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第17話
「っ、はぁ…はぁ…大悟、先生」
「どうしたの? とりあえず上がって!」
息を切らせる宏太を室内へと招き入れ、ジュースを出してやる。
宏太はそれを口に運び、一気に飲み干した。
走ったせいで喉はカラカラで、冷たいそれがいい感じに喉を潤してくれる。
「落ち着いた?」
「あ、はい。ありがとうございます」
しばらくして宏太の息が落ち着いたのを見て、大悟が隣に腰掛けてきた。
自然と触れた肩に、宏太の心臓が激しく脈を打つ。
「で、こんな時間にどうしたの?」
「すみません、夜遅く…」
勢いだけで来たものの、やはりこんな時間に迷惑だったか、と申し訳なく思った。
「いや、それは全然いいよ。むしろ、会いにきてくれて嬉しいから。でも、そんなに息が切れるまで走ってきたってことは何かあったんでしょ? 信太くんのこと?」
そんな宏太の不安とは裏腹に、大悟の語りかける声はとても柔らかで優しかった。
きっと、自分は彼のこういう優しさに惹かれたのだろう、とすら思えてくる。
「俺…ずっと考えてたんです……この間のこと。ほんとにショックで、大悟先生にどんな顔して会えばいいのかもわからなくて、避けて…。でも、もう前みたいに接したりできないのかな、って考えたら…悲しくなって…。そしたら…大悟先生を失いたくないって…それしか考えられなかったんです」
「それってさ…告白、って…ことで受け取ってもいいの…かな?」
「はい…好きです」
あんなことをしたのだ。
当然嫌われているものとばかり思っていた。
それがまさかの告白。
大悟は嬉しさを隠しきれない反面、嘘ではないのか、という気持ちも消せなかった。
「でも、僕は…君を無理矢理…」
「もう、そのことはいいんです。確かに辛かったけど…それでも大悟先生が好きだって気づいたから…」
「宏太くん…」
その体をそっと抱き寄せ、さらさらの宏太の髪に指を絡ませる。
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