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エピローグ
――そんなふたりを見下ろしている者がふたりいた。
「汝は、このエンディングで良かったのかの?」
森の魔女が傍らの人物に尋ねるが、女性はもうその問いの答えを知っていた。
「うん。本当は私が、おにいちゃんのそばにいたかった。これは本音。でもね、」
もえぎが、兄を見下ろしながら、口元にそっと笑みを浮かべる。
「そんなことを言ったら、やさしいおにいちゃんはきっと悲しむから。私は、おにいちゃんのしあわせだけを祈っているの」
「そうか、しかし、見届けた」
「森の魔女さん、今まであそこに遊びに来てくれてありがとう。望月もおにいちゃんもいたから、私、寂しくなかった」
それは、少々、強がりではないかと森の魔女は苦笑をする。
だが、彼女はとうに女性として強い覚悟を持っていたとも評した。
「じゃあ、もう行くね」
もえぎは、ばいばいと手を振ると姿を消した。
森の魔女だけがただ、その光景をいつまでも眺めていた。
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