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裏アカ男子とオタクくん(3)

 それから三週間が経った金曜日になって、滝に自宅に来るよう誘われた僕は奴の家に初めて上がった。2LDKの県営住宅の六畳間。作り付けのクローゼットの他にはベッドと本棚ぐらいしかないフローリングの部屋。華やかな顔立ちとは裏腹な質素な室内に訝しく感じて尋ねてみれば、滝の家は母子家庭なのだそうだ。深夜から早朝まで食品加工工場、夕方からは居酒屋と、働き詰めの母の為に、滝自身も週に三日はカラオケボックスでバイトをしているのだという。  だからか。僕は納得した。  それだけ母親が頑張っているのは、滝を大学に入れたいからに違いない。滝が僕の脅しに容易に屈してみせたのも、本気で大学進学への道が閉ざされるのを心配しているからなのだ。そうでなければこの陽キャな俺サマ滝が、陰キャオタクな僕のいいなりになろうなんて思う筈がない。  だからといって、同情するつもりは毛頭なかった。  家の環境がどうであれ、滝が僕を使い倒したのは事実だ。その恨みを今日こそ晴らそう。わざわざ僕を家にまで招いてみせた滝の目的がひとつなのは想像が付いた。準備が整ったのだ。だからといって、はいそうですかなんて抱きはしない。滝には極限まで恥ずかしい思いをしてもらう。 「で、今日は何の用? またノートでも貸して欲しいの?」 「そうじゃねえだろ」  僕の意地悪な態度に気付いているのか、いないのか。憮然とした表情で云い放った滝に、何で? と、僕は首を傾げた。 「こっちは用件も伝えられずに家に来いって云われてるんだけど」 「あー、もう」滝が髪を掻き毟る。「お前が云ったんだろ。用意が出来たたら云えって」 「何の?」 「だから、その」  きっと今の僕は相当にいやらしい顔をしているに違いない。  だって仕方ないだろ。あの俺サマな滝が、綺麗な顔を真っ赤に染めてるんだよ。それだけでも相当に気持ちがいいのに、この後に最大のお楽しみも待ってるんだから、それは僕でなくとも愉悦に浸りたくなるってものじゃないか。 「冗談だよ」だから僕は笑った。「だったら着替えてきてよ。それとも僕、準備が出来るまで外で待ってようか」 「アレ、マジで着るのかよ」 「当たり前でしょ。アレがなかったら僕は怒るよ」  ちなみにアニメ同好会の仲間たちは、メイド服がなくなっていることには気付いていない。  それもその筈。同好会の部室には、僕たちが日々持ち込んでいる漫画だの円盤だのが層となって積み重なっている状態だ。その有様たるや、何処に何があるかわからなくなるほどの魔窟状態。僕ですら目当てのブツを探すのに苦労したぐらいだ。去年の文化祭で同好会への入部者を募るのに、目を惹く衣装を着ようって話になって購入した内の一着なんて、もう誰も覚えていないかも知れない。 「滝、僕の目的忘れてない? 僕、男の娘とセックスするのが夢なんだけど。だからちゃんと着てよね、メイド服」 「何度聞いても破壊的なワードだな……」顔を真っ赤に染めたままの滝が、僕から視線を逸らしながら頭を掻く。「しゃーない。着る。だから外でちょっと待ってろ。着替えが終わったら呼ぶ」  僕は滝の言葉に従って部屋を出た。そして扉の前に陣取った。  滝の母親はもうパートに出ているらしい。しんと静まり返った通路に、滝がクローゼットを開けているような音が伝え聞こえてくる。  滝の話だと、母親が働きに出ている居酒屋チェーンは昼間に定食屋をやっているらしく、書き入れ時の週末は勤務時間が大幅に延びるのだとか。そりゃあ、滝もこんな好き放題な性格に育ちもするよね。滝の母親、滝が学校に行っている間に睡眠を取っているって話だし。  