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3章-3
「じゃあ、童たち、何かあったらいつでも来るといいぞ」
「はいっ、また来ますね!」
いたって、森の魔女と望月は、和やかな会話をしている。
「望月にあまり変なことを吹き込むな。だが、気になっていたことが解決したから礼はいう」
「黒い童はすげないのう。これが、若者にはやっているだうなー、というやつかの」
「うるさい。用事は済んだから帰る」と郁がその場を辞す。
「あの、森の魔女さん、とても良くしていただいてありがとうございました」
望月は、ぺこり、と一礼して、あわてて、郁の後を追った。
「あの童たち、変わった者同士よのう。今ばかりは、平穏であるといいが」
郁は、さっさと歩いていってしまう。
その後ろを望月がぴょこぴょことついてまわる。
なんにしろ、女が生きた年月を思えば、ふたりはまだこどもである。
長く生きた魔女だからこそ、こどもたちの幸せを願っている――。
森の魔女は、ふたりの姿が消えるまで、その背中を見守っていた。
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