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第20話
今度は一方的な行為なんかじゃない。
ちゃんと気持ちも繋がっている。
そのことが大悟にはすごく幸せに思えた。
「動くよ?」
「うん、っ…ああっ…ふ、っ…んぁ」
腰を打ち付ける度、宏太の口から吐息混じりの甘い声が漏れる。
それがさらに欲望を掻き立てた。
今自分の下でいやらしく乱れているのは紛れもない恋人。
一度は嫌われるのを覚悟していた故、こうやって肌を合わせることに涙が零れそうになる。
前のように乱暴な行為じゃなく、恋人として愛しむこの行為に、大悟は何より幸せを感じていた。
「だい、ご…い、ごぉ…だいご…ぁ、ん…だいご…」
「うん、ここに居るよ」
何度も名前を呼ばれる度、目尻が熱くなっていく。
宏太の顔からも痛みの表情が消え、打ち付ける腰の動きが速さを増した。
「あぁっ…だいごっ…そ、な…しちゃ…めぇ…あぁ…っ、ゃっ」
強くなっていく刺激に、宏太は限界が近いことを訴える。
それは大悟も同じで、宏太の足を抱え、より激しく宏太の体を揺らした。
「ああっ…だい、ご…も、ぉ…イくっ…」
「うん…っ…僕も…っ」
お互いに何度も名前を呼び合いながら、欲望を放った──。
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