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第24話

「今日は学校に行こうかな…」 最近、碧はずっと学校には行っていなかった。 一希に会うのが後ろめたかったし、毎日あの場所に通っていたから。 だけど、さすがにいつまでも休んでいるわけにはいかず、碧は学校に行く支度をした。 「行ってきます」 玄関で靴を履きながら、いつものような挨拶をして家を出る。 昨日までなら学校に行くふりをし、男を探しに行っていた。 「あれ、碧。おはよ」 学校に着けば、藤沢が碧の席に近寄ってきた。 久しぶりに会う友人に、碧は少なからず心を和ませる。 「おはよ」 「最近全然学校来てなかったけど、何かあったのか?」 藤沢から何気なく投げ掛けられた質問に、つい口ごもってしまった。 いくら友達でも、毎日違う男と体を重ねていたなんて言えるわけもなく、風邪を引いたのだと、その場を誤魔化す。 そんな話をしていると、教室のドアが開き、聞き慣れた声が碧の耳に入ってきた。 「ほら、授業始めるぞ」 「っ…」 しばらく会っていなかったけど、聞き間違えるはずもない。 そっと教卓に眼を向ければ、数日ぶりに見る一希の姿があった。 「…とう…加藤」 一希に何度か呼ばれていたようだが、久しぶりに会った一希に、碧は嫌な緊張感に包まれる。 そのせいか、碧は一希の声に全く気づかなかった。 「おぃ、碧」 それを見かねた藤沢が、後ろから碧の肩を軽く叩いてやる。 「ぁっ…はいっ」

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