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第22話
南風が、なんか凄く楽しいから、酔ったのかな?って言ってて
そんなに酔わないって言ってた南風が
そんなに楽しいんだって思ったら
そう言えば俺も、いつもより凄く楽しくて
酔った事なんかないのに
これは、酔ってるのかな?って思ったら
なんだか、そんな気になってきて
なんか、いつもの南風じゃないから
いつもの俺じゃなくてもいいかなとか思って
だから、きっと
俺は、南風に酔ってたんだと思う
「んっ……~~っ…っ…」
「ん~?紫月、やっぱ酔ってる?いつもより感じてる」
言わないで
そんな気がしてたけど
言われたら
ちゃんと自覚したら
「あっ!…」
「ふっ…いつもより、気持ちいい?」
そう言った南風が
いつもの何倍もかっこよく見えて
「~~っ…気持ちいい…」
「ん…いつもより可愛い紫月…もっと見せて?」
そう言って、服を脱ぐ仕草も
なんだか、いつもよりセクシーで
頭…おかしくなったのかな
「んっ…っ……ぁっ…っ…」
「紫月…気持ちいいなら、声…聞かせて?」
気持ちいい
胸は、南風みたいには感じない筈なのに
なんか今日は
凄く感じる
だから、きっと
声…我慢しないで出したら
凄く出してしまいそうで
「~~っ……ぁっ…っ…~~っ…やっ!」
初めて感じる快感に
どう対処したらいいのか
どこまで感じるのか
どこまで感じて大丈夫なのか
つい…南風の肩を押してしまった
「ごめん…嫌だった?」
「っ…違っ…」
「我慢しなくて大丈夫。胸で感じるの、苦手な人も居るんだ。違うとこで、気持ち良くなろ?」
そう、優しく笑って
南風は、肩や腕や…
ほんとに、全然胸には触れなくなって…
だけど…
さっき南風に触れられた胸が
さっき南風にキスされた胸が
疼いて……
だけど、心配してくれたのに
俺の事考えてくれたのに
そんなの、恥ずかしくて言えない
だけど…欲しい
さっきのが、欲しい
不安だけど、気持ち良くて…
でも、言えない…
頭がおかしくなった俺は
言いたい事が言えず
だけど、欲し過ぎて
「~~~~っ…」
信じられない事に
涙が溢れてきて
慌てて、両腕で覆った
「え……紫月?」
「~~っ…」
「ちょっ…え?何?…泣いてんの?」
「~~~~っ!」
「何?!なんで?!胸で感じてんの、見られたくなかった?ごめん…」
違うよ、南風
逆なんだ
俺、おかしくなってんだ
「紫月…ちょっと…」
南風が、ゆっくりと俺の両腕を退けて
「ごめん…今日の紫月、可愛いから…いっぱい甘えさせようと思ったのに、泣かせた…ごめん」
そう言って、キスしてくれて…
南風に、何度も謝らせた
南風は、何にも悪くないのに…
「~~っ…悪くないっ……南風のせいじゃない…」
「ん…ありがと。でも、ごめん」
「っ…違うくてっ……そうじゃなくて…」
「ん……いいよ…ありがと」
「違う!…南風は悪くない…俺がっ……俺…気持ち良かったから…」
「……ん?」
「気持ち…良過ぎて……ちょっと不安になった…だけど…凄く気持ち良かった……気持ち…良かった……南風だから…怖くないから……どこまで感じるか、不安になっただけ…だから……気持ち…良かったから…」
まるで、日本語成立してない
だけど…
やっぱり、はっきりとは言えなくて…
嫌になる
「……紫月…ごめん」
「っ…」
また、謝らせてしまったと思ったら
南風が、ちょっと困った顔して
優しく頭撫でてきた
「ちょっと不安になったけど、気持ち良かったんだな?」
「~~っ…うん…」
「気付かなくて、ごめん…俺が勘違いしたから、言いづらかったよな?」
「~~っ…俺がっ…おかしくてっ…ちゃんと言わないからっ…」
「ん…紫月が、おかしくなっても怖くないなら…もっとおかしくなってるとこ…見せて?」
そう言って
待ち望んでた場所に
南風の指と唇が、同時に戻ってきた
「ああ~~っ!」
もう…
我慢とか無理だった
「あっ!……っ…あっ!……んっ…んん~~っ…あっ!」
一度焦らされた場所が
さっきより、どんどん快感を帯びていく
やっぱり、時々不安になって
「ぁっ…南風っ…」
南風の名前を呼ぶと
「んっ……んっんっ…」
キスと安心をくれて
「ふっ…可愛い…」
そう言って
嬉しそうに笑う南風は
いつもの何倍もかっこよくて
そんな南風が
胸にキスして
舌を這わせる姿が
おかしくなった俺を興奮させる
「ぁっ…はあっ!…ぁっ……んっ……ああっ!」
気持ちいい
気持ちいい
このまま…
南風の中…
「南風…南風の中…」
「ん…俺も挿れて欲しい」
そう言って
気付いたら、あっという間に、南風が俺の上で挿れ始めている
「っ……んっ…」
もう気持ちいい…
すぐ…イッちゃいそう
「はっ……紫月の…いつもより感じてんの…見ながら…っ…めちゃくちゃ興奮する…」
「~~っ…今日の南風っ…かっこいいから…っ…今…動いてる仕草も…~~っ…かっこよ過ぎてっ…~~っ…ぁっ…すぐ…イッちゃいそう…」
「はぁ…いいよ……イカせたげる…紫月…イッて?」
「んっ…南風も…っ?!…ああっ!」
南風が
もう、完全に別の場所で快感感じてたのに
両胸に触れてきた
「ふっ……ほんとっ…気持ち良さそっ…」
「っ…まだっ……ぁっ…濡れて…からっ…」
「ん…だからっ……触れられると…気持ちいいだろ?」
「ぁっ…ああっ!…南風っ……もち……過ぎて……おかしく…なりそ…」
「おかしく…なってごらん?」
そう言った南風の顔が
優しくて、かっこよくて、セクシーで
ぎゅっと摘ままれたら
完全におかしくなって
多分…変な声あげてた
それも、もう
どうにも出来なくて
どうでも良くて
だって
胸から手を離した南風が
綺麗な体反り返して
気持ち良さそうな顔して
気持ち良さそうな声出すから
俺の体が、勝手に動くと
南風が、苦しそうで、辛そうで、気持ち良さそうになって
綺麗な金色の髪が揺れて
南風の全部に、完全に溺れて
意識を手離した
「……大丈夫?紫月」
「………南風…凄いね…」
「ふっ…何が?胸で感じるのが?」
「南風が…今日……全部…凄い」
「紫月もだよ…可愛い過ぎて…見せた事ない紫月も…全部見せてくれて…めちゃくちゃ興奮する」
「~~っ…南風…」
「ん…俺もまだ…終わらせる気…ないよ」
全然終われない
酔うって、こうなるの?
