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【五】青羽―消毒③ ※R18
「奈々は俺がゲイだって知ってた」
「そうなのか」
「今朝『彼氏の家に泊まったのか』って聞かれた」
「ゲイ雑誌でも見られたのか?」
「持ってないよ。女の勘かな」
まさか母親と友人が俺を『据え膳の食えない間抜け野郎』だったと笑っているのを立ち聞きしたなんて明かせない。
「妹の相手が挨拶に来たら名刺をもらうといい。手に入らなければ名前と住所をしっかりと聞き出すこと。さて、そろそろベッドへいこうか」
「え?」
「もう午前二時だ。朝に帰った方がいい。それに消毒しないと」
「消毒?」
俺を羽毛布団に寝かしつけた赤毛の海賊は、添い寝して抱きしめてきた。互いにTシャツとボクサーだけなので、体温がダイレクトに伝わってくる。俺の鼓動が早くなってるのがバレてないかな。しばらくして彼が布団の足下へと潜り、布地を押し下げてアオバくんに消毒を施した。牙をしまい、唇でソフトに触れながら俺の欲望を目覚めさせる。
俺の薄い腹に彼の長い髪が広がり、勃起の先端をひげで苛む動きと連動してくすぐったい。足の付け根に鼻梁を擦り付けたり睾丸をハムハムと唇で啄 むが、記憶に刻み込まれた熱い口内へは入れてくれない。
「とおる……消毒終わった?」
焦らされて、ねだるように赤毛を撫でた。ただの消毒なら俺をいかせる必要はない。寝室の柔らかな照明が、布団を剥いだ赤毛の男を照らした。息が荒く、股間の布地が隆起している。布地を取り去った彼は、ギリシャの神々も目を見張る裸体をさらした。おう、なんてこったい。絶対に海水浴をしちゃだめだよ、これ。太陽だって涎を垂らすに違いない。
彼はベッド横の洒落たミニテーブルに置かれたクリスタルカットのボトルを開封して、トロリとした液体を俺の勃起に垂らした。
「ひゃっこい!」
「ああ、ごめんよ」
その笑顔、悪びれた様子が欠片もないぞ!
ローションを己の屹立にもぬりつけ、俺の足の間に身体を割り入れる赤毛のヴァイキングに陶然となる。
これは夢じゃないのか?
彼は本当に俺で興奮しているのか?
互いの赤く、硬く脈打つ欲棒を両手で包まれて思考が鈍っていく。その光景があまりに淫らで、俺の勃起が跳ねた。
「ふ、元気だな」
「あっ、あぁっ、あっ、あっ」
上下に扱かれて、いやらしい音が寝室に響く。
ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。
「ああ、それ、きもちぃ……」
ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。
「これはどうだ?」
大きな手のひらが熟したプラムを覆い、微妙な力加減で円舞する。
「ひあああぁぁっ……」
これも凄く気持ちいいけれど……。
「もっと根元から扱いて……」
「こっちが好きか」
透がスライド幅を広げて、解放へと駆り立てる動きに切り替える。
ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。
「あっ、そう、これっ。これが好きっ」
「青羽……俺を見るんだ」
涙が浮かび、イケメンがぼやけた。薄明かりの室内に赤い髪だけが浮かび上がる。
「そう、そのままいくんだ」
尻が持ち上がり、陰嚢にぎゅんと力が入る。 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。
「いくよ、いく。とおるっ」
「ああ、おれもいく」
ドクドクドクドクッ。
俺、もう天国にいったかも……。
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