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第19話
「見てればわかるよ。それより、どうする? 俺と付き合ってみない?」
「でも、僕は…」
正直言って、今は誰とも付き合う気になどなれなかった。
碧の中にはまだ一希への強い想いがあったから。
彼から拒絶されても尚、心は一希を求めていた。
「彼氏が忘れられない?」
「っ…はい」
亮二に全てを見透かされたような気がして、碧は素直に頷く。
「なら、セフレってのはどう? 無理に忘れなくていいから。その代わり、俺が君を好きだってことは忘れないでね」
「セフレ…?」
そんな関係はいけないんじゃないか、と思ったが、一希を忘れられるなら、と承諾してしまった。
「ぁ、んぅ…」
あのあと、その足でホテルに来た碧と亮二は、大した会話もなしにベッドへと身を委ねた。
制服を脱がされ、体中にキスを落とされる。
久しぶりに人に触られて、碧は必要以上に感じてしまっていた。
「ふ、ぁ…んっ」
「碧くん、すごい感じてるね」
「だって…セックスなんて、久しぶり…だから…」
一希以外の人間に触られても感じてしまうことが恥ずかしかったが、体は素直に反応する。
かなり溜まっていたんだ、と自分でもわかった。
最近はずっと一人でするばかりで、人肌の温かさなんて忘れてしまっていた。
だから、完全に亮二のペースに飲まれていく。
「ねぇ、もう射れていい?」
「はい、っ…早く、ください」
散々一希に仕込まれたおねだり。
それをまさか彼以外の人にするなんて思ってもみなかった。
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