「危なく…ないかな…」
「危ないって?」
「俺達…酔ってるなら……このまま続けて、大丈夫かな…」
「……ふっ…大丈夫…きっと俺達…酒には酔ってない」
少し考えた南風が
優しく頬に触れながら、そう言ってきた
それだけですら、いつもの何倍も気持ちいい
「紫月…もっと、今日だから見れる紫月…見せて?」
「俺も…もっと、今日の南風…いっぱい見たい」
「ん…どうして欲しい?」
まるで、セックスを知った10代の頃みたいに
何か、おかしな薬でも飲んだかの様に
お互いに触れて…キスして…
攻めて…攻められて…
俺達は何度も…イッた
「っはぁ~~…さすがに、もう無理~」
南風…いつも通り
だけど、俺は
体も疲れてるけど
それより、頭が働かない
「紫月?大丈夫?」
「……大丈夫だけど…」
「だけど?」
「頭…働かない……なんか…考えようとしても…ぼ~~っとする…」
「ふはっ…可愛い…ちゅっ」
「んっ…南風っ…今されたら…~~っ…すぐ気持ち良くなっちゃう…」
「ははっ!すっかり敏感になっちゃってんだな…そういう時は…」
「っ…南風っ…南風に触れたらっ…」
「大丈夫…少し、こうしてよ?」
頭は、働かないのに
体だけは、ずっとおかしなままで
だから、南風に抱き締められたら
また…気持ち良くなってしまうのに……
「紫月…こんなにイッたの、初めて?」
「ん…初めて…」
「紫月の体が、ちょっとショートしてるんだ…少しね…こうしてると、だんだん落ち着いてくよ」
「っ…ほんとに?…だって…気持ちいい南風の体だよ?」
「ん…大丈夫……俺と抱き合うと、落ち着くよ……気持ちいいは…だんだん…安心の気持ちいいに、なってくよ…」
働かない頭の中に
南風の心地好い声が入って来る
「南風……なんか…歌って?」
「え?今?」
「ん……それが一番…落ち着く…」
「いいよ…紫月の体~♪︎歌ってくよ~♪︎」
「俺の…体?」
「クロクロツヤツヤ~♪︎紫月の髪~♪︎左肩に~♪︎ホクロが1つ~♪︎」
「え?…そうなの?」
「背骨の右側~♪︎ホクロが2つ~♪︎」
「えっ?…俺…そんなにホクロあるの?」
「まだまだ知らない~♪︎紫月の知らない紫月の体~♪︎」
「…ふふっ…うん…俺の体…南風の方が知ってるね」
「紫月の体~♪︎落ち着いたね~♪︎…もう、大丈夫?」
「うん……ありがと…南風」
落ち着いて初めて
体の力が抜けて楽になった事に気付く
敏感になり過ぎて
南風に触れられてる間
なんか、小刻みに震えてたみたいだ
「紫月、シャワー浴びれる?」
「うん……南風…お尻…痛くない?」
「全然?激しくても、いつもと違ってても…紫月、無理矢理とかしないもん…どんなになっても…紫月、優しいもん」
「けど、何回も…長い時間…大丈夫?」
「これ位平気だよ。少しの間、紫月の形が形状記憶されてるかもだけど」
「え?俺の…形?形状……~~っ…そっ…なの?それ…大丈夫なの?」
「ぶはっ!はははっ!大丈夫っ…全然大丈夫!紫月、可愛い過ぎっ…」
だって、想像しちゃった…
抜いてるのに、それでも南風の入り口…
俺の形のままとか…
「シャワーっ…浴びに行こ?」
「はははっ!行こ行こ!」
こんなに感じたセックスは、初めてで
こんなに全部見せたのも
こんなに何度もイッたのも
頭おかしくなったのも、初めてで
だけど、今俺は笑ってて
普通だったら、色々考えて、笑えてない筈なのに
南風につられて、笑ってて
「南風…好き」
あんなに、おかしな自分を見せたのに
こんな風に言えるのは
「ん…俺も好きだよ…紫月が、どんどん好きになってくよ」
きっと南風が
そう言ってくれるって思ってるから
甘えた事なんてなくて
甘え方なんか、知らなかったのに
俺は、知らない間に
すっかり甘えるのが得意になっていたらしい
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