驚いたことに、家事は滝の担当なんだそうだ。だからなのか。滝の母親は、滝の趣味には気付いていないっぽいらしい。  息子と擦れ違いな生活をしているからなのだろうか。それとも高校生の親はそういう感じなのだろうか。うちの両親も、僕のオタク趣味は知ってるけど、男の娘にまで食指を動かしているなんてことまでは気付いてないようだ。PCにパスワードロックをかけているのもあるけれども、そもそも部屋だのPCだのの中身を漁ろうって頭がないみたいで、完全に好きにしろって感じで鷹揚に構えている。 「小山内、出来たぞ」  そうこうしている間に着替えが終わったようだ。滝の声に部屋に戻る。  僕は目を瞠った。  ふわりと裾が広がった膝上二十センチのミニスカートに、襟ぐりの開いたブラウス。そしてリボン付きの付け襟。スカートの下から覗くレッグガーターは滝の自前なのだろう。白いハイストを吊り上げているガーターベルトには小さいリボンがあしらわれていて、ぶっちゃけ僕を誘ってるんじゃないかってぐらい食指をそそってくる。  本職のメイドさんが見たら卒倒もののセクシー系だけれども、僕たちオタクが夢に見るメイドはこういうものだ。理想を体現したかのような滝のいでたちに、僕は思わず喉を鳴らした。去年の僕はブラウスの肩幅が合わなくて、いかつい雰囲気が拭えないメイドさんになっちゃったんだけど、流石は僕が見込んだ身体の持ち主だけはある。肩幅もばっちりな超エモいメイドさんな滝がそこにいる。  素材がいいからだろう。ウィッグを付けなくとも充分にイケる面差し。ちょっと勝気に映る瞳がセクシーだ。 「やっぱ滝は似合うね」 「本当かよ」 「うん、可愛い」 「褒め言葉じゃないんだよなあ」  男である自分のアイデンティティとの狭間で悩んでいるのだろう。困った風に目を瞬かせている滝に、僕は微笑んだ。 「これが可愛いと思えなかったらヤレないよね」 「そりゃまあ、そうだけどよ……」  自分を性的な目で見られているという自覚があるからだろう。いつもの横柄な雰囲気の滝からは想像も付かないぐらいのしおらしさ。それが僕の食指をそそるとも知らずに、無防備なことだ。  僕はにんまりと口元を歪めた。滝を辱めたい。それが怒りからくる感情なのか、それとも僕の嗜好なのかは理解(わか)らない。けれども、恥ずかしさに顔を赤くしている滝が可愛いと感じる気持ちに嘘はなかった。これが恥辱に震える姿となったら、もっと可愛く映ることだろう。僕は湧き出る感情の赴くがまま、僕の計画を成就させる為の言葉を吐いた。 「てか滝、本当に使えるようになったの?」 「そうなったら云えって云ったのは何処の誰だよ」 「ふうん。じゃあ頑張ったんだ、三週間」 「さっさと終わらせたかったからな」  その割にはアナニー乗り気なようにも映った滝だったけど、そこには目を瞑ってあげることにする。  だってセクシーランジェリーが好きなだけならまだしも、わざわざ着用しているところを写真に撮ってSNSに上げてるんだよ。しかも年齢を胡麻化してまでやってぐらいだもんね。絶対そういう気があるって、普通は思うだろう。  だから僕は滝に云ってやった。 「本当に使えるようになったのか、見せて欲しいなあ」 「見せるって……どうやって……」 「あるんでしょ、吸盤付きディルド。挿入してみせてよ、ここで」  床がフローリングなことに気付いた時点からずっと決めていたことを口にすると、な。と、滝が言葉を詰まらせた。恥ずかしさでどうにかなりそうなのだろう。顔を真っ赤にして俯いている滝の肩が小刻みに震えている。  最高に可愛い。 「嫌なの?」僕はスマホを取り出してみせた。  