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第52話
「じゃあ、こっち触ったらどうなるんだろ?」
そう言いながら、大悟の手が宏太の昂りへと伸ばされた。
既に硬く立ち上がったそこを包み込む様に握り、ゆっくりと扱いてやる。
既に先走りで程よく濡れたそこは、大悟の手の動きに合わせて水音を醸し出していた。
それが妙にいやらしく感じ、宏太は思わず顔を腕で覆い隠してしまったが、それはすぐに大悟の手によって捉えられてしまった。
「顔、隠さないで」
「ゃ…恥ずかしい」
「でも、ダメ。ちゃんと宏太の顔見たいから。今、宏太に触れてるんだ、って実感したいんだ」
「…大悟」
そんな風に言われてしまっては逆らえる訳もなく、宏太はそれ以上顔を隠そうとはしなかった。
昂りを扱かれ、同時に閉ざされた窄まりには大悟の舌が這わされていく。
宏太は二つの刺激に、その快感に溺れていった。
「宏太、そろそろ射れてもいい?」
散々指と舌で慣らされた後、そんな事を問い掛けられ、宏太は黙って首を縦に振った。
それを確認すると、既に力の入らない宏太の足を腹に付く程持ち上げ、先程まで指が入っていた窄まりに大悟の絶ち上がったモノが押し込まれる。
「ゃ、あぁぁぁ…っ」
宏太はその刺激だけで白濁を放ってしまった。
「宏太? 射れただけでイっちゃった?」
それが恥ずかしくて、宏太は真っ赤な顔を背け、見られないようにと手の甲を顔に押し付けた。
「見な…ぃ、で…」
「…ごめん、それは無理かな。手、退けて?」
「むり」
「ダメ。さっきも言ったよね? 宏太の顔を見てシたいんだ。こんなに近くに居るのに顔が見れないなんて、寂しいでしょ」
諭すような声に、宏太はそっと手を退け、大悟の方へと視線を傾けた。
すると、そこにはどこか色っぽく、とても優しい表情をした大悟の顔があり、思わずまた顔を背けてしまいそうになる。
だが、それは叶わず、宏太が顔を背けるよりも前に大悟の手が宏太の頬に添えられた。
そのまま真っ直ぐ見据えられ、宏太の心臓ははち切れそうな程に脈打った。
しばらく視線を交じり合わせた後、大悟の唇がそっと宏太のそれと重ねられた。
「ほんと、宏太は可愛過ぎる」
唇が離れた瞬間にとびきり甘い声で囁かれ、宏太はなんて言ったらいいかわからなくなる。
だが、宏太の言葉を待つよりも先に再び大悟の唇が重ねられた。
今度は先程のキスよりも長く、そして深く、何度も口づけられた──。
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