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2章-1※成人向け描写あり

「郁から動いて?」  郁は、何も言わなかった。  だが、そのうなじが赤いことに望月は気がついていた。 「横になって」  郁が、ぶっきらぼうにそう命令する。  望月は、言葉通り、ベッドに横になった。 「あ……」 「……どうかしたか? 何か文句でもあるのか」 「……なんでもない」  ただ、綺麗だと思ったのだ。  青白い月明かりをまとった白磁の裸身、この世のものとは思えない美貌。  その美貌が、官能的に僅かに歪んでいる様が。  だから、つい見惚れてしまった。 「挿入れるから……んっ……くはっ……!」  郁が、望月の股間を跨ぎ、そろそろと腰を落とす。  肉の穂先と後孔が密着して、ぷちゅ、と淫らな音をたてる。  郁は、そのまま、自重を借りて、ゆっくりと挿入していく。 「んっ、ふぁああああああああぁあああ!? 熱い、中っ、締まるぅっ……」  くぷ、と竿肌が狭穴に呑み込まれていく。  繊細な肉のうねりが、ぎゅうぎゅうと絡みつき、渾身の力で締めあげてくる。 「はっ……はぁ……はっ……挿入った……んっ……んぅ……」  郁が、結合を確認して、息を吐く。  望月に体重をかけないように、ベッドに足を踏ん張る無理な体勢をとっていた。 「これが交尾、なの……? 熱くて蕩けちゃう……こんなに気持ちいいんだ……」 「は、ふ……お前は黙ってろ、うるさい……っ! 性欲処理させてやってるんだから余計なことを言うなっ、ん、はぁっ、あぁ、あぁああんっ!」  直接的な言葉が耐えがたかったのだろう。  郁が、飛ばし気味に腰を揺らす。  ねっちりと艶めかしく腰を動かして、吐精を促す。 「んふっ、ふ、ぐっ、うっ、あ、うぁっ、だ、だれが、好きでこんなことっ」  郁が、文句を言いながらも、一心不乱に腰を動かしている。  後ろ手についた腕がプルプルしていた。 「交尾、なんて嫌いなのにっ、ん、くっ、ううっ、ふぐぅっ、ん、あっ!」  郁が、だらしなく足を開く。  身じろぎにあわせて、桃色の雄茎が揺れていた。  文句を言いながらも、腰の律動はとめない。  その様に、名状しがたい興奮を覚えると同時に――苛立ちを覚えた。  ずっと腰を突きあげてみる。 「ああっ、あ、んっ、ああうぅううっ、ん、やあっ!」  かくん、と郁の腰が砕けた。 「そ、こ、やめ……んっ、かは……あっ、あぁあああっ!」  奥のどん詰まりを突くと、狭穴がぎゅーっと締めあげてくる。  その刺激にたまらず――白濁液を注いだ。 「くぅ……ん、ふ……ドクドクって……望の、中、に……でて……っ」  郁が、下腹を抑えて、舌を突き出した。 「これ、熱い……っ」 「せ、せっくしゅ、きもちい、いくのなか、すいついてくるぅ……っ」  望月は、残滓まで、精を放ちながら、舌足らずに、そう言った。 「あ……ぅ……っ、は……ぁん……あっ……や……っ!」  先ほどから、郁の身体は激しくのたくっているが、初めての交尾の快感を前に、彼を気にかける余裕がなかった。

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