こんなことになっているのに、滝がSNSのアカウントを消すことはなかった。恐らくもう生活の一部になってしまっているのだ。アイデンティティの拠り所なのかもしれない。それかそれだけ自己承認欲求が強いのか。いずれにせよ、まるで何もなかったかのように更新されるゆうみなちゃんのセクシーランジェリー姿に、僕がほくそ笑んだのは云うまでもない。 「わかった! やるから! だから他人には云わないでくれ」  僕が何を云いたいのか理解(わか)ったのだろう。ゆうみなちゃんのページを表示させる前に、滝の口から了承の言葉が飛び出してくる。  僕はにっこりと滝に向かって微笑みかけた。物わかりが良過ぎるのもつまらないけれど、抵抗され続けても興醒めだ。その点滝は扱い易い。単細胞なのだろうか。僕の予想通りの反応を返してくれる。 「じゃあ出して。そして僕に見せて」  もそりと動いた滝がクローゼットの中から例の紙袋を取り出してくる。中から出てくる黒光りした吸盤ディルドを、僕はフローリングの床に据えた。これが散々滝の淫水を吸ったのだと思うと、胸が高鳴る。早く抱きたい。逸る気持ちを押さえ込んで、滝に跨るように指示を出す。 「くっそ恥ずい……」俯き加減で膝を立てた滝がディルドに跨る。  案の定と云うべきか。滝が履いているのはオープンクロッチの白いフリルショーツだった。  僕に見られていることに興奮しているのか。それとも抱かれることに期待があるのか。スカートの奥にある滝のペニスは既に半()ちだ。流石にそれは見過ごせない。ディルドに照準を合わせている滝のペニスに僕は手を伸ばした。やらしいなあ、滝は。そう云いながら軽く揉んでやる。 「ばっか……触んな……」 「だってもうこんなになってるじゃないか」陰茎を軽く扱いてやると、手の内で温みを増す。「早く挿入してみせてよ、滝。僕もう挿入(いれ)たくて堪らないんだから」 「煩いなあ。ちょっと待てって……」  とはいえ、コツはもう掴んでいるのだろう。ディルドに手を添えた滝が腰を落とすと、驚くほどにすんなりとそのアナルにディルドの亀頭部分が飲み込まれていく。どうだよ。滝が顔を上げて尋ねてくる。 「凄いね。滝、本当に頑張ったんだ。じゃあ、ちょっと動いてみて」 「何でだよ。もういいだろ」 「動かないと動画撮るよ」 「駄目に決まってるだろ! 巫山戯んなよ、もう……」  口では反抗的な態度を見せてはいるが、そこまで逆らう気はなさそうだ。少しだけだぞ。と、云いながら、滝が屈伸をする要領で膝を動かし始める。かなり頑張って開発したのだろう。あ、う。などと、直ぐに堪えきれなさそうな喘ぎ声が口を衝いて出てくる。  僕は滝のブラウスのボタンを三つほど外した。  はだけた前襟の下から顔を覗かせるオープンカップのブラ。ショーツとセットなのだろう。こちらもフリルで彩られている。微かに覗き見える乳首に僕は指を這わせた。や、め。と、滝が声を上げる。 「やめろよ、馬鹿。おかしな気分になる」 「おかしな気分も何も、これからセックスするんだけど。てか滝、アナルだけじゃなく、乳首も開発しちゃったの?」  う。と、口籠る辺り、図星だったようだ。これでヘテロを名乗るなんてどうかしてる。僕は滝の乳首を揉んでやりながら、滝に続けて腰を動かすように指示を出した。あっ、あっ。と、喘ぎながら滝が腰を上下に振る。あまりの淫らな姿に、僕の股間が一気に熱くなった。 「も、やだ。イク」 「早くない? まだ五分も経ってないよ。もしかして、滝、僕とセックスするの楽しみにしてくれてた?」 「そんなこと……ある筈ないだろ……」 「その割にはめっちゃ勃起してるけど」  僕は滝の乳首から手を離した。半()ちだった滝のペニスはすっかり硬くなってしまっている。