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幕間 プティ・アネモネの独白②
幕間 プティ・アネモネの独白②
「……最近、望月が来なーい」
さて、プティ・アネモネは例の玉座のうえで棒のような足をぶらぶらさせていた。
「……あの子はここに来ない方がいい」
プティ・アネモネに対峙する形でその人物は言った。
この白い空間の久しい来客だった。
んー、と少女は指を唇にあてがった。
それから、あははと快活に笑った。
「そうかも!」
それから、プティ・アネモネは年齢に不相応の凪いだ瞳をした。
「……それに、アネモネの名前は本当の持ち主にそろそろ返さなくちゃね!」
少女は笑顔だ。
だが、その言葉はどこか意味深長な含みがある。
対峙した者はしばし、黙し――。
「そうだな」とだけ言った。
「それにね」
ぴょんっと勢いつけて、少女が玉座から飛び降りる。
そして、くるくるっと軽やかに回る。
すると、スカートがふんわりと広がった。
「望月の力は、どんどん、強くなっているよ! ねえ、また会えるかな……?」
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