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2章-2

2  それから、数日が経った。  郁が、忌々しそうに自分の身体を検分するとシャツを羽織った。  白い裸身には色とりどりの鬱血痕が浮いていた。 ……この数日の間に、望月がつけたものだ。 「望月、出かけるから支度をしろ」  郁が、手短にそう言い放った。  思わぬ言葉に望月は、小首を傾げた。 「……外に、出てもいいの……?」  おずおずとそう確認する。 「いい加減、こっちの身体が持たない」  郁は、不機嫌そうに吐き捨てた。  望月は、急いで衣服を拾った。 「この外套を着ろ。顔が分からないようにフードを目深に被れ」 「うん……?」  よく分からないまま、灰色の大きな外套を受け取る。  郁は、はあ、とこれ見よがしにため息をついた。

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