だから僕は滝にベッドに上がるように告げた。のそりとベッドに上がった滝が、所在なさげに僕を見詰めてくる。その瞳が熱を孕んでいるのを見て取った僕は、ベッドに上がりながら滝に口付けていった。  そのまま滝の身体をベッドに押し倒す。  舌を絡め合いながら平らな乳房をまさぐる。ああ、これが滝の肌。僕は恍惚に目を細めた。きめ細かく滑らかな乳房に手を滑らせて、乳首に指を這わせてゆく。ん、んぅ。陶酔しきった滝の声。口唇を離した僕は、乳首へと口唇を動かした。  小さな乳頭は指で抓めるか抓めないかぐらいの大きさだったけれども、舐めると面白いように反応する。僕は滝の乳頭を口唇で吸って、舌先で転がした。あっ、あぅ。女のように鳴き喘ぐ滝は、僕が理想としていた男の娘そのものだ。  そろりとスカートを捲る。滝のペニスは余程感じているようで、先っぽがかなり濡れていた。 「早く、しろよ……」 「何? 挿入(いれ)て欲しいの、?」  滝の顔を覗き込みながら尋ねてみれば、本当に我慢が限界なようだ。上目遣いでこくりと頷く滝の表情は滅茶苦茶愛くるしい。その程度といったら、僕が生涯ただひとりの嫁としているGGのブリジットも顔負けなぐらいだ。  これは尊さで殺される。  滝の破壊力抜群なおねだりに、一気にズボンを脱ぎそうになった僕だけれども、寸でのところで踏み止まった。だって、エロいおねだりっていったらアレだろう? それを滝にさせないことには、僕のこれまでの怒りは勿論のこと愚息も鎮まりそうにない。だから僕は滝の耳に囁きかけた。だったら、ちゃんとおねだりしようね。 「おねだり、って……どうやって……」 「脚を開いて『お願いします、ご主人様』でしょ。この場合」 「この、変態……ッ!」 「だって僕、『オタクくん』だし」僕は上半身を起こした。「こういうのはちゃんとしないと嫌な性格なんだよね」  自分の扱いが状況を泥沼化させていることに気付いたようだ。視線の先の滝が、うう。と、呻きながら脚を開く。  だけど腿にスカートが纏わりついてしまっていて肝心の場所が良く見えない。僕は滝の手をスカートの裾に導いた。そしてスカートを捲り上げるように滝に命じた。瞬間、うっすらと上気していた滝の顔が、茹でた蛸みたいに赤くなる。 「お、お願いします……ご主人様……ぁ」  スカートの裾を腹までたくし上げた滝が俺の顔を見上げながら、消え入りそうな声で口にする。  羞恥からなのか。それとも気分がそれだけ高まっているからか。どちらであるのかは不明だが、滝の瞳はすっかり潤んでしまっている。可愛い。僕は奴に挿入したいという自分の衝動を、今一度抑え込んだ。もう一押しだ。もう一押しで、僕の理想のシチュエーションが完成する。 「それだけじゃ何をして欲しいのか、良くわからないよね」 「お前、この、俺に何を云わせようとしてるんだよ……ッ」  羞恥が臨界点を超えてしまったようだ。身体を捩った滝が、枕に顔を埋めている。あーもう可愛いなあ。僕はすっかりはだけたブラウスの襟元に手を差し込んだ。そして、余裕たっぷりに滝の乳首を撫で回してやりながら、最後の指示を口にする。 「えー、それは勿論、『ゆうみなのおまんこにご主人様のおチンポを挿入(いれ)てください。お願いします、ご主人様』でしょ?」 「この馬鹿! お前どれだけ頭が湧いてるんだッ!」  悲鳴に近い絶叫が滝の口から迸る。  けれども僕は引く気がなかった。云ってくれるよね、ゆうみなちゃん。と、漲り過ぎて濡れぞぼった滝のペニスを撫で回してゆく。滝が口で云う程に嫌がっていないのは、これだけでも良くわかる。だから僕は続けた。 「ちゃんと口にしないとこのままだよ、ゆうみなちゃん」  それで決心が付いたようだ。