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2章-1※成人向け描写あり

月明かりの下――郁が、蹲踞の体勢をとる。  そして、そろそろと白い指を会陰に滑らせた。 「……頼むから……そんなに見ないで……」 「嫌だ。見てる。そうしないと君を抱いている意味がない」  望月の言葉の指すところが、復讐によるところの懲罰だと理解したのだろう。  郁が伏せていた目を開いた。 「……好きにしろ」  どうやら、あの鋭い爪は、戦闘のときに身体を変化させて現れるらしい。  爪は三日月の形で綺麗に切りそろえられていた。  郁は、そろそろと指を後孔にあてがう。 「んっ……くふぅ……んんっ……あ、う……っ、やぁ……っ」  まるで、幼子がぐずるような声をあげながら、指をそこに含ませていく。  くちゅり、と卑猥な音がした。  郁がゆっくりと秘所に含ませた指を抜き差しし始めた。 「は……ぅん……っ、あ、ぁ……んっ……くぅぅ……ふぅ……んっ……」  密やかな息遣いである。  だが、彼が発情しているのは目に見えて分かった。  くんくんと切なそうに鼻をならし、自涜に没頭している。 「……そこってお尻の穴だよね? 気持ちいいの?」  純粋な疑問だった。  そこは、排泄器官である。  到底、快楽に繋がるとは思えなかったのだが、郁は、煽情的にゆらゆらと腰を振っている。 「うるさいっ、うるさいっ……ん、あぁ……っ」  必死に悪口(あっこう)を叩くが、狭穴が、ずっぽりと指を咥えこみ――。  口からは、嬌声がとまらない。 「ぴちゃぴちゃって音してる……えっち、だね……?」 「んっく……あ、あっ……お前が命令したから、だろっ、黙って――ん、あひいっ!」  指先が、媚肉を抉ってしまったらしい。  郁が、下品なよがり声をあげる。  その媚態にますます、望月自身は昂っていく。 「……そこ、広げて見せて」  郁が、きっと望月を睨んだ。  だが、目が涙で潤んでいるので、かえって、愛らしい印象を受ける。 「悪趣味」  嫌そうに、郁が呟き、くぱ、と指でそこを開く。  うっすらと赤らんだピンクの粘膜に、粘っこい淫液が絡んでいる。  そこがヒクヒクと収縮していた。 (ここに挿入れるんだ……交尾するの、初めて……相手が郁だけど……) 「……もう充分、視線で嬲っただろう? 満足したはずだ」  郁が、ずる、と指を引き抜く。  その際に感じ入ったような息を吐く。 「どうしたらいい?」  上目遣いで、郁が聞く。  どうしたらいいも何も――望月は、交尾自体初めてなので、答えに窮してしまう。  だが、自然に口が動いていた。

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