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幕間 ひとりぼっちの狼と望月の出会い②
「痛いっ、痛いっ、離してっ、離してーっ」
耳をつんざくような望月の悲鳴に郁の視線がすっと据わった。
ちょうど、望月は、他の亜人種に囚われ、襲われようとしている場面だった。
自分の姿を認めた亜人種たちが沈黙する。
郁は、ゆっくりと前に進みでた。
そして、ふっと笑う。
(一度、俺は罪を犯している。だったら、何回でも変わらない)
脳裏にそんな言葉が過り、目の前のハイエナの喉を背後から掻き切った。
ゆっくりとハイエナの身体が傾斜していく。
それを見た望月がびくっと目を見開いた。
自分は望月を助けに来ただけなのに。
郁は、不思議に思いつつも、ゆっくりと彼に腕を伸ばす。
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