あー、もうッ! と、声を上げながら、姿勢を直した滝が脚を大きく開く。 「え、えーと……ゆうみなのぉ……」 「うんうん、ゆうみなの?」 「おまんこにぃ」 「うんうん、おまんこに?」 「ご主人様の、おチンポを」 「うんうん、僕のチンポを?」 「挿入(いれ)てくださぁい」 「うんうん、それで?」 「お願いしますぅ、ご主人様ぁ」 「良く云えました」  僕が驚くほどに甘ったるい声を上げた滝に、我慢が限界を突破した僕はそそくさとズボンを下ろした。ここからが本番だ。僕は滝の両脚を抱えた。そして収斂を繰り返している滝の膨れた蕾にペニスの先端を押し当てた。  ようやく楽になれると思ったようだ。滝が安堵の表情を浮かべる。  僕はゆっくりと腰を進めていった。  先ずは先端から。すんなりと割れた蕾にぬるりと亀頭が潜り込んでゆく。続けて陰茎。これもぬぷぬぷと滝のアナルに飲み込まれてゆく。一か月は無理があるかなと思ったけれども、滝はかなりアナニーが気に入ってしまったようだ。たった三週間でこの仕上がり具合。根元までペニスを埋めただけでもびくびくと身体を震わせている滝に、僕は笑いかけた。動くよ。そう告げると、待ちきれなさそうにこくこくと頷く。 「あっ、あぅ。ご主人様ぁ」  どうやら気に入ってしまったようだ。ご主人様と云いながら喘ぎ始めた滝に、僕の愚息が早くも暴発しそうになる。  先週だったか。何故セクシーランジェリーで裏アカなのかと滝に訊いてみたら、自分の秘められた嗜癖に誰も気付いていないのが気持ちがいいと云っていた。非日常感が堪らないのだそうだ。それならば、女装もそんなに変わらない気がするのだけれども、奴の中では普段着の下にそういった際どい下着を着ている状態にこそ特別感を覚えるらしい。  確かにゆうみなちゃんのアカウントには、シャツを捲ったり、ズボンを半分下ろしたりといった格好の写真もあった。あまり深く追求すると滝が可哀想なのでしていないが、その中の何枚かは、どこかの街の路地裏で撮ったと思しき背景だった。多分、それが滝の云う非日常感なんだろう。当たり前の格好の下にセクシーランジェリーを着けて街を闊歩しているというシチュエーション。確かにエモいなあ。僕はその点に関しては滝の言葉を否定しない。  だからなのだろう。滝にとって、僕をご主人様と呼ぶのは、普段着の下にセクシーランジェリーを着るのと同様の効果を齎してくれる行為なようで、あっ、あっ、いっちゃう。いっちゃいます、ご主人様。そんな風に、逐一ご主人様と付け加えながら延々喘いでいる。  こうなると理解(わか)っていたら録音したのに。  普段の滝よりもオクターブ高い声。それが甘ったるさを漂わせながら、ご主人様と口にしている。僕とのセックスでこんなに可愛くなるなんて反則じゃないか。後で目覚まし様にボイスを録らせてもらおう。僕はそんなことを考えながら、暴発寸前の愚息を鎮めていった。  実際、滝のアナルは気持ちいいなんてもんじゃなかった。  僕の為に誂えられたオナホールなんじゃないかってぐらい、ぎゅうっとペニスに吸い付いてくる。そこをまた自分のペニスで押し広げてゆく悦び。滝のアナルにペニスを抽送しながら、僕は限りない悦楽の沼に沈んでいった。ああ、ゆうみなちゃん。可愛いよ。ご主人様と云い続けている滝に囁きかけながら腰を振る。 「あぅ、ああぅ。いっちゃいます。あぅ、ご主人様ぁ、ゆうみな、いっちゃうぅっ」 「可愛いよ、ゆうみなちゃん。いいよ、ほら。いって。ゆうみなちゃんがいくとこ見ててあげる。ね、だからいって」  可愛い。と、云われるのが気に入ったようだ。僕が口にする度に、滝の身体がぶるりと震える。  僕は気持ち良さに溺れながら、ひたすらに腰を振った。