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第51話
「ごめんなさい…」
「もう、そんなに謝らなくていいよ。誤解して別れるなんて言ってしまった僕も悪かったんだから。宏太の事は誰より知ってるつもりでいたけど、どうやら僕たちには少し言葉が足りなかったみたいだね。だから、これからは遠慮せずに何でも言い合える関係になりたいって思ってる。たくさん泣かせたけど、もう一度、僕と付き合ってください」
宏太を抱き締めていた腕を解き、まっすぐと彼の目を見つめながらそう告げれば、さっきまで泣いていた宏太の顔に笑顔が浮かんできた。
「そんなのもちろんだよ。さっきも言ったじゃん。俺には大悟じゃないとダメなんだ。だから、これからもずっと大悟の傍に居たいよ」
真っ直ぐな目で見据えられ、やっぱり自分には宏太しかいない、と再確認させられる。
普段は強がってばかりで、人前で泣くことも出来ず、甘え方がわからない、と言った宏太を守りたい、と思っていたのに、結局その自分が宏太を傷つけてしまっていた。
だから、今度こそこの笑顔を守りたいと強く感じた。
「宏太…いい?」
「う、ん」
もう何度もそこで体を重ね合わせたベッドへと押し倒され、服を剥ぎ取られていく。
最後に大悟とこうして肌を重ね合わせたのは、もう一週間以上も前のことだ。
またこうして大悟に触れられるのが嬉しくて、気づけば、頬に涙が伝っていた。
「宏太?…どうしたの?」
それに気づいた大悟が心配そうに顔を歪ませる。
そんな顔をさせたいわけじゃないのに、と思いながら、必死に涙を止めようとするが、そんな気持ちとは裏腹に、次々と頬を濡らしていった。
「なん、でも…ないから…」
「こんなに泣いて、なんでもなくはないでしょ。ごめんね…嫌だった?」
「ちが…そうじゃ、なくて…もう、大悟にこんな事してもらえないと思ってたから…嬉しくて…」
涙で嗚咽混じりにそう告げれば、最初は驚いたような顔をしたものの、すぐに優しい笑みを浮かべ、涙の溢れる瞼へと口づけが落とされた。
「僕も、もう宏太には触れられないって思ってたから、嬉しいよ」
「ほんと…?」
「うん、ほんと」
たったそれだけの言葉なのに、どうしようもなく愛しく感じてしまう。
それはお互い同じで、まるで引き寄せられるように唇を重ね合わせた。
そのまま、まるで何かを確かめるかのように宏太の体に何度も何度も唇が落とされる。
「んっ…ぁ」
「ここ、もう勃ってきてる」
大悟の唇が胸の辺りに触れる度、もどかしいような感覚に襲われる。
早くそこに触れて欲しくて、乳首が硬く立ち上がってしまう。
「大悟…はや…触って」
「どこ触ってほしいの?」
「や、ぁ…ち、くび…触って…」
「うん、いいよ。触ってあげる」
宏太のおねだりに優しく微笑むと、ぷっくりと立ち上がったそこに大悟の舌が触れてきた。
ねっとりと舌を絡めるように舐められ、思わず体が反応してしまう。
「んあっ…それっ…いい」
「なんか、いつも以上に敏感になってない?」
「だって…久しぶり、だから…気持ち、いい…んだもん」
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