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第3話
「そんなこと言ってますけど、あんたがそう簡単に船を捨てるとは思えないですけどね」
「そりゃそうだろ。キャプテン(頭)がそう簡単に船を捨てるわけねぇよ」
荒れたセシルの部屋の片付けを率先してやるのは弟分だからというわけでもなく、単にレイズナーの部屋はもとから最低限の物しかなかったため、私物の片付けが早く終わったから手伝っていた。
「それでも今回の掟はかなり反論がありましたよ。俺が率いてる奴等は官能小説等を十冊は持ち込んでましたから」
レイズナーが率いてる奴等とは今分け与えているシャドウキャプテンに着くチームということだ。
「港に下船する日だって充分に設けてあるんだ。その時に女を抱けば済むことだろうが」
「なら下船しないで済む俺は恵まれてますね」
「……っ、お前は余計な一言が多いな!!」
セシルとレイズナーは壊れたデスクを部屋から出していたら、船員達は二人を見比べこう質問してきた。
「あのー、レイズナーに用事があるんですけど、どちらがキャプテンでどっちがレイズナーなんッスか?」
それを聞いて、セシルはこれは面白いことになってきたと内心爆笑だった。
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