いくいくと滝が嬌声を上げるのに優越感を覚えながら、その心地よさの赴くがままにペニスを出し入れする。あ、あ、出る。暫くして、滝が首を左右に激しく振った。でちゃう。ゆうみな、でちゃう。  次の瞬間、びくんと滝の身体が跳ねた。  たくし上げたスカートの下で反り返っている滝のペニスから、白濁とした精液が吐き出される。と、同時に僕のペニスがぎゅっと締め上げられた。ヤバい。そう思うも踏ん張りが利かない。僕は滝のアナルの奥にペニスを突っ込んだ。身体の芯を突き刺されたような快感が陰嚢の底から突き上がってくる。  僕は腰を幾度も震わせながら、滝の中に射精した。  準備期間も含めると約一か月間。オナ禁をして溜め込んだ精液は、出しても出しても終わる気がしないくらいの量だった。もう、気持ちいいなんてもんじゃない。爽快感にも似た快感に、僕は恍惚としながら滝の顔を見下ろした。滝も滝で、初めてのアナルセックスに特別な快感を得たようだ。射精を終えて大分経つのに、まだ身体を震わせている。 「ご主人様の、凄い、中に入ってきてますぅ……」  僕を見ているようで見ていない眼差し。放心状態に近いようだ。僕は滝の頬を軽く撫でてやりながら口付けた。一生でこんなに精液を出したことは、これまでない。そのぐらいに止め処ない快感が、尾を引いて身体の中に残っている。 「ねえ、ゆうみなちゃん。ディルドと生チンポ、どっちが気持ちよかった?」 「……生チンポ……です、ご主人様ぁ……」  恥ずかしそうに言葉を継ぐ、滝のなんと可愛らしいことか!  僕はゆっくりと滝のアナルからペニスを抜き取った。口をぱっくりと開いた滝の蕾の周辺が、僕が出した精液でぐしょぐしょに濡れている。いやらしいなんてもんじゃない。アダルトビデオでしか見たことのなかった光景を現実で目の当たりにした僕は、今達したばかりとは思えない勢いで股間のペニスが力を取り戻すのを感じていた。 「なら、もう一回しようか。ゆうみなちゃん」  困った風な、それでいて、悩んでいるような視線が僕に向けられる。嫌なの? 僕は滝の精液まみれのアナルに指を挿し入れながら尋ねた。掻き混ぜてやると、ぬちょぬちょと卑猥な音が立つ。途端に息が荒くなる滝に、僕は自分のペニスを掴ませてやった。 「お互いこんな状態なんだもの。これは気が済むまでセックスの流れだよね?」 「でも……一回って云ったじゃないか……」 「うん。でも気が変わっちゃった。滝、滅茶苦茶可愛いんだもの。それに滝だって嫌じゃなかったんでしょ、僕とのセックス」 「お前、卑怯なんだよ……一回きりだと思ってディルド入れるの頑張ったのに、そしたらなんか気持ち良くなるし……」 「それは滝の素質だと思うけどなあ」僕は滝の身体をベッドの上でくるりと返した。「ってことで、今日は生チンポが大好きになっちゃった滝に僕からプレゼントをあげる日です」  葛藤があるようだ。微妙な表情でいる滝に僕は囁きかけた。付き合ってくれたら、ゆうみなちゃんのことはちゃんと内緒にしてあげるから。それで踏ん切りがついたのだろう。もそりと滝が腰を突き出してくる。 「おねだりは、ゆうみなちゃん?」  僕は滝の双丘にかかっているスカートを捲り上げた。いやらしい蕾が僕のペニスを待っているかのようにひくついている。 「お願いしますぅ、ご主人様ぁ……ゆうみなのぅおまんこにぃ、ご主人様のぉ生チンポを、くださいぃ……」  精一杯可愛い子ぶった表情で、僕を振り返った滝がおねだりを口にする。これはもう頑張るしかないよね。僕は滝の腰に手を置いて、緩やかに収縮を繰り返しているアナルへと、再びペニスを埋めていった。

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