくる。
一希の態度を見ていれば、碧の中に自ずと答えが見えてきた。
ただの暇潰しか興味本意。
きっとそんな感じだろう。
「まぁ、いい。間違えた罰をしないとな」
「っ…」
こんな気持ちのない行為は空しかったが、一希に触れられたら、体は素直に反応を示していく。
服をたくしあげられ、乳首に一希の舌が這わされる。
温かくてぬるっとした感触に自然と甘い声が漏れてしまう。
「ぁっ…ふ、っ…んぅっ…」
熱くなった下半身は完全にその存在を主張し、ズボンを押し上げていた。
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