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第5話
『まずい……こんなに早く限界が来るとは……』
そう思った矢先に、光輝が「もっと早く動いて」と息も絶え絶えに懇願してきた。
そんなことをしたら、直ぐにでも昇天してしまいそうだ。
いつの間にか、自分の息も上がってきている。
「早く動いたら、逝ってしまうぞ」
見ると、光輝のそこも天井を仰ぎ見て欲望の蜜を垂らしている。
彼も柴田で感じているということか。
「いい、よ……俺も、逝きたい……」
光輝が潤んだ目で柴田を見上げた。
そんな顔をみたら、余計に欲情に駆られる。
柴田は、今までよりもさらに激しく光揮を穿ち続けた。
「うっ……ん……あっ……」
喘ぐ光輝の顔が、柴田を求めている。
柴田に抱かれ、もっともっとと目でせがんでいる。
柴田にも、自分が光輝に求められていることは分かった。
しかし、どういう意味で求められているのか柴田には分からない。
『きっと……思いのほか気持ちよかったとか、そんなもんか』
そんな風に思っていたのだ。
「はぁっ……」
もうそろそろ限界が近くなっている。このまま、果ててしまいそうだ。
「せっかくだから、一緒にいこうか」
柴田が片手で光輝のものを握り込むと、「あぅっ」と喘ぎ精を放った。
「なんだ、一足早くいってしまったか……じゃあ、俺も……」
続けて、柴田も光輝の中で達した。
一度は終わったが、それでもまだ柴田の中心はまだまだ快楽を求めているようだ。
光輝は、果てたことでぐったりとしている。
光輝の中から自身を抜いた柴田は、光輝の中心に手を伸ばし、舐め上げた。
「あっ……」
達した後のそこは、少しの刺激でも敏感になっている。
光揮の中心は、再度元気を取り戻してきた。
『コイツも感じてるんだな……』
丁寧に光輝を舐めていると、彼が腕を延ばして抵抗してきた。
「な、何してんだよ。もういい……」
「綺麗にしてやってんだよ。まだまだこれからだって。一回じゃ足りないだろ?」
足りないのは柴田の方だ。
そうしているうちに、またもや自分の分身も上を向き始める。
「もう終わろう……龍二さん……」
「やだね。お前だって、また勃ち始めてるじゃないか」
「う……これは……」
光輝はワインに仕込まれた薬の作用が少し緩和されたみたいで、大分動けるようになっていた。
柴田は再びそそり立った自身の上に跨らせ、光輝を貫いた。
すぐ近くに見える光輝の顔は、酷く淫靡に見える。
柴田は抑えられなくなりそうになった。
よがる光輝を見るのが嬉しいし、光輝の中も気持ち良いから柴田は至福の時を感じる。
「お前は、可愛いな」
光輝の胸の突起を指で摘まんでみる。
「んっ……そんなこと……言うなよ……」
そう言いながらも、光輝は一生懸命に腰を揺らす。
その体温が熱くて堪らない。
「本当だ」
「嘘ばっかり……」
光輝は毒づくが、彼の中心はしっかりと上を向き涙を零している。
また、絶頂が近付いているようだ。柴田も、もうそろそろで達しそうになっていた。
「お前がよすぎて……もうイキそうだ……」
「イッてよ……俺も……もう限界……」
ただただ無我夢中で腰を動かす光輝を見て、柴田の理性が飛ぶ。
「くっ……」
柴田は息を詰めると、光輝の中に全てを放った。
続いて、光輝も柴田の腹に淫らな蜜を出し尽くした。
それからも、幾度となく責め続けた。
柴田は、止まらなかったのだ。
何度目かで果てた光輝は、疲れた様子でそのまま眠りについてしまった。
彼の寝顔を見ていると、不思議な気分になる。
弟のような存在だった光輝が、俳優になっていた。
しかも今こうして自分の隣で寝ている。
征服欲のような感情が芽生え、光輝をセフレの一人に加えたいなどと思った。
そんなことを考えていると、柴田もいつの間にか寝入っていた。
あくる日の午前十一時過ぎに、柴田は目覚めた。
昨夜は光輝の中に出したので、その点ではスッキリしているかもしれない。
寝ぼけまなこで隣を見ると、そこには誰の姿もなかった。
くったりとなり、隣で寝ていたはずの光輝が消えていた。
『アイツ……』
散々に彼を堪能した後だというのに、彼の体は大丈夫なのだろうかと、ふと心配してしまう。
バツが悪くて帰ってしまったのだろうか。
書き置きなども残っていないため、1人残された柴田は溜息を吐く。
『メモくらい残していけよ……』
そして緩慢な動作で起き上がり、身なりを整えて帰宅した。
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