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第33話
「そんな顔しないでよ。イくなら、僕ので、ね?」
「うん…イきたいっ。はや、く…挿れて」
「うん、いいよ」
物欲しげに収縮する宏太の窄まりに硬い欲望が貫かれる。
彼が侵入してくる感覚に全身が震えた。
「ぁっ、大悟っ…」
彼の名前を呼び、キスを求めれば、優しく唇が重ねられた。
何度か軽いキスのあと、大悟の舌が唇をぺろっと舐めてくる。
時折、唇を吸われる感覚に、宏太は熱い息を吐いた。
「んっ…は、ぁ…ンぅ」
微かに開いた唇の隙間から、するりと大悟の舌が侵入してくる。
口内を舐め回すように舌を絡められ、体の熱が増していった。
大悟が腰を打ち付ける度に聞こえるいやらしい水音にも脳内から犯されていく。
初めて抱かれた時には感じなかった愛しさが内側から溢れ出してきて、もっと彼を感じていたい、と思わされた。
「ンっ…はっ…あっ、ふ、っ…だ、いご…もっと…」
もっと大悟が欲しい──。
その想いを全ては言葉にしなくても、大悟には伝わったのか、ようやく解放された唇に、今度は触れるだけの優しいキスを落とされた。
「宏太が望むなら、ずっとこうしててあげたいよ」
眼鏡越しに見える瞳が優しく微笑んでいるのが見え、宏太も頬を緩ませる。
すると、そこにも大悟の唇がそっと触れ、愛しさが湧き上がっていく。
それを伝えたいのに、口から出るのは言葉にならない声ばかりで、宏太は言葉の代わりに、大悟の背中に手を回した──。
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